映画の感想文「異常性愛記録 ハレンチ」

異常性愛記録 ハレンチ」石井輝男監督、1969年公開。

ナメてた。完全にナメてた。
異常性愛とかハレンチとか、どうせ大げさに煽り立ててるだけのタイトルだと思ってた。
でも、まさに異常性愛でハレンチだったよ、主演の若杉英二。
石井監督、侮っててごめん。

他の追随を許さぬヌメヌメした変態ダメ男っぷり。そしてヒロインの橘ますみは可愛い。
ドロドロネチネチで嵐のような89分。
ゲイボーイの皆さん大集合のゴーゴーシーンが楽しい。青江のママがいた。

若杉英二の変態描写をちょっとどうかと思うほどの尺を使ってネチネチと執拗に描いてきたけれど、石井輝男の事だからきっと最後は呆気なく終わるんだろうなあと思って見ていたら予想通りストンと終わったんだよーん。若杉の異様なだよーん口調が今も耳から離れないんだよーん。【み】

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