テレビをこじらせた東京福袋が書いたノンキなテレビコラム集。

「ミステリーゾーン HD版 シーズン2」第13話「過ぎし日」

トワイライトゾーン

はじめに

「ミステリーゾーン」(原題「The Twilight Zone」)は、日本で1960年代に放送されていたアメリカ製作のドラマシリーズ。
脚本家のロッド・サーリングがホスト(案内役)を務める1話30分完結方式のSFドラマで、アメリカでは1959年から1964年までCBSで放送されていました。
今年の1月から「スーパー!ドラマTV」で高解像度バージョンが放送されているのを知り、シーズン1の終盤から視聴開始。不思議な味わいのストーリー良し30分という尺良し60年代のレトロな雰囲気良し…ということで視聴継続決定。
シーズン2以降は最初から見ることができたので、せっかくなので番組データや感想をまとめておくことにしました。ネタバレおおいにありなのでこれから見る予定がある方はご注意ください。

不思議な物語が決して不思議ではなくなる世界。
空想の力によってのみ知ることのできる謎の世界。
ではミステリーゾーンのお話をこのテレビでご覧ください。

「ミステリーゾーン」OPナレーションより

放送データ

「ミステリーゾーン HD版 シーズン2」
第13話「過ぎし日」
Back There
 
1961年4月14日、男は友人とタイムトラベルについて話をしていた。すると急に目がくらみ、気づくと、そこは1865年4月14日、エイブラハム・リンカーンが暗殺された日だった。
 
出演:ラッセル・ジョンソン、ポール・ハートマン、バートレット・ロビンソン
脚本:ロッド・サーリング
監督:デヴィッド・オーリック・マクディアモン
 
放送日:2021/02/08(スーパー!ドラマTV)
オリジナル放送日:1961/01/13(米CBS)

声の出演

久米明
近藤洋介 田口計 笠間雪雄 林洋子
大谷兼臣 村越伊知郎 中曽根雅夫 増田順司 新井量大

コメント(ネタバレ有)

過ぎし日
llustrated by Shinobu Yoshino

1961年、若い技術者コリガンはクラブでメンバー達と論議していた。タイムトラベルが可能であれば歴史上のできごとを変えることができるかと。クラブから出ようとしたその時コリガンはめまいを覚える。外に出てみるとガス灯がともり馬車が走っている。家に帰ってみると自宅は下宿屋になっていた。下宿屋の住人と話す中でコリガンは自分が1865年の4月14日に、リンカーン大統領が暗殺された日にタイムスリップしたことを知る。
コリガンは暗殺の現場となる劇場へ急ぎ、皆に暗殺について告げるが治安を乱した罪で逮捕されてしまう。皆がコリガンを信じない中、一人若い警官だけが彼を信じる。そこへジョン・ウェリントンという人物が現れ彼の身柄を引き受け、コリガンは釈放される。
ウェリントンの部屋につくとコリガンは勧められるまま酒を飲む。だがその酒には薬物が入っておりかれは気を失ってしまう。彼が倒れているところに彼を信じる若い警官が訪れ、彼を介抱する。調べの中でウェリントンの本名は「ジョン・ウィルクス・ブース」だと判明する。コリガンがウェリントンに借りたハンカチにも「JWB」の縫い取りがあった。ウェリントンこそリンカーンの狙撃犯であり、彼は暗殺のじゃまをされないようコリガンに薬物を盛ったのだった。
その時部屋の外が騒がしくなる。大統領が撃たれたという知らせが入り、コリガンは暗殺を阻止できなかったことを知る。
悔しさに窓を叩くコリガン。しかしいつのまにが時代は1961年に戻っており、彼はクラブのドアを叩いていた。議論をしていたメンバーのもとに戻ると、クラブの接客係であったはずのウィリアムが裕福そうな服を着て席に座り、かれの出自について語っている。それによると彼の曽祖父は警察官で、リンカーンの暗殺について予知したことがもとで出世し、議員となり最後には不動産で大金持ちになったというのだ。
彼は望む形ではなかったが、歴史を変えることができたのだ。【吉】