「ミステリーゾーン シーズン2」第13話「過ぎし日」

はじめに

2021年1月から「スーパー!ドラマTV」で高解像度バージョンが放送されているのを知り、シーズン1の途中から見始めました。不思議な味わいのストーリー良し30分という尺良し60年代のレトロな雰囲気良し…ということで視聴継続決定。
シーズン2以降は最初から見ることができたので、せっかくなので番組データや感想をまとめることにしました(2022年1月に「スーパー!ドラマTV」でシーズン1の再放送がありました。 これで「ミステリーゾーン」1〜5コンプリートできます。スパドラさんありがとう!)。

※ネタバレおおいにありですので、これから見る予定がある方はご注意ください。

放送データ

「ミステリーゾーン HD版 シーズン2」
第13話「過ぎし日」
Back There

1961年4月14日、男は友人とタイムトラベルについて話をしていた。すると急に目がくらみ、気づくと、そこは1865年4月14日、エイブラハム・リンカーンが暗殺された日だった。

脚本:ロッド・サーリング
監督:デヴィッド・オーリック・マクディアモン

放送日:2021/02/08(スーパー!ドラマTV)

オリジナル放送日:1961/01/13(米CBS)

出演者

ピート・コリガン:ラッセル・ジョンソン/巡査部長:ポール・ハートマン/ウィリアム:バートレット・ロビンソン/ジョナサン・ウェリントン:ジョン・ラセル/巡査:ジミー・ライドン/ミラード:レイモンド・ベイリー/ジャクソン:レイモンド・グリーンリーフ/ウィテカー:ジョン・エルドリッジ/警官:ジェームズ・ギャビン/ランダース夫人:ジーン・イネス/中尉:ルー・ブラウン/中尉のガールフレンド:キャロル・イヴ・ロッセン/メイド:ノラ・マーロウ/接客係:パット・オマリー/1865年の接客係:フレディ・クルーガー
ナレーター:ロッド・サーリング

声の出演

久米明/近藤洋介 田口計 笠間雪雄 林洋子/大谷兼臣 村越伊知郎 中曽根雅夫 増田順司 新井量大

コメント(ネタバレ有)

llustrated by Shinobu Yoshino

1961年、若い技術者コリガンはクラブでメンバー達と論議していた。タイムトラベルが可能であれば歴史上のできごとを変えることができるかと。クラブから出ようとしたその時コリガンはめまいを覚える。外に出てみるとガス灯がともり馬車が走っている。家に帰ってみると自宅は下宿屋になっていた。下宿屋の住人と話す中でコリガンは自分が1865年の4月14日に、リンカーン大統領が暗殺された日にタイムスリップしたことを知る。
コリガンは暗殺の現場となる劇場へ急ぎ、皆に暗殺について告げるが治安を乱した罪で逮捕されてしまう。皆がコリガンを信じない中、一人若い警官だけが彼を信じる。そこへジョン・ウェリントンという人物が現れ彼の身柄を引き受け、コリガンは釈放される。
ウェリントンの部屋につくとコリガンは勧められるまま酒を飲む。だがその酒には薬物が入っておりかれは気を失ってしまう。彼が倒れているところに彼を信じる若い警官が訪れ、彼を介抱する。調べの中でウェリントンの本名は「ジョン・ウィルクス・ブース」だと判明する。コリガンがウェリントンに借りたハンカチにも「JWB」の縫い取りがあった。ウェリントンこそリンカーンの狙撃犯であり、彼は暗殺のじゃまをされないようコリガンに薬物を盛ったのだった。
その時部屋の外が騒がしくなる。大統領が撃たれたという知らせが入り、コリガンは暗殺を阻止できなかったことを知る。
悔しさに窓を叩くコリガン。しかしいつのまにが時代は1961年に戻っており、彼はクラブのドアを叩いていた。議論をしていたメンバーのもとに戻ると、クラブの接客係であったはずのウィリアムが裕福そうな服を着て席に座り、かれの出自について語っている。それによると彼の曽祖父は警察官で、リンカーンの暗殺について予知したことがもとで出世し、議員となり最後には不動産で大金持ちになったというのだ。
彼は望む形ではなかったが、歴史を変えることができたのだ。【吉】

出典

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