はじめに
2021年1月から「スーパー!ドラマTV」で高解像度バージョンが放送されているのを知り、シーズン1の途中から見始めました。不思議な味わいのストーリー良し30分という尺良し60年代のレトロな雰囲気良し…ということで視聴継続決定。
シーズン2以降は最初から見ることができたので、せっかくなので番組データや感想をまとめることにしました(2022年1月に「スーパー!ドラマTV」でシーズン1の再放送がありました。 これで「ミステリーゾーン」1〜5コンプリートできます。スパドラさんありがとう!)。
※ネタバレおおいにありですので、これから見る予定がある方はご注意ください。
放送データ
「ミステリーゾーン HD版 シーズン1」
第25話「人間という名の動物」
People Are Alike All Over
2人の宇宙飛行士を乗せたロケットは火星に不時着する。1人は死亡したものの、生き残った男は火星に降り立つ。親しみ深い火星人は、地球人にそっくりなのだが……。
脚本:ロッド・サーリング
監督:ミッチェル・ライゼン
放送日:2022/01/16(スーパー!ドラマTV)
オリジナル放送日:1960/3/25(米CBS)
出演者
サム・コンラッド:ロディ・マクドウォール/ティーニャ:スーザン・オリバー/マーカソン:ポール・コミ/火星人:バイロン・モロー/火星人:ヴィック・ペラン/火星人:ヴァーノン・グレイ/火星探査機:ハーバート・ウィンタース(クレジットなし)
ナレーター:ロッド・サーリング
声の出演
堀井真吾/内田夕夜 牛山茂/宮田光 小山武宏 中條サエ子
コメント(ネタバレ有)

火星行きのロケットの乗組員サム・コンラッドとウォーレン・マーカソンは自分たちが乗り組むロケットを見ていた。不安を感じるサムにウォーレンは「地球にいる人間も宇宙の果てにいる人間も同じさ」と声をかけた。
火星に向けて出発したロケットだったが、トラブルがあり不時着し、ウォーレンは傷を負い、自分が目指してきた場所を見たいと言ったまま事切れた。サムは船外から断続的に聞こえていた音に恐怖を感じドアを開けられずにいたが、その時ドアがひとりでに開いた。
ドアの外には何人もの火星人がいた。地球人とそっくりで、古代ギリシャ風の服を着ていた。サムは安堵した。彼らは「危害を加えるつもりはありません」と言い、ウォーレンを埋葬し、船の修理を申し出、サムのために家を用意すると約束した。サムはティーニャという火星人の女性に好意を抱いた。
翌朝火星人たちに連れられていくと、そこは火星人がサムの心を読んで建てたサムのための家で
地球の住まいにそっくりだった。ガスも水道も電気も完備していた。サムは言われるまま酒を飲みくつろいだ。
しかしふとドアが開かないことに気づき、彼は家に閉じ込められたことを知った。窓を開けようとカーテンを開くとそこには窓ではなく壁があった。窓がどこにもないことに気づいたその時、カーテンの後ろにあった壁が開いた。
壁の向こうには鉄格子越しに大勢の火星人が物珍しそうにサムの部屋をのぞきこみ、檻の外の札には「地球生物の生態」と書いてあった。ティーニャは悲しそうに目をそらし去っていった。
サムは「マクソン、君の言う通りだ!」「人間は同じだ」とつぶやくのだった。
サム・コンラッド役のロディ・マクドウォールは子役として「名犬ラッシー 家路」の主演の少年ジョーを演じ、成人してからは「猿の惑星」のコーネリアス博士を演じた。【吉】
出典
