テレビをこじらせた東京福袋が書いたノンキなテレビコラム集。

「ミステリーゾーン HD版 シーズン2」第5話「嵐の夜」

トワイライトゾーン

はじめに

「ミステリーゾーン」(原題「The Twilight Zone」)は、日本で1960年代に放送されていたアメリカ製作のドラマシリーズ。
脚本家のロッド・サーリングがホスト(案内役)を務める1話30分完結方式のSFドラマで、アメリカでは1959年から1964年までCBSで放送されていました。
今年の1月から「スーパー!ドラマTV」で高解像度バージョンが放送されているのを知り、シーズン1の終盤から視聴開始。不思議な味わいのストーリー良し30分という尺良し60年代のレトロな雰囲気良し…ということで視聴継続決定。
シーズン2以降は最初から見ることができたので、せっかくなので番組データや感想をまとめておくことにしました。ネタバレおおいにありなのでこれから見る予定がある方はご注意ください。

不思議な物語が決して不思議ではなくなる世界。
空想の力によってのみ知ることのできる謎の世界。
ではミステリーゾーンのお話をこのテレビでご覧ください。

「ミステリーゾーン」OPナレーションより

放送データ

「ミステリーゾーン HD版 シーズン2」
第5話「嵐の夜」
The Howling Man
 
旅する男は嵐に遭い、修道院にたどり着く。だがそこにはある人物が捕えられており……。
 
出演:H・M・ワイナント、ジョン・キャラダイン、ロビン・ヒューズ
脚本:チャールズ・ボーモント
監督:ダグラス・ヘイズ
 
放送日:2021/02/04(スーパー!ドラマTV)
オリジナル放送日:1960/11/04(米CBS)

声の出演

久米明
高塔正翁 前田正明
島宇志夫 根本嘉也

コメント(ネタバレ有)

嵐の夜
llustrated by Shinobu Yoshino

ある男が昔の出来事を語っている。
彼は1925年頃中央ヨーロッパを旅行中、道に迷う。嵐の中たどりついたのは修道院として使われている城だった。ジェロームという名の修道院長から修道院に泊まることを強く拒否され、彼は仕方なく修道院を去ろうとするが、疲れからその場に倒れてしまう。
彼が目覚めるとそこは城の中だった。城の中で何かが吠えるような声が響いている。彼は城の中を探るうち牢の中に閉じ込められた男を見つける。男が言うには修道士たちは狂信者で、自分は公衆の面前でキスをした罪でジェロームらに捕らえられたのだと言う。
男と話しているところを見とがめられた彼は再びジェロームのもとに引き立てられる。彼がジェロームに対し牢の中の男を解放しなければ警察に届けると言うと、ジェロームは真実を語り始める。それによると牢の中の男は人間ではなく悪魔であり、ジェロームが真実の杖の力で閉じ込め、以来この村は平和に過ごしてきたのだと言う。
この話を聞いた彼は内心ジェロームは狂人だと確信したが、話を信じたふりをする。その夜遅く見張りが寝静まるのを待って彼は牢の鍵をはずす。牢から出てきた男は手を一振りして彼を倒すと、みるみる悪魔に姿を変え、煙とともに城の中から消えてしまう。かけつけたジェロームは状況を理解し、悪魔を見分けられないことが人間の弱点なのだと語る。
彼の回想はここで終わる。彼はメイドにこの話をしていたのだ。あの出来事以来彼はその償いとして長年悪魔を追ってきたが、ついに部屋のクロゼットに真実の杖を使って悪魔を閉じ込めることができた、このことをジェロームに報告するため部屋を出るが、何があってもクロゼットを封印している杖を外さないように、と彼はメイドにいい含めてその場を去る。部屋の中に響く吠えるような声を聞き、メイドは好奇心から杖を外してしまう。するとクロゼットのドアがゆっくり開くのだった。

ラストシーンを除けばただのゴシック・ホラー。現代の不思議な話をつくりだすのがこの番組の主眼ではなかったのか。ジェローム役にウエスタンやホラー映画でおなじみジョン・キャラダイン。【吉】

 

 
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