テレビをこじらせた東京福袋が書いたノンキなテレビコラム集。

「ミステリーゾーン HD版 シーズン2」第14話「因縁も売り物です」

トワイライトゾーン

はじめに

「ミステリーゾーン」(原題「The Twilight Zone」)は、日本で1960年代に放送されていたアメリカ製作のドラマシリーズ。
脚本家のロッド・サーリングがホスト(案内役)を務める1話30分完結方式のSFドラマで、アメリカでは1959年から1964年までCBSで放送されていました。
今年の1月から「スーパー!ドラマTV」で高解像度バージョンが放送されているのを知り、シーズン1の終盤から視聴開始。不思議な味わいのストーリー良し30分という尺良し60年代のレトロな雰囲気良し…ということで視聴継続決定。
シーズン2以降は最初から見ることができたので、せっかくなので番組データや感想をまとめておくことにしました。ネタバレおおいにありなのでこれから見る予定がある方はご注意ください。

不思議な物語が決して不思議ではなくなる世界。
空想の力によってのみ知ることのできる謎の世界。
ではミステリーゾーンのお話をこのテレビでご覧ください。

「ミステリーゾーン」OPナレーションより

放送データ

「ミステリーゾーン HD版 シーズン2」
第14話「因縁も売り物です」
The Whole Truth
 
中古車ディーラーの男は、珍しいモデルの車を見つける。売り主の老人はこの車は“呪われている”というのだが……。その時から、男は真実しか口にできなくなってしまう。
 
出演:ジャック・カーソン、パトリック・ウェストウッド、リー・サビンソン
脚本:ロッド・サーリング
監督:ジェームズ・シェルダン
 
放送日:2021/02/08(スーパー!ドラマTV)
オリジナル放送日:1961/01/20(米CBS)

声の出演

久米明
滝口順平 奥原晃
和田啓 藤岡琢也

コメント(ネタバレ有)

因縁も売り物です
llustrated by Shinobu Yoshino

主人公のハニカットは言葉巧みに不良品を売りつける中古車ディーラー。ある日彼の店に品の良い老紳士がビンテージ車を売りに訪れるが、ハニカットは難癖をつけて安く買い叩く。契約が終わった後老紳士は「この車には因縁がついている。あなたはいい買い物をした。今にわかる。」と言い残し去る。
この言葉を笑い飛ばしたハニカットだったが、若いカップルの客に対し、彼の口から、ここに並んでいる車はオンボロばかりだから、信頼できる店に行った方がいいという言葉が出る。不思議なことに彼は嘘がつけなくなっていたのだ。
ある日議員が車を買いにくる。彼は馬鹿正直なハニカットの説明をいぶかしんでいたが、車についた因縁について説明を聞くと政治家が嘘をつけなくなるなど冗談ではないと言う。そんな時政治家が手にしていた新聞を見たハニカットと政治家は、あることを思いつく。
シーンは替わり一台の大きな車がハニカットの店に停まっている。ハニカットは外国人と交渉しビンテージ車を破格の安値で売りつけることに成功する。大きな車の中の男が契約書にサインする。その男は訪米中のソビエトの最高指導者、フルシチョフだったのだ。
フルシチョフが満足げに去った後、ハニカットは電話をかける。「もしもし、ケネディ大統領に外交上の問題で報告があるのですが」。

冷戦時代ならではの話。【吉】