「ミステリーゾーン シーズン2」第17話「No.22の暗示」

はじめに

2021年1月から「スーパー!ドラマTV」で高解像度バージョンが放送されているのを知り、シーズン1の途中から見始めました。不思議な味わいのストーリー良し30分という尺良し60年代のレトロな雰囲気良し…ということで視聴継続決定。
シーズン2以降は最初から見ることができたので、せっかくなので番組データや感想をまとめることにしました(2022年1月に「スーパー!ドラマTV」でシーズン1の再放送がありました。 これで「ミステリーゾーン」1〜5コンプリートできます。スパドラさんありがとう!)。

※ネタバレおおいにありですので、これから見る予定がある方はご注意ください。

放送データ

「ミステリーゾーン HD版 シーズン2」
第17話「No.22の暗示」
Twenty-Two

疲労のため入院することになったダンサー。だが、22号室に連れて行かれる悪夢にうなされる。22号室、それは死体安置所だった。

脚本:ロッド・サーリング
監督:ジャック・スマイト

放送日:2021/02/10(スーパー!ドラマTV)

オリジナル放送日:1961/02/10(米CBS)

出演者

リズ・パウエル:バーバラ・ニコルス/医師:ジョナサン・ハリス/バーニー・カメナー:フレッド・ウェイン/遺体安置所の看護師:アーリーン・マーテル/昼間の看護師:メアリー・アダムス/夜間の看護師:ノーマ・コノリー/航空会社代理人:ウェスリー・ラウ/チケット係:アンガス・ダンカン/サックスダブル:キャロル・コン(クレジットなし)/アナウンサーの声:ジェイ・オーヴァーホルツ/チケット係:ジョセフ・サージェント(クレジットなし)
ナレーター:ロッド・サーリング

声の出演

久米明 穂積隆信

コメント(ネタバレ有)

llustrated by Shinobu Yoshino

ダンサーのリズは入院中悪夢にうなされている。その悪夢は毎晩同じものだ。夜目を覚ますとのどが渇いていて、時計の音が妙に大きく聞こえる。水を飲もうとグラスに手をのばすと落として割ってしまい、その時病室の外に足音が聞こえる。部屋を出て足音の主である看護師をつけていくと看護師は地下の22号室の死体安置所に入っていき、リズが死体安置所の前に立つと突然扉が開き、看護師がリズにむかって「もう一人入れるわ」と言うという内容だ。
リズはこれを現実にあったことだと主張するが、医師は疲れによる悪夢だといってとりあわない。医師は夢の中で行動を変えてみるよう助言し、リズもそれに従うが、結局夢は同じ結末になるのだった。パニックを起こしたリズに鎮静剤をうった医師と看護師は、地下に行ったことがないリズがなぜ22号室の死体安置所のことを知っているのかいぶかしむ。
数日後退院の日を迎えたリズは次の仕事のため飛行場へ向かう。飛行場についた彼女は自分の乗る飛行機が「22」便であることを知る。搭乗直前になるとのどが渇き、時計の音が大きく聞こえるようになる。別の乗客とぶつかり相手が持っていたグラスを割ってしまう。現実が次々と夢と符合し不安になるリズだが、職員にせかされ旅客機へと向かう。彼女がタラップを上り入り口につくと、そこには夢で見たあの看護師そっくりの客室乗務員がおり、「もう一人入れるわ」と言うのだった。
リズはパニックになり待合室へ逃げる。職員が彼女を介抱している時、彼女を乗せないまま22便は離陸していくが、離陸直後爆発を起こす。リズは悪夢のおかげで九死に一生を得たのだった。

医師役のジョナサン・ハリスは「宇宙家族ロビンソン」で主役をさしおいて大人気になった愛すべき敵役ドクター・スミス。【吉】


主人公が女性なのに、何故か「声の出演」に久米明と穂積隆信しかクレジットされていない謎の回。ちなみに主演のバーバラ・ニコルスは、Wikipediaによると1940年代後半から雑誌のピンナップモデルを始め、やがてマリリン・モンローの二流のライバルと言われるようになった(She began modeling for cheesecake magazines in the late 1940s and eventually was considered a minor rival to Marilyn Monroe)というプラチナヘアのセクシーな女優(日本語訳合ってる?)。【み】

出典

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