「ミステリーゾーン シーズン1」第8話「廃墟」

はじめに

2021年1月から「スーパー!ドラマTV」で高解像度バージョンが放送されているのを知り、シーズン1の途中から見始めました。不思議な味わいのストーリー良し30分という尺良し60年代のレトロな雰囲気良し…ということで視聴継続決定。
シーズン2以降は最初から見ることができたので、せっかくなので番組データや感想をまとめることにしました(2022年1月に「スーパー!ドラマTV」でシーズン1の再放送がありました。 これで「ミステリーゾーン」1〜5コンプリートできます。スパドラさんありがとう!)。

※ネタバレおおいにありですので、これから見る予定がある方はご注意ください。

目次

放送データ

「ミステリーゾーン HD版 シーズン1」
第8話「廃墟」
Time Enough at Last

勤務中にも読書をし、周囲からも呆れられるほど本好きの銀行員。誰にも邪魔されず、1人で本を読む時間がほしいと思っていた矢先、彼の願いが叶うことになるのだが……。

脚本:ロッド・サーリング
監督:ジョン・ブラーム

放送日:2022/01/07(スーパー!ドラマTV)

オリジナル放送日:1959/11/20(米CBS)

出演者

ヘンリー・ベミス:バージェス・メレディス/カーズビル氏:ヴォーン・テイラー/ヘレン・ビーミス:ジャクリーン・デウィット/チェスター夫人:レラ・ブリス/銀行の顧客:シリル・デレバンティ/銀行の顧客:ロバート・ヘインズ(クレジットなし)
ナレーター:ロッド・サーリング

声の出演

堀井真吾/菅原淳一/永田博丈 定岡小百合/翻訳 松田海/演出 中野洋志

コメント(ネタバレ有)

llustrated by Shinobu Yoshino

うだつの上がらない銀行員のヘンリー・ビーミスは読書好きの男。自宅で妻に本や新聞を取り上げられると香辛料のラベルを読み出すほどで、勤務中に本を読む彼に上司も手を焼いている。
ある日彼はいつものように昼食を持って金庫室に閉じこもり本や新聞を読み始める。新聞には核戦争の危機を知らせる記事が載っている。すると突然轟音が響きわたり金庫室が激しく揺れる。おそるおそる金庫室を出ると銀行は瓦礫の山。銀行を出ると外には見渡す限りの廃墟が広がっていた。核攻撃を受けたのだ。
ビーミスは瓦礫の町をさまよい十分な食料を見つけるが次第に孤独感にさいなまれ始め、ついには見つけた銃で自殺を考えるようになる。しかし彼が銃を頭に当てたその時、彼は自分が図書館の前にいることに気づく。
膨大な本の山を見つけた彼は狂喜し、本を積んでは今後数年にわたる読書の計画をたてる。しかし、地面に落ちた本を拾おうとかがんだその時、彼の眼鏡が落ち、割れてしまう。
眼鏡をなくした彼は本を読むこともできず、今後の長い時間を孤独のまま生きていかなければならないのだった。
ヘンリー・ビーミス役はバージェス・メレディス。「ロッキー」のトレーナーや「バットマン」のペンギン役で有名。トワイライト・ゾーンでもシーズン2「無用な男(The Obsolete Man)」、シーズン2「強いぞディングル君(Mr. Dingle, the Strong)」、シーズン4「魅いられた男(Printer’s Devil)」など数多く出演し、1983の映画「トワイライトゾーン/超次元の体験」ではナレーターを務めている。【吉】

出典

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