「ミステリーゾーン シーズン1」第3話「運という名の男」

はじめに

2021年1月から「スーパー!ドラマTV」で高解像度バージョンが放送されているのを知り、シーズン1の途中から見始めました。不思議な味わいのストーリー良し30分という尺良し60年代のレトロな雰囲気良し…ということで視聴継続決定。
シーズン2以降は最初から見ることができたので、せっかくなので番組データや感想をまとめることにしました(2022年1月に「スーパー!ドラマTV」でシーズン1の再放送がありました。 これで「ミステリーゾーン」1〜5コンプリートできます。スパドラさんありがとう!)。

※ネタバレおおいにありですので、これから見る予定がある方はご注意ください。

放送データ

「ミステリーゾーン HD版 シーズン1」
第3話「運という名の男」
Mr. Denton on Doomsday

昔は早撃ちとして名が知られていたが、今は酒浸りの男。偶然昔のような早撃ちで相手を倒してしまい、悪名高き殺し屋から挑戦状を受ける。

脚本:ロッド・サーリング
監督:アレン・レイズナー

放送日:2022/01/05(スーパー!ドラマTV)

オリジナル放送日:1959/10/16(米CBS)

出演者

アル・デントン:ダン・デュリエ/ダン・ホッタリング:マーティン・ランドー/リズ:ジーン・クーパー/ヘンリー・J・フェイト:マルコム・アターベリー/チャーリー:ケン・リンチ/リーダー:アーサー・バタニデス/男:ビル・アーウィン/医者:ロバート・バートン/ピート・グラント:ダグ・マクルーア/バーの客:テックス・ホールデン(クレジットなし)、ジャック・ペリン(クレジットなし)、ジョー・フィリップス(クレジットなし)、ボブ・リーブス(クレジットなし)/駅馬車御者:ロバート・マッコード(クレジットなし)
ナレーター:ロッド・サーリング

声の出演

堀井真吾/岩崎ひろし 井上倫宏 園田恵子 品川徹/木下浩之 清川元夢 清水明彦 金子由之 清水敏孝/翻訳 税田春介/演出 中野洋志

コメント(ネタバレ有)

llustrated by Shinobu Yoshino

西部の町。デントン(ダン・ヂュリエ)はかつて町一番の早撃ちで知られたが今では酒浸りで生ける屍のような状態。若いガンマン、ダン(マーティン・ランドー)の一味にからかわれても反撃できないありさまだ。酒場の女リズ(ジーン・クーパー)はそんなデントンを哀れに思っている。
ある時行商人(マルコム・アターベリー)が通りかかる。男の名はフェイト(運命)。フェイトが道端に倒れているデントンの傍らを通り過ぎるとデントンの手元に銃が現れる。デントンがその銃を手にしているのを見つけたダンはデントンに勝負をしかける。すると銃を持った手がひとりでに動きダンの腕を撃ち抜く。ダンは深追いをしてきたがデントンの銃は天井の照明を撃ち落とし照明はダンの銃をたたき落とした。町の人々たちはデントンの腕を称賛し酒をおごろうとするが、自信をとりもどした彼はそれを辞退して去っていく。
身なりを整え心機一転をはかったデントンだったが、ある日ピート・グラント(ダグ・マクルーア)という男から早撃ちの勝負をもちかけられる。ダンの件以来再び銃がうまく扱えないデントンは荷物をまとめて逃げようとする。しかし彼の前に行商人フェイトが現れ、西部一の早撃ちになるという霊薬を与える。効き目は10秒だという。
対決の時間10時。酒場に対決の相手グラントがやってくる。対決の直前デントンが霊薬を飲むとグラントも同じ霊薬を飲んでいることに気づく。戸惑う二人。二人が同時に銃を抜くと銃弾は互いの手に命中する。勝負は引き分けとなり、二人とも二度と銃は握れなくなる。しかし勇敢に戦った事実は残り、命は助かったのだ。
行商人フェイトは決闘の様子を見届けると満足げに町を去っていくのだった。

西部が舞台なのに最初に背景に流れる曲はロシア民謡の「ステンカ・ラージン」。
荒くれ者の若いガンマンを演じるマーティン・ランドーは「スパイ大作戦」の変装の名人ローラン・ハンドやヒッチコック「北北西に進路を取れ」の敵方のスパイを演じ、1994年「エド・ウッド」でベラ・ルゴシ役を演じアカデミー助演男優賞を獲得している。【吉】

出典

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