ヒサモト|映像の中の渋谷

古い映画やドラマの中から
昭和の渋谷の風景を探しています。

ヒサモト

東京都渋谷区宇田川町26

今の文化村通り、shibuya109の向かいにあった喫茶店。その後昭和62年頃一度廃業、約1年のブランクをおいて世田谷区太子堂で営業。現在は閉店している模様。

目次

映画「恋文」(1953)

真弓礼吉(森雅之)と山路直人(宇野重吉)は喫茶店に入る。喫茶店は「ヒサモト」栄通り店。
「SHIBUYA109」の向かい、現「IKUSHIN PLAZA」ビル(宇田川町26-5)付近。「渋谷区火災保険特殊地図」から特定。

作品データ
映画「恋文」
監督:田中絹代

1953(昭和28)年/新東宝

出演:森雅之、久我美子、宇野重吉、香川京子

終戦後帰国した真弓礼吉(森雅之)は弟の洋(道三重三)と暮らしている。生活力のある洋に対し、礼吉は定職にもつかず日々街に出かけては戦時中愛しあいながら他人の妻になった久保田道子(久我美子)の姿を探す毎日だった。ある日渋谷に出かけた礼吉は旧友の山路直人(宇野重吉)と再会する。山路は英文の代書屋を営んでおり、礼吉もその店で働くことになった。ある日店の裏で休んでいた礼吉の耳に、店の客の声が届いた。それは長年探していた道子の声だった。【福】

映画「浮気の季節」(1959)

桐野桃子(沢村みつ子)は父省三(益田喜頓)の誕生日を祝うためバースデイケーキを買うが、印堂良平(赤木圭一郎)とぶつかってケーキを落としてしまう。
桃子がケーキを買う店は「ヒサモト」。ヒサモトは「栄通り店」(宇田川町26-6)、「道玄坂店」(円山町5-18)および三軒茶屋店があったが、ロケ地の傾向から渋谷のいずれかの店で撮影したものと推測した。

作品データ
映画「浮気の季節」
監督:阿部豊

1959(昭和34)年/日活

出演:益田喜頓、岡田真澄、赤木圭一郎

桐野省三(益田喜頓)は早くに妻をなくし、男手一つで道子(吉行和子)、マキ(中原早苗)、桃子(沢村みつ子)の三人の娘を育ててきた。娘たちは省三にお見合いをさせようともくろんでいた。ある日省三は社長の印藤(小川虎之助)から社員の宮本(岡田眞澄)の首切りを命ぜられる。社長は宮本が息子の良平(赤木圭一郎)にダンサーの原田(白木マリ)を紹介したことに腹をたてていたのだ。しかし宮本は道子のボーイフレンドだった。【福】
日活
浮氣の季節(浮気の季節) | 映画 | 日活 現代三人娘の陽気な恋愛模様と老サラリーマン課長の悲哀、そして風俗を爆笑とユーモア、ペーソスで描く超娯楽喜劇篇。

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