古い映画やドラマの中から
昭和の渋谷の風景を探しています。
テアトルハイツ
東京都渋谷区道玄坂2丁目18-11
百軒店にあった1950年11月開館、1968年閉館の映画館。定員座席数705。
テアトル渋谷の筋向いに立地。建物はボウリング場に転用された(渋谷テアトルボーリングセンター、1968年11月開場)。現在の道玄坂2丁目、跡地はマンション「サンモール道玄坂」。(ウィキペディアより)
目次
映画「満員電車」(1957)
茂呂井民雄(川口浩)は映画館に勤める元彼女(久保田紀子)に手紙を書くが、彼女はそれ一読すると噛んでいたガムを包んで捨ててしまう。彼女が勤めている映画館は百軒店にあった「テアトルハイツ」。現「サンモール道玄坂」(道玄坂2-18-11)。
作品データ
映画「満員電車」
監督:市川崑1957(昭和32)年/大映東京
出演:川口浩、笠智衆、杉村春子
人口が爆発的に増えた日本。大学を卒業し駱駝麦酒株式会社に就職した茂呂井民雄(川口浩)は地方の高校教師になる壱岐留奈(小野道子)をはじめ複数の彼女に別れを告げ大阪へ赴任した。しかし大量生産が行われる工場で毎日組織の一員として仕事を繰り返すことに疲れ始めた彼は元の彼女たちに手紙を出すが、新しい生活を始めた彼女たちにことごとく無視される。そんな時父親からの手紙が届く。母親が発狂したというのだ。【福】
映画「太陽をぶち落せ」(1958)
右の映画館は「テアトルハイツ」。奥の「ニッカバー ユニオン」、喫茶「門」も含め、現「サンモール道玄坂」(道玄坂2-18-11)。
大須賀吾郎(川地民夫)の仲間小島三郎(杉幸彦)と斎藤美恵子(稲垣美穂子)がデートしているところを吾郎らと敵対する健(高品格)の一派に見つかる。二人に声をかけるテツ(柳瀬志郎)。右端の建物が映画館「テアトル渋谷」。隣の「クラブハイツ」と合わせて現「ライオンズマンション道玄坂」(道玄坂2-19-3)。その奥の店舗群は現「スクエア渋谷」(道玄坂2-19-6)。
作品データ
映画「太陽をぶち落せ」
監督:野口博志1958(昭和33)年/日活
出演:川地民夫、菅井一郎、南田洋子、宍戸錠、水島道太郎
大須賀禎蔵(菅井一郎)の息子吾郎(川地民夫)は謎の自殺をとげた母親のことが忘れられず、新しい母親蘭子(南田洋子)に異性としての愛情を感じつつことごとく反抗していた。蘭子の昔の恋人で、蘭子を奪い返す機会をうかがっていた禎蔵の部下青野洋介(宍戸錠)はある日二人の過去をばらすと脅し蘭子と料理屋で密会した。たまたまカップルを脅迫するため写真を撮影するバイトをしていた仲間からの連絡を受け、吾郎は蘭子と青野が密会する旅館へ乗り込む。吾郎はそこで青野から禎蔵は吾郎の実の父親ではないと聞かされ、激しく動揺する。吾郎は父親の日記から古市(水島道太郎)という男の存在を知り、古市を探し始める。【福】
太陽をぶち落せ | 映画 | 日活
真実の愛を求めて彷徨し、苦悩する少年の叫びと姿を通して、現代のモラルと多感な思春期の群像を描くもの
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