リキ・ボーリング|映像の中の渋谷

古い映画やドラマの中から
昭和の渋谷の風景を探しています。

リキ・ボーリング

東京都渋谷区道玄坂1-14-6

プロレスラーの力道山が作った総合スポーツレジャービル「リキ・スポーツパレス」内にあった。

映画「東京は恋する」(1965)

健次(和田浩治)と玲子(山本陽子)がボウリングをしているのは、「日活作品データベース」によればリキ・スポーツパレス内にあった「リキ・ボーリング」。ピンが上から吊り下げられているタイプ。

山本陽子はヘアスタイルもファッションも100点満点の60年代テイスト。

映画「やくざの歌」(1963)

恐喝されているところを助けたことから女子大生北見紀子(本間千代子)とヤクザの新田俊次(千葉真一)はお互い好意をもつようになる。北見と新田がボーリングに行く場面は「リキ・スポーツパレス」(現「ヒューマックス渋谷ビル」道玄坂1-14-6)内にあった「リキ・ボーリング」。この後建物の外に出る場面で場所を特定した。

作品データ
映画「やくざの歌」
監督:若林幹

1963(昭和38)年/東映

出演:千葉真一、北島三郎、本間千代子、宮園純子、曽根晴美、十朱久雄、北竜二、谷幹一、佐々木孝丸、村田英雄

新田俊次(千葉真一)はヤクザ組織の構成員。ある日恐喝にあった女子大生北見紀子(本間千代子)を助け、互いに好意を抱くが、彼女は俊次の友人で流しの北見三郎(北見三郎)の妹だった。俊次を信頼しながらもヤクザと妹がつきあうことに苦悩する三郎。一方俊次の組織で預かることになった神戸のボスの息子双葉真(曽根晴美)。粗暴な彼の暴力はやがて三郎にも及び、俊次は組織と友情の板挟みになって苦しむ。【福】

映画「警視庁物語 十代の足どり」(1963)

捜査が進み素行の悪いボクシング部の大学生木元五郎(砂塚秀夫)が捜査線上に浮かび上がる。木元に声をかける林刑事(花澤徳栄)と金子刑事(山本麟一)。
ボーリング場は「リキ・スポーツパレス」(現「ヒューマックス渋谷ビル」道玄坂1-14-6)内にあった「リキ・ボーリング」。

作品データ
映画「警視庁物語 十代の足どり」
監督:佐藤肇

1963(昭和38)年/東映東京

出演:堀雄二、神田隆、花沢徳衛、南廣、須藤健、山本麟一、大木史朗、小川守、新井茂子、田村雪枝

多摩川の河原で高校生松本みどり(佳島由季)の死体が見つかる。目撃者(佐藤晟也)によれば前夜背の高い学生風の男と歩いていたという。友人への聞き込みでみどりは最近知り合った大学生の木元五郎(砂塚秀夫)大石勉(小林稔侍)と交友関係があったことが明らかになる。大石にアリバイがあったため捜査主任(神田隆)らは素行の悪い木元五郎を署に呼んで話を聞くが…。
十代の性の問題を題材にした作品。目撃者の本屋の店員役、佐藤晟也が明るい大男を演じていてよい。【福】

映画「結婚の條件」(1963)

矢貝修治(小高雄二)とボーリングに行く水戸まひる(浅丘ルリ子)。水戸は尾上咲子(長谷百合)に頼まれ矢貝に彼女の思いを伝えようとするが、逆に矢貝から結婚の申込みをされてしまう。日活の公式サイトによるとロケ地は「リキ・ボーリング」。

作品データ
映画「結婚の條件」
監督:斎藤武市

1963(昭和38)年/日活

出演:浅丘ルリ子、二谷英明、川地民夫、山田吾一、長谷百合、小高雄二、奈良岡朋子

水戸まひる(浅丘ルリ子)は姉夫婦と暮らし丸の内に勤めるBG(現在のOL)。まひるは同僚の尾上咲子(長谷百合)に矢貝修治(小高雄二)との仲をとりもつようお願いされるが、まひるは矢貝に告白されてしまう。また義兄の史郎(二谷英明)の部下三好忠義(山田吾一)にもに告白される。ある日まひるは史郎が姉以外の女性と夜の街を歩いているのを見かけ、三好に史郎の様子を探るよう依頼する。
時間の経過の描写がうまくいっていないのか、登場人物が大きな事件を意外にすんなり過去のことにしてしまうことに違和感がある。【福】


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