古い映画やドラマの中から
昭和の渋谷の風景を探しています。
渋谷フランセ
東京都渋谷区渋谷2-22-11
1957年に創業した洋菓子店。2006年12月に閉店。
映画「燃える肉体」(1957)
職を求め渋谷の街をさまよう比沙子(筑波久子)が渋谷駅東口駅前広場から稲荷橋を渡る。
背後に東急文化会館。その横が洋菓子フランセ。
1957(昭和32)年/日活
出演:水島道太郎、筑波久子、宍戸錠、広岡三栄子
いろいろご都合主義な展開や回収されない伏線などストーリーに問題は多いが、開発まっさかりの50年代渋谷が見られる貴重な作品。【福】
映画「警視庁物語 七人の追跡者」(1958)
犯人の出現を電話ボックス内で待つ林刑事(花沢徳衛)。左手奥に「喫茶フランセ」のビルが見える。
1958(昭和33)年/東映東京
出演:堀雄二、松本克平、神田隆、山本麟一、花沢徳衛、大村文武 、佐原広二、石島房太郎、小沢栄太郎
TVドラマ「特別機動捜査隊 第001話『最後の犯人を追え』」(1961)
「タキザワ」の看板は「タキザワ酒店」(現「タキザワビル」渋谷2-22-10)。その左は「洋菓子フランセ」(現「渋谷フランセ奥野ビル」渋谷2-22-11)。当時の住宅地図より特定。
1961(昭和36)年/NET
出演:波島進、佐原広二、南川直、轟謙二、巽秀太郎、神田隆、室田日出男、柳生博、志村妙子(後の太地喜和子)
第001話「最後の犯人(ホシ)を追え」
3人組の男が盗難車を使い民家に押し入り夫を銃で撃つという事件が発生した。警視庁の立石主任(波島進)率いる立石班が捜査を進めるうち第二の事件が発生、犯人は不動産屋に強盗に入り社員を射殺した。犯行の手口から山口(日尾孝司)が容疑者としてあがり、続いて不動産屋への聞き込みから以前同店で働いていた関口(室田日出男)が関与していることがわかった。【福】
映画「東京は恋する」(1965)
ミチコ(伊藤るり子)の祖父母がはとバスで東京見物をする場面の後半、首都高速3号線を走るバスを俯瞰で撮影するシーンで、右手に洋菓子店「渋谷フランセ」のビルが見える。
1965(昭和40)年/日活
出演:舟木一夫、伊藤るり子、山本陽子、堺正章、和田浩治
映画「父と娘の歌」(1965)
紘子(吉永小百合)が父のバンド仲間吉行(山内賢)と喫茶店で会うシーン。
場所は「渋谷フランセ」(現「渋谷フランセ奥野ビル」渋谷2-22-11)。店に入るショットで店名が見えたため特定。
「渋谷フランセ」の2階で吉行(山内賢)と紘子(吉永小百合)が話しているシーン。窓の向こうに東横線渋谷駅が見える。
1965(昭和40)年/日活
出演:吉永小百合、浜田光夫、山内賢
映画「ニッポン警視庁の恥といわれた二人組 刑事珍道中」(1980)
オープニングで、斑島祥介(中村雅俊)と樺屋隆治(勝野洋)が歩道橋上で犯人(佐藤蛾次郎)を追う。歩道橋は「渋谷駅東口歩道橋」。背後に首都高速3号線が横切り、その背後左手に「渋谷警察署」。中央を伸びているのが明治通り、手前のバスが停まっている場所が「渋谷駅東口駅前広場」。左側に「渋谷フランセ」の入ったビル(現「渋谷フランセ奥野ビル」渋谷2-22-11)が見える。
1980(昭和55)年/角川春樹事務所=東映
出演:中村雅俊、勝野洋、大楠道代
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