「ミステリーゾーン シーズン1」第5話「過去を求めて」

はじめに

2021年1月から「スーパー!ドラマTV」で高解像度バージョンが放送されているのを知り、シーズン1の途中から見始めました。不思議な味わいのストーリー良し30分という尺良し60年代のレトロな雰囲気良し…ということで視聴継続決定。
シーズン2以降は最初から見ることができたので、せっかくなので番組データや感想をまとめることにしました(2022年1月に「スーパー!ドラマTV」でシーズン1の再放送がありました。 これで「ミステリーゾーン」1〜5コンプリートできます。スパドラさんありがとう!)。

※ネタバレおおいにありですので、これから見る予定がある方はご注意ください。

目次

放送データ

「ミステリーゾーン HD版 シーズン1」
第5話「過去を求めて」
Walking Distance

仕事で移動中の男は、故郷の近くを通りかかり、町に行ってみることにする。町の様子は、彼が子供の頃に過ごしたときと全く変わりがない。まるで、彼は25年前の世界にいるようで……。

脚本:ロッド・サーリング
監督:ロバート・スティーブンス

放送日:2022/01/06(スーパー!ドラマTV)

オリジナル放送日:1959/10/30(米CBS)

出演者

マーティン・スローン:ギグ・ヤング/ロバート・スローン:フランク・オーヴァートン/スローン夫人:アイリーン・テドロフ/若年期のマーティ:マイケル・モンゴメリー/ウィルコックス少年:ロン・ハワード/チャーリー:バイロン・フォルガー/ガソリンスタンド従業員:シェリダン・コメレート/ソーダジャーク(ソーダ給仕人):ジョー・コーリー/ティーンエイジャー:バズ・マーティン/公園の女性:ナン・ピーターソン/ウィルソン氏:パット・オマリー/ウィルコックス:ビル・アーウィン(クレジットなし)
ナレーター:ロッド・サーリング

声の出演

堀井真吾/諸角憲一 永田博丈/吉沢希梨 徳山靖彦 遠藤純一 久保田恵/翻訳 松田海/演出 中野洋志

コメント(ネタバレ有)

llustrated by Shinobu Yoshino

忙しい毎日に嫌気がさした広告代理店の副社長マーティン・スローンは、運転中エンジンオイルの交換のため立ち寄ったガソリンスタンドで、そこが生まれ故郷まで歩いていける距離の場所であることに気づき、町まで歩く。
懐かしい店でチョコレートソーダを飲むと、値段が20年前と同じ10セントであることに驚く。町の住人と、昔公園のあずまやに自分の名前を彫りつけた思い出を話していると、まさに今あずまやに一人の少年が何か彫りつけている。近づくと少年が彫っているのはスローンの名前であった。スローンはその少年が20年前の自分であることに気づく。
彼が自分の家を訪ねると若い頃の両親が現れる。彼は自分がマーティンであると名乗るが信じない両親は扉を閉ざしてしまう。日が暮れた頃、スローンはメリーゴーラウンドに乗っている子供の頃の自分にあることを伝えようと追い、逃げた子供時代のスローンは足に怪我を負ってしまう。
騒ぎが静まった頃父がスローンのもとに現れる。自宅前でスローンが落とした免許証の有効期限が25年後の1960年になっているのを見て、スローンが遠い場所から来たことを父は納得していた。しかし父はスローンにこの場所を離れろ、もとの世界に戻ればそこにも子供時代のメリーゴーラウンドのような楽しみがあるはずだと伝える。帰りにまた彼は店でチョコレートソーダを注文するが、値段は35セントになっていた。彼はもとのガソリンスタンドに戻ると車に乗り家に帰っていくのだった。
公園でスローンに声をかける少年はのちに「アポロ13 」「ダ・ヴィンチ・コード」などを監督するロン・ハワード(5歳)。【吉】

出典

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