「ミステリーゾーン シーズン1」第4話「スクリーンの中に消えた女」

はじめに

2021年1月から「スーパー!ドラマTV」で高解像度バージョンが放送されているのを知り、シーズン1の途中から見始めました。不思議な味わいのストーリー良し30分という尺良し60年代のレトロな雰囲気良し…ということで視聴継続決定。
シーズン2以降は最初から見ることができたので、せっかくなので番組データや感想をまとめることにしました(2022年1月に「スーパー!ドラマTV」でシーズン1の再放送がありました。 これで「ミステリーゾーン」1〜5コンプリートできます。スパドラさんありがとう!)。

※ネタバレおおいにありですので、これから見る予定がある方はご注意ください。

目次

放送データ

「ミステリーゾーン HD版 シーズン1」
第4話「スクリーンの中に消えた女」
The Sixteen-Millimeter Shrine

かつての銀幕の女王は、自分が出ていた映画を見て昔を懐かしんでいた。現実を拒み、部屋にこもり、ただひたすら自分の過去を懐かしむのだが……。

脚本:ロッド・サーリング
監督:ミッチェル・ライゼン

放送日:2022/01/05(スーパー!ドラマTV)

オリジナル放送日:1959/10/23(米CBS)

出演者

バーバラ・ジャン・トレントン:アイダ・ルピノ/ダニー・ワイス:マーティン・バルサム/ジェリー・ハーンダン:ジェローム・コーワン/マーティ・ソール:テッド・デ・コルシア/サリー:アリス・フロスト/若年期のジェリー・ハーンダン:ジョン・クラーク
ナレーター:ロッド・サーリング

声の出演

堀井真吾/吉野由志子 菅生隆之/斉藤昌 有本欽隆 城山堅 遠藤純一/翻訳 松田海/演出 中野洋志

コメント(ネタバレ有)

llustrated by Shinobu Yoshino

年配の女優バーバラ・ジーン・トレントン(アイダ・ルピノ)は自宅の映写室にこもり酒を飲みながら自分の若い頃の映画を見る毎日を繰り返している。ある日彼女のエージェント、ワイス(マーティン・バルサム)が新しい役を持ってきたが、母親役と知るとバーバラは交渉の席を蹴って帰る。ますます外界との交渉を断とうとする彼女をワイスは必死に現実に引き戻そうとするが彼女はかたくなだった。
後日ふたたびワイスはバーバラ宅を訪れる。彼は往年の名優でバーバラの相手役をつとめたジェリー・ハーンドン(ジェローム・コーワン)が後からくると彼女に伝える。期待に胸を踊らせるバーバラだったが、老人となったジェリーを見た彼女はショックを受け、一層部屋にこもるようになってしまう。
ある日家政婦が部屋を覗いてもバーバラがいない。家政婦はあることに気づき叫び声をあげる。家政婦の連絡をうけかけつけたワイスは映写室のフィルムを写す。画面の中に現れたのはバーバラの邸宅、出演者に歓迎されながら階段から降りてきたのは現在のバーバラだった。バーバラは若きジェリー・ハーンドンに手をとられ去ろうとする。ワイスが画面の中のバーバラに「行くな!」と呼びかけると、バーバラは彼に投げキッスをし、スカーフを投げ去っていった。ワイスが部屋を出ると、スクリーンの中で彼女が投げたスカーフが落ちているのだった。

ワイス役のマーティン・バルサムは「十二人の怒れる男」「ティファニーで朝食を」等に出演している。【吉】

出典

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