国立代々木競技場|映像の中の渋谷

古い映画やドラマの中から
昭和の渋谷の風景を探しています。

国立代々木競技場

東京都渋谷区神南2-1-1

1964年の東京オリンピック開催のために建てられた。

目次

映画「006は浮気の番号」(1965)

終盤、由利徹がとある女性と東京見物しているシーンで代々木競技場第一体育館の前で記念撮影。

この映画公開時、由利徹は44歳。見事な爺さんっぷり。

作品データ
映画「006は浮気の番号」
監督:近江俊郎

1965(昭和40)年/日活

出演:由利徹、南利明、佐山俊二、人見明、千葉信男、三沢あけみ、松村達雄

日活
006は浮気の番号 | 映画 | 日活 斜陽製薬会社が発明したホレられる薬?!その名は006!珍薬の登場に日本中が浮気の花ざかり?!

映画「東京は恋する」(1965)

ミチコ(伊藤るり子)の祖父母がはとバスで東京見物をする場面の後半、首都高速3号線を走るバスを俯瞰で撮影するシーンで、遠方に国立代々木競技場の屋根が見える。

作品データ
映画「東京は恋する」
監督:柳瀬観

1965(昭和40)年/日活

出演:舟木一夫、伊藤るり子、山本陽子、堺正章、和田浩治

日活
東京は恋する | 映画 | 日活 20歳の舟木一夫が和田浩治と共演した青春歌謡映画。主題歌『東京は恋する』にのせて、美大を目指す青年とバンドの成功を夢見る青年の恋と挫折を描く。

映画「大冒険」(1965)

谷井(谷啓)の妹悦子(団令子)がニセ札偽造団に誘拐された。植松(植木等)と谷井は悦子のコンパクトに仕込んだ発信機の信号を追って森垣金融(ロケ地は「渋谷公会堂」/現「LINE CUBE SHIBUYA」)にたどりつく。背後に「国立代々木競技場」が映っている。

作品データ
映画「大冒険」
監督:古澤憲吾

1965(昭和40)年/東宝

出演:植木等、谷啓、団令子、ハナ肇、犬塚弘、石橋エータロー、桜井センリ、安田伸、越路吹雪

国際的なニセ札偽造団が問題になっていた。週刊トップの記者植松唯人(植木等)と隣人の発明家谷井哲介(谷啓)は日本にもニセ札が上陸しているのを発見、植松の書いた記事は大スクープになった。一方警察の花井刑事部長(ハナ肇)、乾刑事(犬塚弘)、市橋刑事(石橋エータロー)は植松が知らずに使った一万円札がニセ札だったことから偽造団の一味と勘違いして植松の追跡を開始する。偽造団の東京地区の責任者、金融会社森垣金融の森垣久美子(越路吹雪)は植松の命を狙う一方日本からの撤退を図り、人質として警察のスパイの疑いがある谷井の妹悦子(団令子)を拉致して移動を始める。植松と谷井は悦子のコンパクトに仕込んでいた発信機の信号を追って名古屋、神戸、さらには偽造団の潜水艦の艦内と移動、警察がこれを追う。偽造団に発見された植松と谷井は処刑されそうになるがその時……。
クレージー・キャッツ結成10周年記念映画だけに予算が潤沢、アクションシーンや特撮がたっぷりの見応えのある作品。【福】

映画「日本一のゴマすり男」(1965)

新入社員の中等なかひとし(植木等)が出社初日に独断で顧客に「ビュイック スカイラーク」を試乗させ帰社する途中、黒眼鏡の男(二瓶正也)とカーチェイスをするシーン。2台の車が国立代々木競技場の横を走っていく。

作品データ
映画「日本一のゴマすり男」
監督:古澤憲吾

1965(昭和40)年/東宝

出演:植木等、犬塚弘、安田伸、桜井センリ、石橋エータロー、浜美枝、人見明、有島一郎、進藤英太郎、東野英治郎、中尾ミエ、藤田まこと、高田稔、京塚昌子

希望を胸に後藤又自動車に就職した中等なかひとし(植木等)だが、現実は顧客の宛名書きをさせられる毎日。彼は父(中村是好)の言葉を思い出し、徹底的にゴマをすって出世することを決意、係長(人見明)から課長(犬塚弘)、部長(有島一郎)、重役(高田稔)、社長(進藤英太郎)へとゴマをすりながら次々に人脈を広げ、大社長(東野英治郎)の娘(中尾ミエ)と知り合いになる。
ゴマすりひとつで鮮やかに出世の階段をのぼっていくというシンプルでテンポのよい作品。当時の外車が何台も登場してゴージャス。【福】

映画「処女喪失」(1965)

天野(川地民夫)が送られてきたアンケート中最も悲惨な経験を持つ桃井ミキ(柏木優子)を取材するため彼女が巫女として勤める結婚式場東都会館に行くと、実はそれは創作で彼女自身はまだ処女だという。しかし彼女はアンケートの回答者の一人、看護師の今西すえ子(填洋子)のその後を知っていた。
結婚式場東都会館として使われているのは「渋谷公会堂」(現「LINE CUBE SHIBUYA」宇田川町1-1)。奥には「国立代々木競技場」、右手に「岸体育館」が見える。

作品データ
映画「処女喪失」
監督:井田探

1965(昭和40)年/日活

出演:川地民夫、和田浩治、柏木優子、藤江リカ、内田高子、槇洋子

船員の山岸(和田浩治)は婚約者橋本(藤江リカ)の自死の理由を探るうち、彼女が女性文化科学研究所の性に関するアンケートに答えていたことを知る。同研究所を訪れた山岸に編集者の天野(川地民夫)は彼女のアンケートを見せる。そこには山岸の長い航海中に彼女が薬問屋の店員から売春婦になるまでの経緯が綴られていた。アンケート後面談に来なかった女性の方にドラマがあると感じた天野は、4人の女性についてその後の追跡調査を行う。
竹中労「処女喪失―未婚女性の性行動」(1965)をもとに映画化した珍作。処女を失うと結婚はできないという当時の純潔主義の壁の高さと一方でそれを乗り越える男女の姿も描く。映画として処女性についてどう考えるかというスタンスは曖昧になってしまっている。【福】
日活
処女喪失 | 映画 | 日活 純潔を奪われる者、捧げる者、様々な女性たちの性行動を生々しく大胆に描いた異色ドラマ。

映画「顔役」(1965)

関東城政会幹部会が開催され、檜山会の幹部中神(鶴田浩二)が浜松から東京へ戻ってくる。中神が車を降りるシーン。背景に国立代々木競技場が見える。

関東城政会幹部会が開催され、檜山会の幹部早見(高倉健)が東京へ戻ってくる。早見の車が会場へ向かうシーン。背景に国立代々木競技場が見える。

作品データ
映画「顔役」
監督:石井輝男

1965(昭和40)年/東映

出演:鶴田浩二、佐久間良子、藤純子、三田佳子、江原真二郎、アイ・ジョージ、長門裕之、待田京介、曽根晴美、佐々木孝丸、神田隆、安部徹、内田朝雄、遠藤辰雄、潮健児、大村文武、曽我廼家明蝶、天知茂、大木実、高倉健

関東のやくざの幹部が一同に集まる関東城政会幹部会が開かれ、地方に飛ばされていた檜山会の幹部中神(鶴田浩二)と早見(高倉健)が東京に帰ってきた。新山市の酪農用地造成工事について関西同志会の関東進出を阻止するため、会長檜山(安部徹)の指名で中神、早見、宮田(江原真二郎)、染谷(待田京介)、桑原(アイ・ジョージ)、安積(曽根晴美)が現地に駐在することになる。早見が新山市長(神田隆)を脅迫し関東勢が無事工事を入札したが、工事を進めるうち埋立用の土が草木一本生えない質の悪い土であることが判明する。中神は檜山会長に改善を申し入れるが……。【福】

映画「夜明けのうた」(1965)

緑川典子(浅丘ルリ子)が暮らすマンションの窓ごしに「国立代々木競技場」が見える。
ラストシーン、ミュージカル「夜明けのうた」への出演を決意した緑川がバルコニーに出ると、眼前に夜明けの「国立代々木競技場」が映る。
「第二体育館」をこの角度で見るマンションは当時「メイジハイツ」(現「ラ・トゥール渋谷神南」神南1-5-14)くらいだが、同マンションにはバルコニーがなく、また窓の外の景色に動きがないこと、シーンが変わってもライティングが変わらないことから、窓の外にみえる「国立代々木競技場」は写真ではないかと思われる。

作品データ
映画「夜明けのうた」
監督:蔵原惟繕

1965(昭和40)年/日活

出演:浅丘ルリ子、浜田光夫、松原智恵子、岡田真澄、小松方正、小高雄二、藤木孝、戸浦六宏、江角英明、杉山元、藤村有弘、岸洋子

売れっ子女優の緑川典子(浅丘ルリ子)は華やかな芸能活動とはうらはらに忙しい毎日に疲れ、また作曲家野上(岡田真澄)との不倫にも満たされないものを感じていた。ある日新車を飛ばして向かった先のドライブインで修理工の利夫(浜田光夫)とガールフレンドの千加子(松原智恵子)と知り合う。千加子は眼を病んでおり半年後には失明する運命だった。一方緑川に新しいミュージカルのオファーが寄せられるが、それは緑川の私生活を暴くような内容であり、彼女は怒って出演を辞退する。ある日緑川が舞台の関係者と飲んでいる店で彼女は利夫と千加子に再会する。二人で病気と闘うことを決意した利夫に対し、千加子の態度に苦悩を感じた緑川は、二人を一晩いろいろな場所に連れて行くことを決意する。
岸恵子「夜明けのうた」をテーマにした映画。本人も登場して歌う。浅丘ルリ子はミュージカル女優という役柄なのだが、歌やダンスのシーンはなく「ボラギノール」のCMのような静止画像のコラージュで彼女の舞台姿が描かれる。人気女優の苦悩を描いたり、浅丘が不倫したり、パーティーの場面でおっぱい(浅丘のではない)が出たりと大人向けの内容。60年代らしい説教臭い内容。劇中浅丘が頻繁に服を脱ぐのが気になった(ただしおっぱいは出ない)。【福】
日活
夜明けのうた | 映画 | 日活 失明を予告されている少女とその恋人の純愛が、愛の焦燥に悶える一人の女優を新しい人生の出発に導く、人間讃歌の青春ドラマ。

映画「黒い賭博師」(1965)

氷室浩次(小林旭)と玲子(富士真奈美)は一晩中様々な賭け事をする中でお互いに惹かれるようになる。霧深い早朝、渋谷の街で二人は別れる。
氷室と玲子の車が「国立代々木競技場」の前の道を走ってくる。渋谷区役所前の交差点で氷室の車は手前NHK方面へ、玲子の車は右へ公園通りを下っていく。左手が「国立代々木競技場」の現ケヤキ並木の端あたり、中央右の建物は「メイジハイツ」(現「ラ・トゥール渋谷神南」神南1-5-14)、その右は「近江美容室」(建替えて現存、神南1-5-7)。

作品データ
映画「黒い賭博師」
監督:中平康

1965(昭和40)年/日活

出演:小林旭、冨士真奈美、横山道代

スベニア王国大使館で行われた秘密のギャンブル大会にギャンブラー氷室浩次(小林旭)が現れた。大使と氷室、ギャンブラーの犬丸(小池朝雄)と玲子(富士真奈美)の4人はブリッジで対決し犬丸と玲子が大敗する。実は玲子と犬丸はグルでイカサマを仕組んでいたのだが失敗したのだ。犬丸は玲子を氷室に近づけ氷室の弱点を探ろうとする。そんなある日氷室はプールで外国人女性ニーナを助ける。ニーナは楊(高橋昌也)と賭け事をして負け、体を奪われようとしていた。氷室はニーナを助けるため楊にポーカーで勝負を挑むが、大敗してしまう。楊は明らかにイカサマをしているのに、手口が読めないのだ。氷室は一六(榎木兵衛)に楊の秘密を探らせるが、逆に一六は毒殺されてしまう。【福】
日活
黒い賭博師 | 映画 | 日活 おなじみ氷室浩次が、国際賭博団を相手に得意のダイス、カード、花札で息づまる対決を展開する超娯楽アクション大作。

映画「ウナ・セラ・ディ東京」(1965)

2年ぶりに帰国しオリンピックで大きく変わった東京に驚く藤岡(園井啓介)に、香椎(鰐淵晴子)は案内を買って出る。

作品データ
映画「ウナ・セラ・ディ東京」
監督:番匠義彰

1965(昭和40)年/松竹

出演:鰐淵晴子、野々村潔、園井啓介、山形勲、待田京介、久保菜穂子、穂積隆信

旅行代理店に勤める香椎涼子(鰐淵晴子)。彼女には恋人(吉田裕一)がいたが、妻が自殺したことから一時帰国していた東亜物産の藤岡俊介(園井啓介)の担当を務めるうち、彼の人柄や彼をとりまく様々な事情を知り、強く惹かれるようになる。【福】

映画「おゆきさん」(1966)

祐紀子(和泉雅子)との結婚を考えている花屋の碌ちゃん(松山省二)が、祐紀子の最近の態度やお手伝い先の父親良吉(笠智衆)への不満を漏らす場面は国立代々木競技場。

作品データ
映画「おゆきさん」
監督:鍛冶昇

1966(昭和41)年/日活

出演:和泉雅子、笠智衆、小夜福子、松尾嘉代

平山家にやってきた新しいお手伝いの石津祐紀子(和泉雅子)。彼女は娘洋子(松尾嘉代)の結婚について父親良吉(笠智衆)や結婚相手の木所(平田大三郎)に意見するなどはっきりした性格だが、家族皆に愛されていた。ある時洋子のかわりに良吉と能を観に行ったところ二人の間にあらぬ噂がたつ。【福】
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東京映画の感想文「おゆきさん」 「おゆきさん」鍛冶昇監督、倉本聰脚色、1966年。 和泉雅子が素直でお茶目でちょっぴり頑固なお手伝いさんに扮し、笠智衆演じる大学教授との交流を描いた笑いと涙の青春...
日活
おゆきさん | 映画 | 日活 映画好きのお手伝いさんが、大学教授宅で住み込みで働き、あるときは一家の支えとなって明るく、楽しい人生を送るという青春明朗大作。

映画「クレージー大作戦」(1966)

60年代の建築が次々映し出されるしゃれたタイトルバック。国立代々木競技場も映る。

出演者のクレジットのトップが「植木等、ハナ肇、谷啓」。続いて2枚目にヒロインの野川由美子とクレージーの残りのメンバー「犬塚弘、桜井センリ、石橋エータロー、安田伸」。クレージーキャッツ総出演のクレージー映画なれどメンバー内格差がハッキリ出ているのだった。

作品データ
映画「クレージー大作戦」
監督:古澤憲吾

1966(昭和41)年/東宝

出演:植木等、ハナ肇、谷啓、犬塚弘、桜井センリ、石橋エータロー、安田伸、野川由美子

砂走刑務所の第七号監房の看守加古井守(ハナ肇 )はバンド活動を通じ入所者の更生を図っていた。そこへ石川五郎(植木等)が入所してくる。石川は入所者の一人大平久(谷啓)の金庫破りの腕を買い、脱獄して暗黒街の「頭取」(進藤英太郎)から10億円を奪おうと計画していたのだ。これを聞きつけた監房の仲間の陣十郎(犬塚弘)、ジョージ・馬場(桜井センリ)、花見小路抜麿(石橋エータロー)、薮越与太郎(安田伸)がこれに加わり、養老院の慰問演奏中に加古井を道連れに脱走をする。【福】

映画「日本一のゴリガン男」(1966)

タイトルバックに様々な風景が映るが、その中のひとつが国立代々木競技場。

作品データ
映画「日本一のゴリガン男」
監督:古澤憲吾

1966(昭和41)年/東宝

出演:植木等、進藤英太郎、浜美枝、人見明、藤村有弘、田中邦衛、桜井センリ、藤田まこと、野川由美子

西北商事の社員日本等ひのもとひとし(植木等)は、ある日工事現場から落ちてきた鉄骨に当たって失神、奇跡的に一命をとりとめるとともに、頭部の手術により頭の回転が従来の100倍アップした。退院したその足で出社した等だったが、会社は半年前につぶれ、かわりに統南商事という会社が入居していた。統南商事への採用を望む等だったが人員整理のおり採用はできないという。そこで等は自分の名を冠した「日本等課」をつくり、給料なしで一人で営業を行うことにする。【福】

映画「私、違っているかしら」(1966)

白石桂(吉永小百合)が大学の友人川瀬(浜田光夫)の家に行った帰り、二人で渋谷を歩く。
国立代々木競技場と代々木公園の間の道。ただしオリンピック選手村であった代々木公園はこの年まだ完成していない。遠方に岸体育館が見える。

作品データ
映画「私、違っているかしら」
監督:松尾昭典

1966(昭和41)年/日活

出演:吉永小百合、浜田光夫、川地民夫、山本陽子、市川好郎、三島雅夫、鈴木瑞穂、高橋悦史、細川ちか子、宇野重吉、淡島千景

学習院大学の卒業を控えた白石桂(吉永小百合)は出版社各社の就職面接を受けるがことごとく断られる。おじ(三島雅夫)のつてで独創社に就職するが山岳遭難者の家族を追い回す編集長小池(高橋悦史)の取材方針と、恋人(川地民夫)に止められながらも取材を続ける同僚山中(山本陽子)の姿に嫌気がさし退職してしまう。ある日おじの家で会った暮しの友社葛西社長(細川ちか子)から臨時雇いの話があり、白石は暮しの友社で働くことになる。
原作は森村桂のエッセイ「違っているかしら」。暮しの友社のモデルは森村が勤務していた暮しの友社。【福】
日活
私、違っているかしら | 映画 | 日活 森村桂の青春小説を吉永小百合主演で映画化。就職活動中の娘が、社会と現実の壁にぶつかりながらもたくましく成長していく姿を描く。

映画「東京流れ者」(1966)

タイトルバック、東京の各所の映像が流れる中、国立代々木競技場が映る。

作品データ
映画「東京流れ者」
監督:鈴木清順

1966(昭和41)年/日活

出演:渡哲也、松原智恵子、川地民夫、二谷英明、郷鍈治、玉川伊佐男、江角英明、北竜二

倉田(北龍二)はやくざを廃業し不動産業を営んでいた。元子分の本堂哲也(渡哲也)は、倉田を目の敵にする大塚組から暴力を受けても反撃せず耐えていた。しかし大塚組は倉田の不動産を狙い、不動産を担保に金を貸している金融業の吉井(日野道夫)からむりやり権利書を奪った上吉井を射殺した。大塚(江角英明)は本堂の存在が疎ましく、子分の辰造(川地民夫)に襲撃させるが失敗する。大塚は次に不動産とひきかえに本堂を引き渡すことを倉田にもちかけるが拒否されてしまう。自分の存在が倉田に迷惑をかけることを知った本堂は、東京から離れることとした。【福】
日活
東京流れ者 | 映画 | 日活 ボスに裏切られ“流れ者”となった男の復讐劇を、鈴木清順監督がミュージカル風に描いた異色のやくざ映画。

映画「哀愁の夜」(1966)

勤務している法律事務所の用事で宇月産業社長宇月英治(神田隆)を訪ねた木塚正彦(舟木一夫)は社長室で娘の美沙緒(和泉雅子)に再会、事務所まで車で送ってもらう。
木塚が車を下りるのは公園通りの「渋谷区役所」前。左に「渋谷区役所」、正面に「国立代々木競技場」が見える。右の3階建の建物は「レストランナカタニ」。

作品データ
映画「哀愁の夜」
監督:西河克己

1966(昭和41)年/日活

出演:舟木一夫、和泉雅子、山本陽子、藤竜也

新進の弁護士木塚正彦(舟木一夫)は不良に絡まれている宇月美沙緒(和泉雅子)を助けたことから彼女と親密になる。一方木塚の旧友吉田(藤竜也)が殺人の容疑者として取り調べを受けるが、吉田が犯人とは思えない不審な点が多く、木塚は刑事の田宮(武藤章生)と協力し真相の究明にかかる。調べるうちに宇月美沙緒の父親英治(神田隆)が事件に関わっている疑いが生じ、木塚は旧友を救うことと美沙緒への想いの間で苦しむ。【福】
日活
哀愁の夜 | 映画 | 日活 舟木一夫の同名ヒット曲の映画化。青年弁護士が友人の冤罪を晴らすため事件を究明する中で、犯人の令嬢との恋に悩むムード歌謡篇。

映画「ゴー!ゴー!若大将」(1967)

雄一(加山雄三)が全日本学生ラリーに出場するため京都に発つ前日、澄子(星由里子)がそれとなく雄一に想いを告げるシーン。背景に「国立代々木競技場」。

作品データ
映画「ゴー!ゴー!若大将」
監督:岩内克己

1967(昭和42)年/東宝

出演:加山雄三、飯田蝶子、有島一郎、中真千子、星由里子、田中邦衛、北竜二、江原達怡、浜木綿子

京南大学陸上部の田沼雄一(加山雄三)は暴漢に襲われそうになっていた越川澄子(星由里子)を救ったことから彼女と想い合う仲になる。京南大学自動車部は全日本学生ラリーに出場予定だったが、出場するはずの石山新次郎(田中邦衛)が怪我をしたことからマネージャーの江口敏(江原達怡)から出場を頼まれる。スタート地点の京都に向かった雄一に好意を持った芸者の京奴(浜木綿子)が積極的にアプローチしているところを見た澄子は心穏やかではなかった。雄一と澄子のすれ違いが続く中、全日本学生ラリーが始まる。
緊張感のないラリーのシーンの後、これで終わりかと思うとまたひと悶着ある。あれは蛇足。【福】

映画「レッツゴー!若大将」(1967)

石山新二郎(田中邦衛)がライバル校と喧嘩を始めそうだという連絡をマネージャーの江口敏(江原達怡)からうけた田沼雄一(加山雄三 )は現場にスクーターでかけつける。
後方に「国立代々木競技場」の体育館。

作品データ
映画「レッツゴー!若大将」
監督:岩内克己

1967(昭和42)年/東宝

出演:加山雄三、有島一郎、飯田蝶子、中真千子、星由里子、田中邦衛、宝田明

京南大学サッカー部の主将田沼雄一(加山雄三 )は部員の石山新二郎(田中邦衛)がライバル校と始めた喧嘩を仲裁に入り、乳母車を引いた女性、仁科澄子(星由里子)を助ける。後日祖母りき(飯田蝶子)の買い物につきあっていた雄一は宝石店に勤務する澄子を見つけ、二人の仲は急接近する。雄一は香港に遠征する全日本学生チームの選手に選ばれ香港に飛び、下心のある専務(太刀川寛)から香港出張に同行するよう求められた澄子も雄一を追うように香港に向かう。
スポーツ万能の加山もサッカーは不得手なのか、単にアングル上の問題なのか、試合中上半身と下半身が一緒に映るシーンはない。【福】

映画「君は恋人」(1967)

劇中劇のラストシーン、更生して歌手としての才能を見いだされた光夫(浜田光夫)は、「君は恋人」が流れる中、雅子(和泉雅子)と手に手をとって渋谷の街を走っていく。ロケ地は渋谷区役所前交差点。彼らの前方に国立代々木競技場がみえる。右側の建物「メイジハイツ」は2019年建て替えられ「ラ・トゥール渋谷神南」(神南1-5-14)になった。

作品データ
映画「君は恋人」
監督:斎藤武市

1967(昭和42)年/日活

出演:浜田光夫、和泉雅子、克美しげる、林家こん平、清川虹子、舟木一夫、田辺昭知とザ・スパイダース、荒木一郎、ジャニーズ、黛じゅん、岡田真澄、中村八大、坂本九、石原裕次郎、小林旭、浅丘ルリ子、芦川いづみ、高橋英樹、渡哲也、松原智恵子、山本陽子、山内賢、和田浩治、川地民夫、葉山良二、深江章喜、郷鍈治、太田雅子、宍戸錠、二谷英明、吉永小百合

工員の光夫(浜田光夫)は工場を辞め、より高収入を求めてやくざの宍戸組に入るためチンピラのこん平(林家こん平)の手伝いをしながら何らかのチャンスを求めていた。そこへ宍戸組と対立する深江組の組長(深江章喜)暗殺の話が起こり、光夫は名乗りをあげる。なんとか自らの手は汚さずに済んだ光夫だったが、組の中での地位はぐんと上がる。次の光夫への指示は流しで光夫に想いを寄せる雅子(和泉雅子)の兄、井上(克美しげる)を刺殺することだった。光夫は井上を刺すが自らも負傷してしまい一命を落とす……というシナリオの暗いストーリーに不満を感じたザ・スパイダース(本人役)の面々は脚本家の赤井(渡哲也)に強引に書き直しを迫る。
浜田光夫の右目負傷からの復帰第一作という現実と、浜田が演じるやくざ組織に入ろうとする「光夫」のストーリーが並行して進められる珍しい構成の映画。浜田の復帰を祝して日活のスターが一同に会する豪華大作。【福】
日活
君は恋人 | 映画 | 日活 41年7月不測の事故で目を負傷した浜田光夫が、ファンの激励で奇跡のカムバックをとげた再起第1作。友情出演に、日活やポップス界のトップスターが集結した青春超大作。

映画「殺しの烙印」(1967)

暗殺に失敗し幻の殺し屋No.1に狙われる花田五郎(宍戸錠)。自宅にこもる花田が窓からNo.1の居場所を探すシーンで「国立代々木競技場」「渋谷区役所」「宇田川団地」(現「渋谷ホームズ」宇田川町2-1)が映る。

作品データ
映画「殺しの烙印」
監督:鈴木清順

1967(昭和42)年/日活

出演:宍戸錠、南原宏治、真理アンヌ、小川万里子

殺し屋のNo.3である花田五郎(宍戸錠)は組織から追放された元殺し屋春日義平(南廣)の復帰を賭けた仕事に手を貸すことになる。それは籔原(玉川伊佐男)という男からの依頼である組織の幹部(南原宏治)の護送を引き受ける仕事だった。花田たちは途中トンネルで襲撃を受け春日は命を落とすが幹部の男は見事な銃さばきで相手を皆殺しにする。後日花田は藪原から税関職員、眼科医、宝石商の殺害依頼を受け、見事なテクニックで次々に殺していった。しかし謎の女中条美沙子(真理アンヌ)から依頼を受けた外国人殺しをミスし、無関係な一般人を殺してしまう。失敗した花田は組織から命を狙われる側になる。
スタイリッシュが過ぎてストーリーを理解し楽しむにはちょっと厳しかった。【福】
日活
殺しの烙印 | 映画 | 日活 “失敗は死”という宿命を背負いながらNo.1の地位を目指す殺し屋たちの姿を描く。宍戸錠演じる、炊き立てのご飯の匂いを嗅いで恍惚となる殺し屋など、全編に緊張...

映画「君が青春のとき」(1967)

木所香(吉永小百合)をナンパしてきた青山族のピン公(山本圭)の隠し撮りの成功を喜ぶスタッフ一同。
場所は「国立代々木競技場」。左側の街灯の形から特定した。

番組を降板させられた木所香(吉永小百合)は自分が傷つけてしまったピン公(山本圭)を一晩中探し、夜が明ける。「国立代々木競技場」の原宿門側。街灯の形と代々木公園と考えられる森から特定した。

番組を降板させられた木所香(吉永小百合)は自分が傷つけてしまったピン公(山本圭)を一晩中探す。夜が明ける頃にようやく見つける。国立代々木競技場。背後に岸体育館。

作品データ
映画「君が青春のとき」
監督:斎藤武市

1967(昭和42)年/日活

出演:吉永小百合、山本圭、米倉斉加年、内藤武敏、斎藤チヤ子、十朱幸代、仲谷昇

テレビ局の新人ディレクター木所香(吉永小百合)は享楽的な「青山族」の行動を描くドキュメンタリーを企画し、採用された。熟練したスタッフたちは香を甘く見ていたが、小説家の江波良太(仲谷昇)を構成に迎え、制作はスタートした。自らナンパされる役を買って出た香に近づいてきたのは青山族のピン公(山本圭)。番組制作はピン公の隠し撮りで順調に進み始めたが、一方で彼が素朴で気のいい一青年に過ぎないことを知った香は制作を続けることに悩む。【福】
日活
君が青春のとき | 映画 | 日活 原宿族の生態にスポットを当てる活動的な女性ディレクターに吉永、原宿族に山本が扮し、現代の青春と愛の在り方を描く青春巨篇

TVドラマ「忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ 第16話『これぞヤマトダマシイでござる』」(1967)

フジ夫(江原一哉)は大場組組長(由利徹)の息子からの挑戦状を受け、トレーニングにはげむ。
右手後方に「国立代々木競技場」(神南2-1-1)。

作品データ
TVドラマ「忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ 第16話『これぞヤマトダマシイでござる』」
監督:小山幹夫

1967(昭和42)年/NET

出演:市村俊幸、関千恵子、松坂慶子、江原一哉、堺駿二、由利徹、熊倉一雄(声)、丸山裕子(声)

藤子不二雄A原作の漫画「忍者ハットリくん」の実写版第2作。伊賀忍者・脳屁之斎斎の高弟、ハットリくんが武者修業のため再び山を降りてきた。忍者怪獣・ジッポウとともに、東京のサラリーマン家庭フジノ家に居候することに。(「東映チャンネル」より)

第16話「これぞヤマトダマシイでござる」
公園を独占していたところをハットリくんに退治されたやくざの大場組の組員たちはハットリくんへの復讐をたくらむ。一方大場組組長(由利徹)の息子にいじめられていたフジ夫(江原一哉)に、げたよ婆さん(堺駿二)はボクシングを通じ大和魂を教えようとする。ここに組長の息子とフジ夫のボクシング対決が行われることになる。【福】

映画「勝負犬」(1967)

貿易商中沢道彦(永田靖)の娘律子(姿美千子)は鴨井大介(田宮二郎)の拳銃の腕を見込んで、中沢父娘のボディガードになってくれるよう依頼をする。
鴨井と律子が待ち合わせているのは「国立代々木競技場」。

作品データ
映画「勝負犬」
監督:井上芳夫

1967(昭和42)年/大映

出演:田宮二郎、天知茂、坂本スミ子

競艇の予想屋や流しをしている鴨井大介(田宮二郎)は歌手志望の玉村玉子(坂本スミ子)の縁で貿易会社を経営する中沢道彦(永田靖)とその娘律子(姿美千子)と知り合う。一方鴨井となじみの刑事木村準太(天知茂)は中沢が最近出回っている無音、無煙、無光の拳銃と関係があるとにらんでいた。【福】

映画「ごろつき」(1968)

ロードワークをする大場勇(高倉健)ら澤田キックボクシングジムの選手たち。背後に「国立代々木競技場」の第二体育館が見える。NHK前、代々木公園の今ケヤキ並木になっている付近。

作品データ
映画「ごろつき」
監督:マキノ雅弘

1968(昭和43)年/東映

出演:高倉健、吉村実子、菅原文太

炭鉱町で苦労しながら家族を養っていた大場勇(高倉健)。後輩の山川一郎(菅原文太)は喧嘩が強い彼にキックボクシングの道を勧め、二人は東京に出る。道場が見つからず、金もなく道で寝ていた二人に、屋台にいた老紳士がおでんをふるまい、名も告げず去っていく。翌日二人は沢村忠(本人)が所属するキックボクシングジムを訪れ、大場は家事手伝いをしながらの入門を認められ、山川は近所の裕福な家の犬の世話の仕事につく。大場のトレーニングが順調に進む中、ある日盛り場でやくざに乱暴されていた流しを助ける。流しの元締は以前おでんをおごってくれたあの老紳士浅川正義(石山健二郎)だった。【福】

映画「産業スパイ」(1968)

白馬ダム建設工事の入札で羽島建設側につく木暮(梅宮辰夫)を、日進建設側につく沢田(渡辺文雄)が呼び出し、羽島建設と手を切るよう迫る。
二人が会う場所は「国立代々木競技場」。

作品データ
映画「産業スパイ」
監督:工藤栄一

1968(昭和43)年/東映京都

出演:梅宮辰夫、松岡きっこ、志村喬、待田京介、石山健二郎

産業スパイ木暮(梅宮辰夫)は、日進コンツェルンの調査室長沢田(渡辺文雄)から、エンペラーモーターズの新型エンジンの情報を入手するよう依頼をうけた。木暮は走行テストの場所を知るべくエンペラーモーターズ秘書課の三木(松岡きっこ)、北村(河村有紀)に色仕掛けで接近し、また愛人の政美(大信田礼子)を重役川西(曽我廼家明蝶)に近づけた。だがこれはエンペラーモーターズの社長松井(志村喬)に近づくための沢田の策略だった。【福】

映画「私が棄てた女」(1969)

女工時代からの友人深井しま子(夏海千佳子)のもとに一度は身を寄せた森田ミツ(小林トシ江)だが、しま子は情夫(江角英明)と同居し売春の斡旋をしていたため荷物を持ち早朝アパートを去る。
正面遠方に国立代々木競技場と岸体育館。右側の「渋谷パーキング」の位置からロケ地は神宮前5-33前の路上と特定。

ミツがしま子のアパートを去るシーンの遠方に国立代々木競技場。ミツが昇った階段は、国立代々木競技場や線路の位置関係、手摺のデザインから「宮下公園」と特定。

作品データ
映画「私が棄てた女」
監督:浦山桐郎

1969(昭和44)年/日活

出演:河原崎長一郎、浅丘ルリ子、小林トシエ、小沢昭一、加藤武、岸輝子、辰巳柳太郎、加藤治子、夏海千佳子、佐野浅夫、露口茂、早野寿郎、大滝秀治、江守徹

社長の姪マリ子(浅丘ルリ子)との結婚を控え将来を約束されていた吉岡務(河原崎長一郎)は、ある日抱いたクラブの女から森田ミツ(小林トシ江)の名前を聞いて驚いた。ミツは吉岡が学生時代遊びのつもりで関係を持ち棄てた女工であった。ある日マリ子の親族への挨拶のため車で移動していた吉岡は、街でミツを見かけ追いかける。ミツが7年経った今でも吉岡のことを愛していたことを知り、吉岡の心は揺れ始める。
無教養だが自らを犠牲にして人を愛するミツと、地位と献身的な愛の間で悩む吉岡の姿を描く。
ドラマでは情けない役どころが多い印象の河原崎だが本作では美しい浅丘ルリ子に愛される役。小林トシ江が地方出身の素朴な女工の献身的な愛をみごとに演じている。パートカラーで製作されており、吉岡の回想シーンは緑のフィルター、ミツの回想シーンは赤のフィルターがかかり、ミツが「新相馬節」を歌うシーンで映る相馬野馬追の様子とラストのシークエンスのみカラー映像になる。原作は遠藤周作の「わたしが・棄てた・女」。【福】
日活
私が棄てた女 | 映画 | 日活 すべてを与え、すべてを捧げて棄てられた女の一生-。偽りの現代を痛烈に断罪する告発ドラマ!

映画「恋のつむじ風」(1969)

故郷へ帰る俊平(杉良太郎)を花屋のトラックで追うアカネ(松原智恵子)。背景に「国立代々木競技場」が見える。

作品データ
映画「恋のつむじ風」
監督:鍛冶昇

1969(昭和44)年/日活

出演:松原智恵子、長谷川照子、山本陽子、杉良太郎、川口恒、和田浩治、太田雅子、沖雅也

北海道の開拓村。一ノ瀬俊平(杉良太郎)と松山アカネ(松原智恵子)の披露宴が行われている最中にアカネの友人竹野アオイ(太田雅子)が乱入、結婚に異議を唱える。また俊平に妊娠させられたという女性(斎藤チヤ子)も登場し、アカネは俊平を残してアオイとともに東京に向かい、アオイと梅村ミドリ(長谷川照子)の部屋で暮らし始める。田舎育ちのアカネにとってアオイやミドリとの生活は刺激的なものだった。ある日アカネは大会社の若き副社長双見安彦(川口恒)に気に入られ、デートを重ねる。一方俊平もアカネを追って上京してきた。【福】
日活
恋のつむじ風 | 映画 | 日活 田舎出身の三人娘が東京でもまれるうちに現代女性として目覚めて行く話

映画「愛するあした」(1969)

ペンフレンドでブラジルの資産家の息子宮原(中山仁)が来日し、矢代美智子(松原智恵子)は東京案内をする。
二人が記念写真を撮っているのは「国立代々木競技場」。

作品データ
映画「愛するあした」
監督:斉藤耕一

1969(昭和44)年/日活

出演:伊東ゆかり、松原智恵子、和田浩治、中山仁

水沢洋子(伊東ゆかり)と矢代美智子(松原智恵子)は大学の男子学生の人気者。矢代には阿部(和田浩治)という恋人がいたが、阿部は学生運動に熱心で、矢代は寂しい思いをしていた。そんなある日、八代のペンフレンドでブラジルの資産家の息子宮原(中山仁)が来日することになった。矢代は阿部の監視を水沢にまかせ、宮原の東京案内をすることになった。【福】
日活
愛するあした | 映画 | 日活 モテモテの美人女子大生ふたりが、恋、人生にアタックする青春音楽娯楽大作。

映画「モナリザお京」(1971)

青柳(川津祐介)が車を止め道を歩いていたお京(渥美マリ)を車に乗せる。
青柳が車を停めるのは「国立代々木競技場」前。

お京(渥美マリ)とガチャ子(正司敏江)が別れるシーン。
場所は「国立代々木競技場」。お京の背後に建て直す前の「渋谷区役所」が見える。

作品データ
映画「モナリザお京」
監督:石井岩太郎

1971(昭和46)年/大映

出演:渥美マリ、川津祐介、早川雄三、正司敏江、菅野直行

スリのお京(渥美マリ)は、海外で時価数億円のブローチ「海の星」が盗まれたというニュースを知り、怪盗シャドウの仕業とにらんだ。ある日「海の星」を追っている探偵の青柳(川津祐介)とバーで知り合った彼女は、「海の星」を狙って行動を始める。老刑事のデカヒゲ(早川雄三)がこれを追う。【福】

映画「夜の手配師 すけ千人斬り」(1971)

足立卓也(梅宮辰夫)は元有名歌手の原田みさほ(松井康子)に目をつけ、コールガールにしようと接触を図る。
2人が歩いているのは国立代々木競技場の山手線側。奥に見えるのは岸体育館(2024年現在代々木公園拡張工事中 / 神南1-1-1)。

足立(梅宮辰夫)のマンションに子連れの行商の女(笠置シヅ子)がやってくる。彼女の苦しい身の上を知った足立は自分が貧しかった過去を思い出し安物の反物を大金で買ってやる。
背後に「国立代々木競技場」。右側の足立が住んでいる設定のマンションは「国立代々木競技場」の山手線をはさんだ向かいの「神宮前6-34-25ビル」(現「神宮前リライアンスBldg」神宮前6-34-25)。同ビルは2016年頃まで残っていたことから、過去のGoogleストリートビューで特定。

作品データ
映画「夜の手配師 すけ千人斬り」
監督:内藤誠

1971(昭和46)年/東映

出演:梅宮辰夫、川口浩、榊ひろみ、賀川雪絵、松井康子、石井富子、円山理英子、正司歌江、サリー・メイ、松尾和子、園井啓介、小池朝雄 、室田日出男、小松方正、由利徹、南利明

足立卓也(梅宮辰夫)はコールガールの元締として羽振りのよい日々を送っていた。彼は赤坂の一流クラブのホステス、元人気歌手、田園調布の奥様などに目をつけては確実に自分のコールガール組織に引き込む手腕を持っていた。しかしそんな彼を快く思わない者がいた。地元やくざの東友会である。悪徳弁護士小河内(小池朝雄)と組んで権勢を振るう東友会は足立のかつての友人江口(川口浩)を使い足立の妨害を始める。【福】

映画「ビューティ・ペア 真赤な青春」(1977)

マキ上田が足を怪我したジャッキー佐藤と復活を誓い合う場面で、背後に「国立代々木競技場」が映る。

作品データ
映画「ビューティ・ペア 真赤な青春」
監督:内藤誠

1977(昭和52)年/東映

出演:ビューティ・ペア(ジャッキー佐藤、マキ上田、岡田裕介、赤城マリ子、ナンシー久美、ブラック・ペア(池下ユミ&阿蘇しのぶ)、近藤宏、石井富子、佐藤允

ビューティ・ペアは、全日本女子プロレスタッグチャンピオン決定戦でブラックペア(池下ユミ、阿蘇しのぶ)と対決し敗退した。足を怪我した佐藤を上田は励まし、来るべきブラックペアとの再決戦の日に備えるのだった。【福】

映画「ニッポン警視庁の恥といわれた二人組 刑事珍道中」(1980)

オープニングで、斑島祥介(中村雅俊)と樺屋隆治(勝野洋)がお互いに手錠をかけてしまい、そのままの状態で署に帰る。背後に「国立代々木競技場」。

作品データ
映画「ニッポン警視庁の恥といわれた二人組 刑事珍道中」
監督:斎藤光正

1980(昭和55)年/角川春樹事務所=東映

出演:中村雅俊、勝野洋、大楠道代

斑島祥介(中村雅俊)と樺屋隆治(勝野洋)の二人組は出来の悪い刑事。ある日銀行強盗の訓練で強盗に扮した二人が現金入りのジュラルミンケースを奪って逃走中にそれを何者かに奪われてしまう。【福】

映画「胸さわぎの放課後」(1982)

沢田知佳(坂上とし恵)が男に絡まれ桑田一平(ひかる一平)と喧嘩になり、「国立代々木競技場」まで逃げてくる。

作品データ
映画「胸さわぎの放課後」
監督:石山昭信

1982(昭和57)年/東映

出演:ひかる一平、坂上とし恵、山下美樹

高校生の沢田知佳(坂上とし恵)は素敵な恋人が現れることを願っていた。ある日部活の練習中に出会った上級生の桑田一平(ひかる一平)に心を惹かれるが、級友の川本紀子(美加里)もまた一平に恋をしており、合同合宿の日に知佳は紀子から一平宛のラブレターを渡すようお願いされてしまう。【福】

映画「十階のモスキート」(1983)

主人公(内田裕也)が原宿の歩行者天国でローラー族の中で踊る娘(小泉今日子)を見つける。背景に「国立代々木競技場」。

作品データ
映画「十階のモスキート」
監督:崔洋一

1983(昭和58)年/ニュー・センチュリー・プロデューサーズ

出演:内田裕也、吉行和子、中村れい子、風祭ゆき

主人公の男(内田裕也)は出世コースから外れた警察官。妻(吉行和子)とは離婚し、酒と競艇に溺れる毎日を送っていた。購入したパソコンのローン、娘(小泉今日子)の養育費の支払い、なじみのスナックのつけ、ギャンブルでの浪費で金に困った主人公はある日サラ金で金を借りる。それが男の転落の始まりだった。【福】

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