古い映画やドラマの中から
昭和の渋谷の風景を探しています。
国立代々木競技場
東京都渋谷区神南2-1-1
1964年の東京オリンピック開催のために建てられた。
ドラマ「特別機動捜査隊 第136話『エゴイスト』」(1964)

立石主任(波島進)率いる立石班は被害者の財布から金を抜き取り捨てたというルミ(松浦波路)を伴い現場付近で財布を捜索する。その直前に現場付近の俯瞰がインサートされる。
現場は渋谷駅付近。
「三和銀行」一帯は現「MAGNET by SHIBUYA 109」(神南1-23-10)。中央の高いビルは「住友信託銀行渋谷支店」か。その右手に9月の完成に向け建設中の「国立代々木競技場」の屋根が見える。
右下の「寿司幸」などの看板がある木造建物群は「渋谷中央マーケット」(現「渋谷パークサイド共同ビル」渋谷1-25-6)とその背後に続く「のんべい横丁」(現存)。

被害者の財布からドライブクラブの会員証が出てきたため橘部長刑事(南川直)と桃井刑事(轟謙二)はJCLドライブクラブへ向かう。
右手遠方に「岸記念体育館」、その背後に建設中の「国立代々木競技場」が見える。
岸記念体育館や国立代々木競技場の位置関係と当時の航空写真から、JCLドライブクラブは「渋谷パーキングセンター」(現「オリオン神宮前パーキング」神宮前5-33)と特定。
ドライブクラブは1950年代末流行した貸し自動車業。悪質な業者も多く当時社会問題化していた。(朝日新聞社「ドライブ時代 : スピードに生きる人たち」1957/「国立国会図書館デジタルコレクション」より)
1964(昭和39)年/NET
出演:波島進、南川直、岩上瑛、鈴木志郎、仲原新二、上田侑嗣、館敬介、植田譲、松風はる美、松浦浪路、岡野耕作、斉藤英雄、春江ふかみ、加藤澄江、進藤幸、水沢摩耶
なお、ドライブクラブというのは現在のレンタカー。【福】
ドラマ「特別機動捜査隊 第129話『非行少年』」(1964)

証言者の高校生、成瀬隆志が犯人に誘拐されたとの連絡を受け、立石班が犯人を追跡する。
山手線沿い、原宿から渋谷方面にのびる道。建設中の「岸記念体育会館」(現在代々木公園の一部)が見える。

証言者の成瀬隆志を誘拐した犯人たちは工事現場に逃げ込む。
オリンピックに向け建設が盛んな「国立代々木競技場」付近。奥の杭が並んでいる背後が山手線、左が原宿、右が渋谷方面。中央の通りは山手線から渋谷区役所を通りNHKに至る通り。左の敷地が「国立代々木競技場」。崖の部分がのちに高い石積になる。右の敷地は「岸記念体育会館」。

建設中なのは「国立代々木競技場」の第一体育館。南の道路側から建設現場に進入している。

犯人の前田が現場に逃げ込む。
建設中の「国立代々木競技場」の第一体育館。
1964(昭和39)年/NET
出演:波島進、南川直、岩上瑛、轟謙二、滝川潤、鈴木志郎
ドラマ「特別機動捜査隊 第150話『脅迫』」(1964)

現場に急行する立石班。遠方に「国立代々木競技場」、手前に「岸記念体育会館」が見える。
ナレーションでは「渋谷区桜丘の芙蓉マンション」としているが、建物や道路の位置関係から、当時の航空写真をもとに神宮前5丁目と推定した。右端の建物は「青葉ハウス」(現「野田企画東京支社ビル」神宮前5-34-11)。
1964(昭和42)年/NET
出演:波島進、南川直、轟謙二
映画「006は浮気の番号」(1965)

終盤、由利徹がとある女性と東京見物しているシーンで代々木競技場第一体育館の前で記念撮影。

この映画公開時、由利徹は44歳。見事な爺さんっぷり。
1965(昭和40)年/日活
出演:由利徹、南利明、佐山俊二、人見明、千葉信男、三沢あけみ、松村達雄
映画「東京は恋する」(1965)

ミチコ(伊藤るり子)の祖父母がはとバスで東京見物をする場面の後半、首都高速3号線を走るバスを俯瞰で撮影するシーンで、遠方に国立代々木競技場の屋根が見える。
1965(昭和40)年/日活
出演:舟木一夫、伊藤るり子、山本陽子、堺正章、和田浩治
映画「大冒険」(1965)

谷井(谷啓)の妹悦子(団令子)がニセ札偽造団に誘拐された。植松(植木等)と谷井は悦子のコンパクトに仕込んだ発信機の信号を追って森垣金融(ロケ地は「渋谷公会堂」/現「LINE CUBE SHIBUYA」)にたどりつく。背後に「国立代々木競技場」が映っている。
1965(昭和40)年/東宝
出演:植木等、谷啓、団令子、ハナ肇、犬塚弘、石橋エータロー、桜井センリ、安田伸、越路吹雪
クレージー・キャッツ結成10周年記念映画だけに予算が潤沢、アクションシーンや特撮がたっぷりの見応えのある作品。【福】
映画「日本一のゴマすり男」(1965)

新入社員の
1965(昭和40)年/東宝
出演:植木等、犬塚弘、安田伸、桜井センリ、石橋エータロー、浜美枝、人見明、有島一郎、進藤英太郎、東野英治郎、中尾ミエ、藤田まこと、高田稔、京塚昌子
ゴマすりひとつで鮮やかに出世の階段をのぼっていくというシンプルでテンポのよい作品。当時の外車が何台も登場してゴージャス。【福】
映画「処女喪失」(1965)

天野(川地民夫)が送られてきたアンケート中最も悲惨な経験を持つ桃井ミキ(柏木優子)を取材するため彼女が巫女として勤める結婚式場東都会館に行くと、実はそれは創作で彼女自身はまだ処女だという。しかし彼女はアンケートの回答者の一人、看護師の今西すえ子(填洋子)のその後を知っていた。
結婚式場東都会館として使われているのは「渋谷公会堂」(現「LINE CUBE SHIBUYA」宇田川町1-1)。奥には「国立代々木競技場」、右手に「岸体育館」が見える。
1965(昭和40)年/日活
出演:川地民夫、和田浩治、柏木優子、藤江リカ、内田高子、槇洋子
竹中労「処女喪失―未婚女性の性行動」(1965)をもとに映画化した珍作。処女を失うと結婚はできないという当時の純潔主義の壁の高さと一方でそれを乗り越える男女の姿も描く。映画として処女性についてどう考えるかというスタンスは曖昧になってしまっている。【福】
映画「顔役」(1965)

関東城政会幹部会が開催され、檜山会の幹部中神(鶴田浩二)が浜松から東京へ戻ってくる。中神が車を降りるシーン。背景に国立代々木競技場が見える。

関東城政会幹部会が開催され、檜山会の幹部早見(高倉健)が東京へ戻ってくる。早見の車が会場へ向かうシーン。背景に国立代々木競技場が見える。
1965(昭和40)年/東映
出演:鶴田浩二、佐久間良子、藤純子、三田佳子、江原真二郎、アイ・ジョージ、長門裕之、待田京介、曽根晴美、佐々木孝丸、神田隆、安部徹、内田朝雄、遠藤辰雄、潮健児、大村文武、曽我廼家明蝶、天知茂、大木実、高倉健
映画「夜明けのうた」(1965)

緑川典子(浅丘ルリ子)が暮らすマンションの窓ごしに「国立代々木競技場」が見える。
ラストシーン、ミュージカル「夜明けのうた」への出演を決意した緑川がバルコニーに出ると、眼前に夜明けの「国立代々木競技場」が映る。
「第二体育館」をこの角度で見るマンションは当時「メイジハイツ」(現「ラ・トゥール渋谷神南」神南1-5-14)くらいだが、同マンションにはバルコニーがなく、また窓の外の景色に動きがないこと、シーンが変わってもライティングが変わらないことから、窓の外にみえる「国立代々木競技場」は写真ではないかと思われる。
1965(昭和40)年/日活
出演:浅丘ルリ子、浜田光夫、松原智恵子、岡田真澄、小松方正、小高雄二、藤木孝、戸浦六宏、江角英明、杉山元、藤村有弘、岸洋子
岸恵子「夜明けのうた」をテーマにした映画。本人も登場して歌う。浅丘ルリ子はミュージカル女優という役柄なのだが、歌やダンスのシーンはなく「ボラギノール」のCMのような静止画像のコラージュで彼女の舞台姿が描かれる。人気女優の苦悩を描いたり、浅丘が不倫したり、パーティーの場面でおっぱい(浅丘のではない)が出たりと大人向けの内容。60年代らしい説教臭い内容。劇中浅丘が頻繁に服を脱ぐのが気になった(ただしおっぱいは出ない)。【福】
映画「黒い賭博師」(1965)

氷室浩次(小林旭)と玲子(富士真奈美)は一晩中様々な賭け事をする中でお互いに惹かれるようになる。霧深い早朝、渋谷の街で二人は別れる。
氷室と玲子の車が「国立代々木競技場」の前の道を走ってくる。渋谷区役所前の交差点で氷室の車は手前NHK方面へ、玲子の車は右へ公園通りを下っていく。左手が「国立代々木競技場」の現ケヤキ並木の端あたり、中央右の建物は「メイジハイツ」(現「ラ・トゥール渋谷神南」神南1-5-14)、その右は「近江美容室」(建替えて現存、神南1-5-7)。
1965(昭和40)年/日活
出演:小林旭、冨士真奈美、横山道代
映画「ウナ・セラ・ディ東京」(1965)

2年ぶりに帰国しオリンピックで大きく変わった東京に驚く藤岡(園井啓介)に、香椎(鰐淵晴子)は案内を買って出る。
1965(昭和40)年/松竹
出演:鰐淵晴子、野々村潔、園井啓介、山形勲、待田京介、久保菜穂子、穂積隆信
映画「おゆきさん」(1966)

祐紀子(和泉雅子)との結婚を考えている花屋の碌ちゃん(松山省二)が、祐紀子の最近の態度やお手伝い先の父親良吉(笠智衆)への不満を漏らす場面は国立代々木競技場。
1966(昭和41)年/日活
出演:和泉雅子、笠智衆、小夜福子、松尾嘉代

映画「クレージー大作戦」(1966)

60年代の建築が次々映し出されるしゃれたタイトルバック。国立代々木競技場も映る。

出演者のクレジットのトップが「植木等、ハナ肇、谷啓」。続いて2枚目にヒロインの野川由美子とクレージーの残りのメンバー「犬塚弘、桜井センリ、石橋エータロー、安田伸」。クレージーキャッツ総出演のクレージー映画なれどメンバー内格差がハッキリ出ているのだった。
1966(昭和41)年/東宝
出演:植木等、ハナ肇、谷啓、犬塚弘、桜井センリ、石橋エータロー、安田伸、野川由美子
映画「日本一のゴリガン男」(1966)

タイトルバックに様々な風景が映るが、その中のひとつが国立代々木競技場。
1966(昭和41)年/東宝
出演:植木等、進藤英太郎、浜美枝、人見明、藤村有弘、田中邦衛、桜井センリ、藤田まこと、野川由美子
映画「私、違っているかしら」(1966)

白石桂(吉永小百合)が大学の友人川瀬(浜田光夫)の家に行った帰り、二人で渋谷を歩く。
国立代々木競技場と代々木公園の間の道。ただしオリンピック選手村であった代々木公園はこの年まだ完成していない。遠方に岸体育館が見える。
1966(昭和41)年/日活
出演:吉永小百合、浜田光夫、川地民夫、山本陽子、市川好郎、三島雅夫、鈴木瑞穂、高橋悦史、細川ちか子、宇野重吉、淡島千景
原作は森村桂のエッセイ「違っているかしら」。暮しの友社のモデルは森村が勤務していた暮しの友社。【福】
映画「東京流れ者」(1966)

タイトルバック、東京の各所の映像が流れる中、国立代々木競技場が映る。
1966(昭和41)年/日活
出演:渡哲也、松原智恵子、川地民夫、二谷英明、郷鍈治、玉川伊佐男、江角英明、北竜二
映画「哀愁の夜」(1966)

勤務している法律事務所の用事で宇月産業社長宇月英治(神田隆)を訪ねた木塚正彦(舟木一夫)は社長室で娘の美沙緒(和泉雅子)に再会、事務所まで車で送ってもらう。
木塚が車を下りるのは公園通りの「渋谷区役所」前。左に「渋谷区役所」、正面に「国立代々木競技場」が見える。右の3階建の建物は「レストランナカタニ」。
1966(昭和41)年/日活
出演:舟木一夫、和泉雅子、山本陽子、藤竜也
ドラマ「ウルトラマン 第4話『大爆発五秒前』」(1966)

沈没した原爆捜査中の船の乗組員の話を聞くためハヤタ(黒部進)が国立病院へ向かうシーン。背後に「国立代々木競技場」が見える。
1966(昭和41)年/TBS
出演:黒部進、小林昭二、桜井浩子、二瓶正也、石井伊吉
ドラマ「ウルトラマン 第22話『地上破壊工作』」(1966)

テレビセンターで世界的な電波障害の原因が科学特捜隊内にあることを知ったイデ隊員(二瓶正也)とアラシ隊員(石井伊吉 / 現・毒蝮三太夫)は科学特捜隊に急行する。その途中、イデ隊員はハヤタ(黒部進)とともにパリに発ったはずのアンヌ隊員(アネット・ソンファーズ)が街を歩いているのを見かける。アンヌ隊員が歩いているのは「国立代々木競技場」横。
1966(昭和41)年/TBS
出演:黒部進、小林昭二、桜井浩子、二瓶正也、石井伊吉
ドラマ「ウルトラマン 第23話『故郷は地球』」(1966)

ウルトラマンに倒された元地球人の怪獣ジャミラの墓が国際平和会議の会場近くに建てられ、科学特捜隊の面々がこれを追悼するシーン。背後の国際平和会議の会場は「国立代々木競技場」。
1966(昭和41)年/TBS
出演:黒部進、小林昭二、桜井浩子、二瓶正也、石井伊吉
映画「ゴー!ゴー!若大将」(1967)

雄一(加山雄三)が全日本学生ラリーに出場するため京都に発つ前日、澄子(星由里子)がそれとなく雄一に想いを告げるシーン。背景に「国立代々木競技場」。
1967(昭和42)年/東宝
出演:加山雄三、飯田蝶子、有島一郎、中真千子、星由里子、田中邦衛、北竜二、江原達怡、浜木綿子
緊張感のないラリーのシーンの後、これで終わりかと思うとまたひと悶着ある。あれは蛇足。【福】
映画「レッツゴー!若大将」(1967)

石山新二郎(田中邦衛)がライバル校と喧嘩を始めそうだという連絡をマネージャーの江口敏(江原達怡)からうけた田沼雄一(加山雄三 )は現場にスクーターでかけつける。
後方に「国立代々木競技場」の体育館。
1967(昭和42)年/東宝
出演:加山雄三、有島一郎、飯田蝶子、中真千子、星由里子、田中邦衛、宝田明
スポーツ万能の加山もサッカーは不得手なのか、単にアングル上の問題なのか、試合中上半身と下半身が一緒に映るシーンはない。【福】
映画「君は恋人」(1967)

劇中劇のラストシーン、更生して歌手としての才能を見いだされた光夫(浜田光夫)は、「君は恋人」が流れる中、雅子(和泉雅子)と手に手をとって渋谷の街を走っていく。ロケ地は渋谷区役所前交差点。彼らの前方に国立代々木競技場がみえる。右側の建物「メイジハイツ」は2019年建て替えられ「ラ・トゥール渋谷神南」(神南1-5-14)になった。
1967(昭和42)年/日活
出演:浜田光夫、和泉雅子、克美しげる、林家こん平、清川虹子、舟木一夫、田辺昭知とザ・スパイダース、荒木一郎、ジャニーズ、黛じゅん、岡田真澄、中村八大、坂本九、石原裕次郎、小林旭、浅丘ルリ子、芦川いづみ、高橋英樹、渡哲也、松原智恵子、山本陽子、山内賢、和田浩治、川地民夫、葉山良二、深江章喜、郷鍈治、太田雅子、宍戸錠、二谷英明、吉永小百合
浜田光夫の右目負傷からの復帰第一作という現実と、浜田が演じるやくざ組織に入ろうとする「光夫」のストーリーが並行して進められる珍しい構成の映画。浜田の復帰を祝して日活のスターが一同に会する豪華大作。【福】
映画「殺しの烙印」(1967)

暗殺に失敗し幻の殺し屋No.1に狙われる花田五郎(宍戸錠)。自宅にこもる花田が窓からNo.1の居場所を探すシーンで「国立代々木競技場」「渋谷区役所」「宇田川団地」(現「渋谷ホームズ」宇田川町2-1)が映る。
1967(昭和42)年/日活
出演:宍戸錠、南原宏治、真理アンヌ、小川万里子
スタイリッシュが過ぎてストーリーを理解し楽しむにはちょっと厳しかった。【福】
映画「君が青春のとき」(1967)

木所香(吉永小百合)をナンパしてきた青山族のピン公(山本圭)の隠し撮りの成功を喜ぶスタッフ一同。
場所は「国立代々木競技場」。左側の街灯の形から特定した。

番組を降板させられた木所香(吉永小百合)は自分が傷つけてしまったピン公(山本圭)を一晩中探し、夜が明ける。「国立代々木競技場」の原宿門側。街灯の形と代々木公園と考えられる森から特定した。

番組を降板させられた木所香(吉永小百合)は自分が傷つけてしまったピン公(山本圭)を一晩中探す。夜が明ける頃にようやく見つける。国立代々木競技場。背後に岸体育館。
1967(昭和42)年/日活
出演:吉永小百合、山本圭、米倉斉加年、内藤武敏、斎藤チヤ子、十朱幸代、仲谷昇
TVドラマ「忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ 第16話『これぞヤマトダマシイでござる』」(1967)

フジ夫(江原一哉)は大場組組長(由利徹)の息子からの挑戦状を受け、トレーニングにはげむ。
右手後方に「国立代々木競技場」(神南2-1-1)。
1967(昭和42)年/NET
出演:市村俊幸、関千恵子、松坂慶子、江原一哉、堺駿二、由利徹、熊倉一雄(声)、丸山裕子(声)
第16話「これぞヤマトダマシイでござる」
公園を独占していたところをハットリくんに退治されたやくざの大場組の組員たちはハットリくんへの復讐をたくらむ。一方大場組組長(由利徹)の息子にいじめられていたフジ夫(江原一哉)に、げたよ婆さん(堺駿二)はボクシングを通じ大和魂を教えようとする。ここに組長の息子とフジ夫のボクシング対決が行われることになる。【福】
映画「勝負犬」(1967)



貿易商中沢道彦(永田靖)の娘律子(姿美千子)は鴨井大介(田宮二郎)の拳銃の腕を見込んで、中沢父娘のボディガードになってくれるよう依頼をする。
鴨井と律子が待ち合わせているのは「国立代々木競技場」。
1967(昭和42)年/大映
出演:田宮二郎、天知茂、坂本スミ子
映画「日本春歌考」(1967)

中村(荒木一郎)と谷川高子(小山明子)が、大竹(伊丹十三)の葬儀後関係をもった場面の後に墓場のインサートが入る。背後右に「国立代々木競技場」、左に「岸記念体育会館」(2024年現在代々木公園拡張工事中 / 神南1-1-1)。
「国立代々木競技場」と「岸記念体育会館」を見る角度から、山手線を隔てた「長泉寺」(神宮前-25-12)内の墓地と思われる。
1967(昭和42)年/創造社
出演:荒木一郎、田島和子、小山明子、伊丹一三、宮本信子
映画「反逆」(1967)

礼治(渡哲也)は時岡(曽我廼家明蝶)から牧村亜佐子(三田佳子)を隠すため、林田珠枝(浜川智子)に彼女を預ける。
待ち合わせの場所が「国立代々木競技場」前。
1967(昭和42)年/日活
出演:渡哲也、高橋昌也、曽我迺家明蝶
映画「ウルトラセブン 第2話『緑の恐怖』」(1967)

冒頭石黒隊員(松本朝夫)宅に隕石が落下するシーン。「国立代々木競技場」が中央遠方に見える。第1体育館と第2体育館の位置関係から南の方、道玄坂上付近からの撮影と推定される。
1967(昭和42)年/TBS
出演:中山昭二、森次浩司、菱見百合子、石井伊吉、阿知波信介、古谷敏
ドラマ「忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ 第14話『天下の名馬は流石でござる』」(1967)



この回は全編にわたって「国立代々木競技場」が登場する。
北西部の現在の「国立代々木競技場フットサルコート」の一帯は空き地となっている。
映画「ごろつき」(1968)

ロードワークをする大場勇(高倉健)ら澤田キックボクシングジムの選手たち。背後に「国立代々木競技場」の第二体育館が見える。NHK前、代々木公園の今ケヤキ並木になっている付近。
1968(昭和43)年/東映
出演:高倉健、吉村実子、菅原文太
映画「産業スパイ」(1968)



白馬ダム建設工事の入札で羽島建設側につく木暮(梅宮辰夫)を、日進建設側につく沢田(渡辺文雄)が呼び出し、羽島建設と手を切るよう迫る。
二人が会う場所は「国立代々木競技場」。
1968(昭和43)年/東映京都
出演:梅宮辰夫、松岡きっこ、志村喬、待田京介、石山健二郎
映画「私が棄てた女」(1969)

女工時代からの友人深井しま子(夏海千佳子)のもとに一度は身を寄せた森田ミツ(小林トシ江)だが、しま子は情夫(江角英明)と同居し売春の斡旋をしていたため荷物を持ち早朝アパートを去る。
正面遠方に「国立代々木競技場」と「岸記念体育会館」。右側の「渋谷パーキング」の位置からロケ地は神宮前5-33前の路上と特定。

ミツがしま子のアパートを去るシーンの遠方に国立代々木競技場。ミツが昇った階段は、国立代々木競技場や線路の位置関係、手摺のデザインから「宮下公園」と特定。
1969(昭和44)年/日活
出演:河原崎長一郎、浅丘ルリ子、小林トシエ、小沢昭一、加藤武、岸輝子、辰巳柳太郎、加藤治子、夏海千佳子、佐野浅夫、露口茂、早野寿郎、大滝秀治、江守徹
無教養だが自らを犠牲にして人を愛するミツと、地位と献身的な愛の間で悩む吉岡の姿を描く。
ドラマでは情けない役どころが多い印象の河原崎だが本作では美しい浅丘ルリ子に愛される役。小林トシ江が地方出身の素朴な女工の献身的な愛をみごとに演じている。パートカラーで製作されており、吉岡の回想シーンは緑のフィルター、ミツの回想シーンは赤のフィルターがかかり、ミツが「新相馬節」を歌うシーンで映る相馬野馬追の様子とラストのシークエンスのみカラー映像になる。原作は遠藤周作の「わたしが・棄てた・女」。【福】
映画「恋のつむじ風」(1969)

故郷へ帰る俊平(杉良太郎)を花屋のトラックで追うアカネ(松原智恵子)。背景に「国立代々木競技場」が見える。
1969(昭和44)年/日活
出演:松原智恵子、長谷川照子、山本陽子、杉良太郎、川口恒、和田浩治、太田雅子、沖雅也
映画「愛するあした」(1969)

ペンフレンドでブラジルの資産家の息子宮原(中山仁)が来日し、矢代美智子(松原智恵子)は東京案内をする。
二人が記念写真を撮っているのは「国立代々木競技場」。
1969(昭和44)年/日活
出演:伊東ゆかり、松原智恵子、和田浩治、中山仁
映画「モナリザお京」(1971)

青柳(川津祐介)が車を止め道を歩いていたお京(渥美マリ)を車に乗せる。
青柳が車を停めるのは「国立代々木競技場」前。


お京(渥美マリ)とガチャ子(正司敏江)が別れるシーン。
場所は「国立代々木競技場」。お京の背後に建て直す前の「渋谷区役所」が見える。
1971(昭和46)年/大映
出演:渥美マリ、川津祐介、早川雄三、正司敏江、菅野直行
映画「夜の手配師 すけ千人斬り」(1971)

足立卓也(梅宮辰夫)は元有名歌手の原田みさほ(松井康子)に目をつけ、コールガールにしようと接触を図る。
2人が歩いているのは「国立代々木競技場」の山手線側。奥に見えるのは「岸記念体育会館」(2024年現在代々木公園拡張工事中 / 神南1-1-1)。

足立(梅宮辰夫)のマンションに子連れの行商の女(笠置シヅ子)がやってくる。彼女の苦しい身の上を知った足立は自分が貧しかった過去を思い出し安物の反物を大金で買ってやる。
背後に「国立代々木競技場」。右側の足立が住んでいる設定のマンションは「国立代々木競技場」の山手線をはさんだ向かいの「神宮前6-34-25ビル」(現「神宮前リライアンスBldg」神宮前6-34-25)。同ビルは2016年頃まで残っていたことから、過去のGoogleストリートビューで特定。
1971(昭和46)年/東映
出演:梅宮辰夫、川口浩、榊ひろみ、賀川雪絵、松井康子、石井富子、円山理英子、正司歌江、サリー・メイ、松尾和子、園井啓介、小池朝雄 、室田日出男、小松方正、由利徹、南利明
映画「ビューティ・ペア 真赤な青春」(1977)

マキ上田が足を怪我したジャッキー佐藤と復活を誓い合う場面で、背後に「国立代々木競技場」が映る。
1977(昭和52)年/東映
出演:ビューティ・ペア(ジャッキー佐藤、マキ上田、岡田裕介、赤城マリ子、ナンシー久美、ブラック・ペア(池下ユミ&阿蘇しのぶ)、近藤宏、石井富子、佐藤允
映画「ニッポン警視庁の恥といわれた二人組 刑事珍道中」(1980)

オープニングで、斑島祥介(中村雅俊)と樺屋隆治(勝野洋)がお互いに手錠をかけてしまい、そのままの状態で署に帰る。背後に「国立代々木競技場」。
1980(昭和55)年/角川春樹事務所=東映
出演:中村雅俊、勝野洋、大楠道代
映画「胸さわぎの放課後」(1982)

沢田知佳(坂上とし恵)が男に絡まれ桑田一平(ひかる一平)と喧嘩になり、「国立代々木競技場」まで逃げてくる。
1982(昭和57)年/東映
出演:ひかる一平、坂上とし恵、山下美樹
映画「十階のモスキート」(1983)

主人公(内田裕也)が原宿の歩行者天国でローラー族の中で踊る娘(小泉今日子)を見つける。背景に「国立代々木競技場」。
1983(昭和58)年/ニュー・センチュリー・プロデューサーズ
出演:内田裕也、吉行和子、中村れい子、風祭ゆき
映画「星くず兄弟の伝説」(1985)

落ち目になったシンゴとカン。二人が歩いているのは国立代々木競技場前。
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