「カーネーション」ジョニーって誰?

直子が年下のハンサムな青年と結婚。
招待客がにぎやかにゴーゴーダンスを踊る結婚パーティは大盛況。さすがは“サイケの女王”。
マスコミも取材に訪れ、派手なウェディングドレスでモデルさながらにポーズをとる直子。
とても70年代っぽい。

直子の原宿のブティックでのパーティのBGMはザ・タイガースの「シーシーシー」。
パーティ会場ではこの曲のリズムに合わせて直子と恩師のハラグチが踊っていたけれど、その後のマスコミの取材のシーンにも若干エコー強めになってそのまま流れていたので、これが会場に実際に流れていた音楽なのかドラマの劇伴なのか定かではないが、とにかく朝からジュリーの歌声が聴けて耳福なり。

今週から糸子が少し老けた。背中はより丸くなり、喋り方も以前よりもゆっくりに。
糸子がソファでウトウトしていると「お母ちゃん」と声をかける青年が二人。直子の同期の男子学生三人組の吉村と小沢である。
直子と一番仲が良かった源太はパリコレに日本人として初参加していたため欠席。
直子の次の回の「装麗賞」を受賞しているし1970年にパリコレに参加したということは、源太のモデルはもう高田賢三で決まり。ブランドネームはGENTAかな。

それを「けったくそ悪い」と悔しがる直子。
「何もウチの結婚パーティの次の日に載らんでもええやろ。『お前は結婚パーティで喜んどれ。オラはパリコレで喜んどるぞ』ちゅうて言われてるみたいや」。

呆れた糸子が「素直に喜んだらんかいな」と言えば、
「喜べるか。あんなジャガイモに先越されて。はー、腹立つ。まあ、けどな、見とけよ。ウチかていつか絶対パリコレやったるからな」。
それを後ろで見ていた聡子の表情が心配そうになったり満足そうになったりするのが大変可愛い。

糸子は「ひがみな、友達がこない立派に成功したのに」と諭すが、ひがみ根性は祖父の善作譲り、負けず嫌いは母の糸子譲りだと思う。

それはそうと、直子の店にマネージャーと一緒に飛び込んできたジョニーという男、まさかこれが…?
ネットを検索すると、直子のモデルのコシノジュンコはザ・タイガースのデザインしたというのだが、ジョニーとジュリー、名前は大層似てるがどうもジョニーはソロ歌手のようだし、糸子とも交流があるという設定なら関西弁で会話しそうなものだし、髪型はあんなだし……。

ジョニー役の浅利陽介のオフィシャルブログによると、「また、ちょこちょこ出てくるので、観てくださいな」とのことなので、今後の展開に期待したい。
ちなみに新進女優の白川ナナコ役の村上東奈は、1999年度の「さわやか3組」の主人公・高林瞠役を演じていた子役出身の女優だ。まあ、すっかり大きくなって!

さて、時は1970年春。もうすぐ大阪万博開幕である。
コシノジュンコは万博でペプシコーラ館・タカラ館・生活産業館のコスチュームをデザインしているというから、なんらかの形でドラマに登場するであろう。
BGMに三波春夫の「世界の国からこんにちは」が流れる中、テレビに映ったコスチュームを見た昌子や恵が「ホレ、あれが直ちゃんの!」「ハレェー、ごっついなあ」でおしまい、という可能性もあるけど。

ところで、直子の結婚パーティにどう見ても荒木経惟にしか見えない客がいたのだが、1970年当時アラーキーはまだ電通に勤めていたカメラマン。写真集「さっちん」の後で「センチメンタルな旅」の前という頃。……どなたですか?【み】

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