テレビをこじらせた東京福袋が書いたノンキなテレビコラム集。

「ミステリーゾーン HD版 シーズン2」第16話「8時間の奇蹟」

トワイライトゾーン

はじめに

「ミステリーゾーン」(原題「The Twilight Zone」)は、日本で1960年代に放送されていたアメリカ製作のドラマシリーズ。
脚本家のロッド・サーリングがホスト(案内役)を務める1話30分完結方式のSFドラマで、アメリカでは1959年から1964年までCBSで放送されていました。
今年の1月から「スーパー!ドラマTV」で高解像度バージョンが放送されているのを知り、シーズン1の終盤から視聴開始。不思議な味わいのストーリー良し30分という尺良し60年代のレトロな雰囲気良し…ということで視聴継続決定。
シーズン2以降は最初から見ることができたので、せっかくなので番組データや感想をまとめておくことにしました。ネタバレおおいにありなのでこれから見る予定がある方はご注意ください。

不思議な物語が決して不思議ではなくなる世界。
空想の力によってのみ知ることのできる謎の世界。
ではミステリーゾーンのお話をこのテレビでご覧ください。

「ミステリーゾーン」OPナレーションより

放送データ

「ミステリーゾーン HD版 シーズン2」
第16話「8時間の奇蹟」
A Penny For Your Thoughts
 
銀行員はある日、新聞を買うために硬貨を投げ入れるとその硬貨が立った。その瞬間から、他人の考えが分かるという不思議な能力を得る。だが、聞こえたことをそのまま信じるのは危険なことだった。
 
出演:ディック・ヨーク、ジューン・デイトン、ダン・トビン
脚本:ジョージ・クレイトン・ジョンソン
監督:ジェームズ・シェルダン
 
放送日:2021/02/09(スーパー!ドラマTV)
オリジナル放送日:1961/02/03(米CBS)

声の出演

久米明
戸田晧久 横森久
槐柳二 石原良 和田文夫 兼本新吾

コメント(ネタバレ有)

8時間の奇蹟
llustrated by Shinobu Yoshino

銀行員のプールは出勤の途中で朝刊を買いコインを投げる。すると投げたコインが新聞売りの釣り銭箱の中で立つ。新聞売りは「こんなことは100万年に1度あるかないかだ。あなたにいいことがありますよ。」と言う。
その直後からプールには街行く人の考えが聞こえるようになる。銀行につくと客や同僚の考えも聞こえ、そのなかで支店長が愛人と旅行に行く予定であること、同僚の女性ターナーがプールに好意を持っていることを知る。
支店長からセメント会社への融資の手続きを頼まれたプールは、手続きの途中相手が金を競馬につぎこむつもりであることを知りひと悶着起こし担当を外される。その後勤務中にも同僚の頭の中を読んでいた彼は、勤続20年の実直な老人スミザーズが銀行の金を持ち出し、バミューダへ逃げる計画を企てていることを知る。プールはターナーに他人の心が読めることを告白し、どうすべきか相談した末、支店長に報告する。しかし会社を出ようとするスミザーズを警備員が捕まえてみると、彼のかばんは空だった。スミザーズはプールに、なぜわかったのか知らないが、頭の中で妄想することはよくあること、だが自分は小心なので決して実行はできないということを告げる。
この一件で支店長から解雇を通知されるプール。しかし彼が荷物をまとめていると、融資したセメント会社の社員の使い込みが発覚したという連絡が入る。彼の解雇は取り消しになるが、そんな時プールの頭の中にターナーの考えが響く。「あなたはもっと上にたつべき人よ。弱気になっちゃだめ。」 そこでプールは支店長に次長の椅子がほしいことを告げ、断ろうとする支店長に愛人との旅行の件をちらつかせ、無事次長の席を獲得する。また同時にスミザーズに会社の金でバミューダ行きの切符を買ってやることも約束させる。
ターナーと腕を組んで会社を出るプール。彼が夕刊を買うためにコインを投げると、朝彼が立てたコインに当たってコインは倒れる。するとそれっきり彼には人の考えが聞こえなくなったが、彼はそれを喜んだ。
銀行で大金を手にし微笑む女性が何も考えていないことがわかるシーンが愉快。主人公は「奥さまは魔女」のダーリンを演じるディック・ヨーク。スミザーズ役のシリル・デレヴァンティはトワイライト・ゾーンのエピソードに何作も登場している常連の老優。【吉】
 

 
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