「ミステリーゾーン シーズン2」第15話「遠来の客」

はじめに

2021年1月から「スーパー!ドラマTV」で高解像度バージョンが放送されているのを知り、シーズン1の途中から見始めました。不思議な味わいのストーリー良し30分という尺良し60年代のレトロな雰囲気良し…ということで視聴継続決定。
シーズン2以降は最初から見ることができたので、せっかくなので番組データや感想をまとめることにしました(2022年1月に「スーパー!ドラマTV」でシーズン1の再放送がありました。 これで「ミステリーゾーン」1〜5コンプリートできます。スパドラさんありがとう!)。

※ネタバレおおいにありですので、これから見る予定がある方はご注意ください。

放送データ

「ミステリーゾーン HD版 シーズン2」
第15話「遠来の客」
The Invaders

人里離れた一軒屋に住む老女の前に、小さな生き物が現れる。どうやら別の惑星の生き物のようで……。

脚本:リチャード・マシスン
監督:ダグラス・ヘイズ

放送日:2021/02/09(スーパー!ドラマTV)

オリジナル放送日:1961/01/27(米CBS)

出演者

女性:アグネス・ムーアヘッド/宇宙飛行士の声:ダグラス・ヘイズ
ナレーター:ロッド・サーリング

声の出演

久米明 荒木田勝男

コメント(ネタバレ有)

llustrated by Shinobu Yoshino

荒れた土地の小屋で一人暮らす老女。晩に彼女が食事をつくっていると突然空から異音が響き、家に大きな衝撃が起きる。おそるおそる彼女が屋根の上をのぞくと、そこにはひとかかえあるくらいの円盤が着陸していた。彼女が覗き込むと円盤の下部が開き、中から小さな銀色の服に身をつつんだ生き物が現れる。生き物は彼女に光線のようなもので攻撃をしかける。包丁や杓子で立ち向かう老女。しばらく攻防が続いた後、彼女はなたを持ち出し円盤を叩き壊し始める。
<以後ネタバレ>
円盤内から聞こえる声。「宇宙ステーション、宇宙ステーション、この惑星には巨大な人間がいて我々に攻撃をしかけてきます。隊長は死にました。」 めちゃめちゃになった円盤を映すカメラが引くと、円盤には「U.S.Air Force」という文字が書いてあるのだった。
円盤の乗員イコール地球外生物という固定観念をうまく利用して最後に逆転させるしかけ。老女を一人暮らしにし一言もしゃべらなくてすむようにしたのもここに理由があった。30分の無言劇を披露するのは「奥様は魔女」でサマンサの母親を演じたアグネス・ムーアヘッド。【吉】


IMDBによると、映画「禁断の惑星」(1956)のユナイテッドプラネットクルーザーC57D宇宙船を使用している」とのこと。それはともかく「声の出演」にアグネス・ムーアヘッドの声優がクレジットされていないのは何故? 主人公、というか唯一画面に映っている人なのに!【み】

出典

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