古い映画やドラマの中から
昭和の渋谷の風景を探しています。
渋谷駅前ビル
東京都渋谷区道玄坂2-3-1
道玄坂下にある商業ビル。戦後建てられたマーケット「大林百貨店」を建替え1965年完成。道玄坂2-3-1。

ドラマ「特別機動捜査隊 第129話『非行少年』」(1964)

犯人の一味とみられる顔に大きな傷のある男がパチンコ屋にいるという情報をもとに、パチンコ屋に向かう桃井刑事(轟謙二)と荒牧刑事(岩上瑛)。
「パチンコ旭」は「有馬ビル」(現「エスパス日拓 渋谷本館」道玄坂2-5-2)。当時の住宅地図上で確認。道の右側ではこの場所にあったマーケット「大林百貨店」が解体され「渋谷駅前ビル」(道玄坂2-3-1)の建設準備中。
1964(昭和39)年/NET
出演:波島進、南川直、岩上瑛、轟謙二、滝川潤、鈴木志郎
ドラマ「特別機動捜査隊 第140話『四百九十人の容疑者』」(1964)

オープニング、「東急百貨店東横店」の時計塔が大写しになり、そこから「東急百貨店東横店」の全景、続いて道玄坂方面が映し出される。
中央に伸びるのが道玄坂、左下が「渋谷駅前ビル」(現存、道玄坂2-3-1)。右下が「洋品店ミツマル」(現「SHIBUYA109 渋谷店」道玄坂2-29-1)、右のネオンは「峯岸ビル」(現「QFRONT」宇田川町21-6)の最上階のクラブ「チャイナタウン」のネオン。
1964(昭和42)年/NET
出演:波島進、南川直、轟謙二
映画「爆弾男といわれるあいつ」(1967)

タイトルの直後、熊五郎(東京ぼん太)の登場シーン。左手に渋谷駅前ビルが映る。

同じくタイトルの直後、熊五郎(東京ぼん太)の登場シーン。背後に渋谷駅前ビル、東亜、七店街ビルが映る。
1967(昭和42)年/日活
出演:小林旭、東京ぼん太、内田良平、岡崎二朗、青木義朗、藤竜也、万里昌代、嘉手納清美
長岡の名物を盛り込み、アクションもたっぷりあるのだが全く盛り上がらない作品。藤竜也のむだ遣い。【福】
映画「喜劇 女は度胸」(1969)

桃山学(河原崎建三)は工場の仲間と遊びに行った先で知り合った白川愛子(倍賞美津子)とつきあうようになる。新宿へ向かう途中で挿入される渋谷駅前のショット。
中央の「ニューコンパ」「パリシェ」「ファイブスター」「ニューバロン」等のネオンのビルは「渋谷駅前ビル」(現存、道玄坂2-3-1)。右側の○に緑のマークのネオンのビルは「ミドリヤ」(現「ザ・プライム」道玄坂2-29-5)。
1969(昭和44)年/松竹
出演:倍賞美津子、河原崎建三、渥美清、清川虹子、花澤徳衛
ドラマ「ウルトラマンA 第5話『大蟻超獣対ウルトラ兄弟』」(1972)

冒頭、超獣アリブンタが獲物となる女性を探すシーン。現在の道玄坂方面から駅前交差点までが映し出される。
丸に大の字の赤い看板は「井門」の前身の「大丸百貨店」(現「井門道玄坂ビル」道玄坂2-6-16)。その手前の赤いビルは「渋谷東宝劇場・渋谷スカラ座」(現「渋東シネタワー」道玄坂2-6-17)。

「マルナン」の看板は洋裁生地店「マルナン」(現「サンドラッグ 渋谷道玄坂下店」道玄坂2-5-1)。真正面のビルは「渋谷駅前ビル」(現存 / 道玄坂2-3-1)。「ロシア料理モスクワ」「中野タイピスト学院」「バロン」「ファミリア」「大井」などの看板が見える。

「渋谷駅前ビル」の左が渋谷駅前交差点。その背後に京王井の頭線とJRの連絡路、営団地下鉄銀座線が見える。
位置関係から「峯岸ビル」(現「QFRONT」宇田川町21-6)屋上からの撮影で、隣の屋上に緑の看板があるビルは「七店街ビル」(現「渋谷西村總本店ビル」宇田川町22-1)と思われる。
1972(昭和47)年/TBS
出演:高峰圭二、星光子、瑳川哲朗、沖田駿一、山本正明、西恵子、佐野光洋、中山克己、梅津昭典、宮野リエ
洋画「ザ・ヤクザ」(1974)

「カフェテラス・パリシェ」「キャバレー ファイブスター」「北辰商品」があるのは現在「サンドラッグ」がある「大外ビル」(現存、道玄坂2-3-2)。
「サントリー ニューバロン」「ティーパーラー」「SUZUYA」があるのは現在「ロクシタン・カフェ」や「ガスト」がある「渋谷駅前ビル」(現存 / 道玄坂2-3-1)。
1974(昭和49)年/ワーナー・ブラザース
出演:ロバート・ミッチャム、高倉健、ブライアン・キース
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