代々木公園|映像の中の渋谷

古い映画やドラマの中から
昭和の渋谷の風景を探しています。

代々木公園

東京都渋谷区代々木神園町2-1

代々木神園町、神南二丁目にある都立公園。同地は戦後米軍の住宅「ワシントンハイツ」として、その後東京オリンピックの選手村として利用され、1967年に代々木公園が完成した。

目次

映画「東京五輪音頭」(1964)

勇(山内賢)たちはブラジルからやってきたおば(岡村文子)を飛行機に乗せ空から東京案内をする。
空から見たオリンピック選手村。代々木神園町3-1、代々木公園の西北端、現「国立オリンピック記念青少年総合センター宿泊A棟」あたり。当時の航空写真から特定した。

作品データ
映画「東京五輪音頭」
監督:小杉勇

1964(昭和39)年/日活

出演:三波春夫、山内賢、十朱幸代、和田浩治、山本陽子、沢本忠雄、古賀政男

築地の野菜市場の仲買商「藤源」の一人娘ミツ子(十朱幸代 )は市場で働きながら大学で学ぶ生活を送っていたが、スポーツ嫌いの祖父源造(上田吉二郎)には東京オリンピックの水泳の選手候補であることを隠していた。ある日仲買人仲間の勇(山内賢)を頼って上京してきた雅江(森みどり)が事情を知らずに源造に選手候補の件を話してしまい、源造は激怒する。また仲買人仲間の正光(和田浩治)はコーヒー園を経営するおばキヨ(岡村文子)のもとで働くためブラジルへ渡る予定だったが、この件でもミツ子の心は揺れていた。
三波春夫が寿司屋の大将と三波春夫本人の二役を楽しそうに演じている。数多のスポンサーの商品の紹介がストーリーの邪魔になるほど押し込まれている。三波春夫の歌「俵星玄蕃」や「五輪音頭」の踊りがフルコーラスで入ったり、水泳の競技シーンを省略もせず見せるなど色々バランスの悪い作品。【福】
日活
東京五輪音頭 | 映画 | 日活 世界の檜舞台にかけたオリンピック選手の夢とロマンス、それを見守る町の人たちの温かい心を三波春夫のヒット曲にのせて贈る歌謡大作。

映画「私、違っているかしら」(1966)

白石桂(吉永小百合)が大学の友人川瀬(浜田光夫)の家に行った帰り、二人で渋谷を歩く。
国立代々木競技場と代々木公園の間の道。背景は元オリンピック選手村。まだ代々木公園は完成していない。

作品データ
映画「私、違っているかしら」
監督:松尾昭典

1966(昭和41)年/日活

出演:吉永小百合、浜田光夫、川地民夫、山本陽子、市川好郎、三島雅夫、鈴木瑞穂、高橋悦史、細川ちか子、宇野重吉、淡島千景

学習院大学の卒業を控えた白石桂(吉永小百合)は出版社各社の就職面接を受けるがことごとく断られる。おじ(三島雅夫)のつてで独創社に就職するが山岳遭難者の家族を追い回す編集長小池(高橋悦史)の取材方針と、恋人(川地民夫)に止められながらも取材を続ける同僚山中(山本陽子)の姿に嫌気がさし退職してしまう。ある日おじの家で会った暮しの友社葛西社長(細川ちか子)から臨時雇いの話があり、白石は暮しの友社で働くことになる。
原作は森村桂のエッセイ「違っているかしら」。暮しの友社のモデルは森村が勤務していた暮しの友社。【福】
日活
私、違っているかしら | 映画 | 日活 森村桂の青春小説を吉永小百合主演で映画化。就職活動中の娘が、社会と現実の壁にぶつかりながらもたくましく成長していく姿を描く。

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