東急百貨店本店|映像の中の渋谷

古い映画やドラマの中から
昭和の渋谷の風景を探しています。

東急百貨店本店

東京都渋谷区道玄坂2-24-1

1967年11月1日開店、2023年1月31日閉店。

東急本店は1967(昭和42)年11月1日、渋谷駅北東に位置する旧渋谷区大向小学校跡地に開業。1934(昭和9)年にオープンした東急百貨店東横店(2020年3月営業終了)に替わり本店となり、1989(平成元)年には、隣接する駐車場スペースにBunkamuraが開業。文化施設と一体化する百貨店として、「これまで半世紀にわたり当社および東急百貨店の発展において非常に重要な役割を果たしてきた」(東急の高橋和夫社長)。(「シブヤ経済新聞」より)
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映画「にせ刑事」(1967)

誘拐犯が隆(出川純)に映画館で「大魔神」を見せ、映画館の外では千田寅松(勝新太郎)が隆を探すシーン。
右側の映画館は「渋谷大映」(現「MEGAドン・キホーテ 渋谷本店」宇田川町28-6)。「クラブVan」「トラヤ」は隣の現「Annex 渋谷三善第3ビル」(宇田川町28-7)。背後に建設中の「東急百貨店本店」(1967年開業、道玄坂2-24-1)の足場が見える。

作品データ
映画「にせ刑事」
監督:山本薩夫

1967(昭和42)年/大映東京

出演:勝新太郎、加東大介、吉村実子

警察官だった千田寅松(勝新太郎)は盗まれた拳銃が事件に使われたことから免職になり、実家の魚屋を手伝っていた。ある日電車のホームでチンピラにからまれていた山口美恵子(姿美千子)を助けようとしはずみで彼女に怪我を負わせてしまう。彼女を見舞ううちに千田寅松と山口美恵子の間には恋心が芽生え始める。そんなある日、山口美恵子の勤め先の幼稚園で園児が誘拐される事件が起きる。千田寅松は元同僚たちに疎まれながらも独自に捜査を始める。【福】

映画「不良少女魔子」(1971)

映画冒頭、クレジットロールが流れる中、野良犬にじゃれつかれながら渋谷を闊歩するヒロイン夏純子のうしろに東急百貨店本店が映っている。

不良少女たちが万引するシーン。次のシーンで彼女たちが東急百貨店本店のエレベーターで降りていくのでこれもおそらく同店内だろう。

東急百貨店本店のエレベーターで降りていく万引した少女達。

作品データ
映画「不良少女魔子」
監督:蔵原惟二

1971(昭和46)年/日活

出演:夏純子、藤竜也、小野寺昭、岡崎二朗、宍戸錠

日活
不良少女 魔子 | 映画 | 日活 不良少女の衝動的な青春を夏純子主演で描いた、蔵原惟二の監督デビュー作。

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