夜中に目が覚め、そのままサイトの更新作業などしているうちに朝になってしまった。
最近の私の朝はテレビ東京で始まる。
山ちゃんだのドン☆ファンだのキティちゃんだの川平慈英などを見て、さらに意味なくレースガイドまで見て午前8時。ここでテレビを消すのが毎朝の習慣になっている。
さて、今朝はなんとなくそのままテレビをつけっぱなしにしていた。始まったのは、なんとまあお懐かしや「パパと呼ばないで」。
そう、石立鉄男&杉田かおるの往年の人気ドラマ。モノマネでおなじみの「ちぃ坊ッ」というアレである。
自著で子役時代からの無頼な生活を告白し、今やすっかりキワモノ的なタレントになってしまった杉田かおるだが、「パパと呼ばないで」の時代は、大きな前歯がキュートな正真正銘の天才子役。わんわん泣くシーンも上手だが、ちょっとした微妙な表情の巧さが光る。
はかなげな声で「パパ…」と呟く姿を今の杉田に重ね合わせ、さらに彼女の著書にあった子役時代の数々の怖ろしいエピソードまでをも重ね合わせ、徹夜明けの私の脳裏は大混乱である。
今朝の回のラストは、親子喧嘩をした石立と杉田が仲直りして銭湯に行くシーン。
泡だらけの石立の背中をタオルでこする杉田。下半身こそ映らないものの、両者とも当然裸体である。
杉田などは最後の最後にがばっと立ち上がるシーンもあり、思わず肝を冷やした。
いや、たかが子役のヌードに肝を冷やす必要はないのだろうが、なにせ相手は杉田である。あの杉田である。
「このいたいけな裸の少女が今やあんなことにねえ」などと、朝から無駄な感慨にふけったのだった。【み】
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