テレビをこじらせた東京福袋が書いたノンキなテレビコラム集。

「ホーム&アウェイ」の渋いキャスティング

「ホーム&アウェイ」(フジテレビ)の視聴率が酷いらしい。
主役の中山美穂の演技が拙いとか、レギュラーに華のある役者がいないとかストーリーが陳腐とか、週刊誌やインターネット上で相当叩かれている。
しかし、へそ曲がりの我々東京福袋、このドラマが結構好きなのだった。「トラブルに巻き込まれてなかなか家に帰れない」というアイデアは悪くないし、首相の息子・小泉孝太郎も気の弱い弟という役柄にうまくハマっている。
小松政夫、丹古母鬼馬二といったなかなか渋い役者が脇役として出演するのも楽しい。今週は博徒の親分役で麿赤児が登場。ナイスだ。
思うにこのドラマが不評なのは、恋愛的要素を排除しているからではなかろうか。もちろん婚約とか結婚とか小泉をめぐる恋のさや当てとか全くないわけではないが、ハンサムな男と美しい女がベタベタとくっついたり別れたりせず、ベッドシーンやキスシーンのないサッパリとしたドラマなのだ。
ラブストーリーに興味のない我々には誠に喜ばしい展開なのだが、世間はそうは思わないらしい。面白いんだけどなあ。【み】