テレビをこじらせた東京福袋が書いたノンキなテレビコラム集。

ペリナ・ザクロワインの不自然な声の罠

ザクロ

Sky-Aを見ていると、しばしば流れる「ペリナ・ザクロワイン」のCM。
若い娘さんたちがレストランで食事をしながらノンアルコールワインである「ザクロワイン」を楽しむというシチュエーションのCMなのだが、娘さんの喋る声がものすごく不自然なのである。おそらく出演している娘さんとは別人の声優がアテレコしているものと思われる。
出演者の声がテレビに流せないほどの悪声だったとか、お話にならないような拙い演技だったとか、声優がペリナの社長の娘だったとか、この不自然なアテレコには色々な理由が推測できるわけだが、あえて別の理由を挙げたい。
あまりにちぐはぐなアテレコのせいで、やけに気になるCMになっている「ペリエ・ザクロワイン」。つまり、わざと不自然なアテレコにして、視聴者へアピールをはかっているのではなかろうか。
目を見張るようなCGを駆使したり、ギャラの高い人気俳優や多忙なアイドルタレントを起用したり、海外ロケにお金をかけたりしても、一向に商品名が視聴者に浸透しないCMは少なくないように思う。だが、この「ペリエ・ザクロワイン」は、ちぐはぐなアテレコだけで、視聴者の脳裏に商品名を刻み込んでいるのである。素晴らしい。とはいえ、いまだに現物を見かけたことはないのだけれど。【み】