テレビをこじらせた東京福袋が書いたノンキなテレビコラム集。

「やぶ北ブレンド」CMの嫁姑の正体とは!?

日本茶

なぜか惹かれるCMがある。もしかしたらローカルCMで知ってる人が限られるかもしれないが、ハラダ製茶「やぶ北ブレンド」のCMである。
以下不正確だが思い出しながら再現しよう。

■その1■
姑に茶を出す嫁。
姑「おいしいわね。高かったんでしょう」
嫁「やぶ北ブレンドって、そんなに高くないんですよ」
耳打ちする嫁、驚く姑。
姑「そんなに安いの入れてくれたんだ」
ふくれる嫁。
(ナレーション)
嫁、湯呑みの茶を見て「緑がきれい」

■その2■
応接間から出てくる嫁。追うように姑が出てきて、嫁をとがめる。
姑「お客さまよ!もっといいお茶なかったの!」
応接間から客の声
客「うまいねー、このお茶」
姑、嫁から盆を奪い、急いで応接間へ「もう一杯いかがですか〜」
ふくれる嫁。
(ナレーション)
嫁、湯呑みの茶を見て「あ、茶柱」

どちらもよくあると言えばよくある話で、決してCM自体も洗練されているわけではない。だがともすれば嫌味がでそうなストーリーをうまく見せている。それは姑を演じる女性に嫌味がないことや、最後に嫁に小さな幸せが訪れることで救いをつくりだしていることによるのだろう。
最初のCMが好評だったとみえ、その後続編が作られ、嫁の水着姿を拝見できるなど有り難いサービスもあったりする。
ただ最近のバージョンでは嫁が指輪を買ったりなど、嫁に訪れる幸せが少し大きく、当初の不幸と幸福の絶妙なバランスが崩れてきている。お茶の色がきれいだったり、茶柱がたったりという、湯呑みサイズの幸福がちょうどよかったのに。

ところでこの嫁と姑を演じる女性が気になったので調べてみた。ハラダ製茶の総務部に電話をし、姑は久保田民絵、嫁は塙理恵という女優さんだとわかった。
まず姑の久保田民絵だが、VIPタイムズ社刊「日本タレント名鑑」によれば、劇団昴のベテラン女優で1945年生。舞台、TVドラマ、CMで活躍しているらしい。
だがインターネットでサーチすると、彼女の違った一面がクローズアップされる。彼女は声優としても活躍しているらしく、名だたるアニメ作品やが彼女の名でヒットするのだ。「も〜っと!おジャ魔女どれみ」「おじゃる丸」「名探偵コナン」などなど。実写ものでは「宇宙刑事ギャバン」「ウルトラマンタロウ」などもヒットする。おそらくアニメファンなどに言わせれば何を今更というような有名人なのだろう。

T-Artist 公式ホームページ
久保田民絵|T-artistオフィシャルウェブサイト
http://www.t-artist.net/kubota-tamie.html
ティー・アーティスト (T-artist) は、日本の芸能事務所。代表は映画プロデューサーの浅野博貴。

 
一方塙理恵は謎が多い存在である。
資料を調べる限り塙理恵という女性は少なくとも2人いる。
一人はCoCoやribbonと同期の乙女塾1期生、1974年生の塙理恵、もう一人は1969年生、ソニーやキッコーマン、ロッテなどメジャーどころのCMに出まくりの塙理恵である。前者(塙Aとする)は現在27歳、後者(塙Bとする)は32歳。CMを見る限り後者の塙Bではないか、という気がする。
しかしながら塙Bの17歳の頃の写真を見ると、俄にこれが問題のCMの彼女とは断言できない。15年前にしてもあまり似てない気がするのである。また塙Aについては画像が見つからないため、一層どちらの塙か判らなくなっている。
もしかしたら問題のCMの嫁は第3の塙理恵なのか!? 誰か詳しい方のご教授をお待ちしてます。
それにしてもあの客の声、大滝秀治に似てるんだが…まさかね。【吉】

■追記:下記のリンクの件について「絶品水着姿」編集部に連絡をしたところ、同編集部のゴーギャン青山氏より「CMを見ていないので何とも言えないが、乙女塾の方は「塙理絵」または「亀丘理絵」なので、CMの女性は塙Bである可能性が高い」とのご指摘をいただいた。
となると下記の水着姿は若い頃の塙Bということになり、夏バージョンのCMで水着姿を惜しげもなく(姑に「出しすぎよ」と言われるまで)晒していたことも何となく納得いくではないか。