SHIBUYA109|映像の中の渋谷

古い映画やドラマの中から
昭和の渋谷の風景を探しています。

SHIBUYA109

東京都渋谷区道玄坂2-29-1

1979年、渋谷・文化村通りと道玄坂が合流する元恋文横丁にて「ファッションコミュニティー109」としてオープンしたファッションビル。1989年より現在の「SHIBUYA109」に名称変更。
109の名前の由来は「東急(とうきゅう)」の読みを数字の「10(とう)」と「9(きゅう)」 にあてたことによるという(「渋谷109」名前の由来わかりますか? 渋谷駅周辺ビルの歴史を調べてみた)。

目次

映画「恋文」(1953)

真弓礼吉(森雅之)は、山路直人(宇野重吉)の代筆屋を訪れたかつての意中の人、久保田道子(久我美子)を追って店を出る。
場所は渋谷駅前交差点。奥の「三丸」は現「SHIBUYA109」(道玄坂2-29-15)。

作品データ
映画「恋文」
監督:田中絹代

1953(昭和28)年/新東宝

出演:森雅之、久我美子、宇野重吉、香川京子

終戦後帰国した真弓礼吉(森雅之)は弟の洋(道三重三)と暮らしている。生活力のある洋に対し、礼吉は定職にもつかず日々街に出かけては戦時中愛しあいながら他人の妻になった久保田道子(久我美子)の姿を探す毎日だった。ある日渋谷に出かけた礼吉は旧友の山路直人(宇野重吉)と再会する。山路は英文の代書屋を営んでおり、礼吉もその店で働くことになった。ある日店の裏で休んでいた礼吉の耳に、店の客の声が届いた。それは長年探していた道子の声だった。【福】

映画「胸さわぎの放課後」(1982)

沢田知佳(坂上とし恵)が桑田一平(ひかる一平)とデートの待ち合わせ場所「ファッションコミュニティー109」(現「SHIBUYA109」)前に着く。

作品データ
映画「胸さわぎの放課後」
監督:石山昭信

1982(昭和57)年/東映

出演:ひかる一平、坂上とし恵、山下美樹

高校生の沢田知佳(坂上とし恵)は素敵な恋人が現れることを願っていた。ある日部活の練習中に出会った上級生の桑田一平(ひかる一平)に心を惹かれるが、級友の川本紀子(美加里)もまた一平に恋をしており、合同合宿の日に知佳は紀子から一平宛のラブレターを渡すようお願いされてしまう。【福】

映画「BU・SU」(1987)

ある日麦子(富田靖子)は一人で電車に乗りあてどなく渋谷をさまよう。
麦子が立っているのは「ファッションコミュニティ109(現・SHIBUYA109)」前。「109」前から渋谷駅方面を見ている。山手線越しに見える正面の茶色の建物は宮益坂下の「りそな銀行」がある「渋谷協和ビル」(現存、渋谷2-20-11)、その右は「東急百貨店東横店」。右側「マルナン」の看板は2013年閉店した「洋裁生地店マルナン」(現「スギ薬局」道玄坂2-5-1)。

作品データ
映画「BU・SU」
監督:市川準

1987(昭和62)年/東宝映画=日本テレビ放送網

出演:富田靖子、大楠道代、伊藤かずえ、高嶋政宏

森下麦子(富田靖子)は地方から上京し、おば(大楠道代)が営む芸者の置屋で芸者の修行をしながら高校に通う。なかなかクラスメイトに溶け込めない中文化祭の企画を押しつけられた麦子は、ある日八百屋お七の話を知り文化祭でお七を踊ることを思いつく。おばとクラスで目立たない友人(広岡由里子)の協力を得て麦子はお七の練習に取り組み始める。【福】

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