ひたすら増殖を続けるモーニング娘。、誰と誰が何人祭なのか、プッチモニは何人でミニモニは何人なのか、どっちが加護でどっちが辻なのか、誰が引退して誰が復帰したのか等々、真剣にチェックしていないとすぐにわからなくなる。いや、わからなくなっても日常生活にはなんら差し障りがないので別に真剣になる必要もないわけだが。
それにしてもモーニング娘。のことは本当に書きにくい。
といっても、事務所の圧力だとか熱烈なファンの抗議といった深刻な事情などではなく、単純に表記上の問題だ。
モーニング娘。の尻についている句点。
これがあるばかりに「モーニング娘。」という言葉がなるべく文末にこないよう余計な知恵を絞らねばならぬ。
たとえば、「私の大好きなモーニング娘。。」というようなフレーズを書くとすると、まるでミスタイプしたみたいに見えて悔しいし、なにより字面が美しくないのである。
しかし、書きにくいことを除けば、グループの名前の最後に句点をつけるというのは、誠に新鮮なアイデアだと思う。インパクトがある。「どうして最後にマルがついてるんだろう?」という疑問を持たせることによって、否が応でもその名を見た者の記憶に刻み込まれてしまう。
それならば、と私は思った。
かしまし娘にも句点をつけてはどうだろうか。「ウチら陽気なかしまし娘。」である。
唄って芝居が出来て笑いのとれる娘グループの大先輩。当然、略称は「かし娘。」だ。メンバー数が少ないので、モー娘。のようには色々なユニット活動はできないだろうが、かしまし娘の弟子にあたる敏江・玲児の正司敏江が「ミニかし」候補として最適だろう。
さらに、調べたところ、玲児はかつて池乃めだかと「ピスボーイ」というグループを組んでいたことがあるという。男性ではあるが、池乃めだかなら「ミニかし」入りも問題あるまい。デビュー曲は「ミニかしいんじゃんほい」でどうだ。
1981年以来、活動を停止しているそうだが、これを機に「かしまし娘。」としてグループ活動を華々しく復活してもらいたいものである。【み】