「有吉の壁」とにかく明るい安村、魂の名演

有吉の壁▼遊園地で笑わせろ▼ムチャぶりの祭典開幕▼ブレイク芸人視聴者投票」(2020年5月6日/日本テレビ)のセットリストをまとめました。ご査収ください。

目次

一般人の壁を超えろ! おもしろ富士急ハイランドの人選手権

レギュラー陣による副音声付き再放送

副音声:有吉弘行、佐藤栞里、斉藤慎二(ジャングルポケット)、関太(タイムマシーン3号)、尾形貴弘(パンサー)
初回:2017年12月29日(金)放送

スピーチの壁を超えろ! 日本カベデミー賞選手権(前半)

最優秀助演女優賞

NOMINEESACTORWINNER
「007〜巣鴨より愛を込めて」大森和子じろう(シソンヌ)
「ALWAYS 二丁目の朝日」大雪太田博久(ジャングルポケット)
「情念桜」凰来ミヤコ友近最優秀助演女優賞

最優秀助演男優賞

NOMINEESACTORWINNER
「釣りバカ絵日記」小西田敏行関太(タイムマシーン3号)
「牛の膵臓が食べたい」桑野菅信菅良太郎(パンサー)最優秀助演男優賞
「実写版 DEATH NOTE」えんどう豆憲一加賀翔(かが屋)
「乱坊〜怒りの木魚〜」二國単太郎長田庄平(チョコレートプラネット)
「今日から俺は!! 劇場版」長谷川忍長谷川忍(シソンヌ)※本人

敗者復活の壁を超えろ! ブレイク芸人総選挙

ハナコ「あの夏の悔しさを忘れない」高校球児くん
判定
飯尾和樹(ずん)「高級料亭で漬物当番までのし上がった男 あなたの悩みを料理で解決」神楽坂
判定
平野ノラ「40代は怖くない」四十路教教祖 四十よそ子
判定
パーパー「この体操で痛みとサヨナラ」無痛おじさん
判定
タイムマシーン3号「今夜も墓場でパーリーナイト」鬼ギャルゾンビ
判定
パンサー「いろんなマークを作っていくよ」マーク体操
判定
ダイアン「近畿一ダンディな男たち」世直しスナイパーズ
判定
かまいたち「流行の最先端を走る」タピ&オカ
判定
ジャングルポケット「世の中そんなに甘くない」トントントンガク三兄弟
判定
三四郎「知らないものはない」天才おぼっちゃん 麒麟児
判定
四千頭身「高校留年8年目」バカから抜け出し隊
判定
とにかく明るい安村「大都会の敗北者」安村昇剛
判定

スピーチの壁を超えろ! 日本カベデミー賞選手権(後半)

最優秀主演女優賞

NOMINEESACTORWINNER
「あぶないデカパイ」ノラ実ナナ平野ノラ
「失楽動物園」布川瞳(トム・ブラウン)
「万引きGメン VS 家族」安藤シダレザクラおたけ(ジャングルポケット)
「当たり屋家族」安藤チャクラ賀屋壮也(かが屋)最優秀主演女優賞
「買い物家族」安藤デスカ松尾駿(チョコレートプラネット)

最優秀主演男優賞

NOMINEESACTORWINNER
「THE 赤マジックアワー」グラニュー糖浩一とにかく明るい安村最優秀主演男優賞
「フォどる大フォーファ線」アフォ島ヒュー作松陰寺太勇(ぺこぱ)
「花より顔茂がんも」松本ギュン石橋遼大(四千頭身)
「劇場版 アナゴ」ワタリ哲也ワタリ119
「ビルマのおままごと」みんなと仲良い貴一尾形貴弘(パンサー)

番組の感想

新企画「日本カベデミー賞」登場。
コレは「日本アカデミー賞」のパロディで、「日本アカデミー賞」にいそうな俳優になりきり架空の映画に関するインタビューに即興で回答」するというコーナー。さらに「最優秀に選ばれた人は感動のおもしろスピーチ」という罰ゲームに等しい難行が待っている。
荒っぽいなりきり芸人達+荒っぽいムチャぶり。
芸人達にとってはいかにも力の入れどころが難しそうな企画で良い意味でも悪い意味でもヒドい。どういうわけか「万引き家族」が何本もノミネートされてるし、安藤サクラ3人いたし。

この雑な企画の中で光る司会進行役の佐藤栞里の安定感。堂々とした物腰、淀みないアナウンス、爽やかな笑顔。といって出過ぎるわけでもない絶妙な距離感が本当に素晴らしい。まさに掃き溜めに鶴。佐藤栞里ゆるぎなし。
主演男優賞にはなぜかホンモノの俳優の斉藤洋介がお祝いに登場。ワケのわからぬトボけたトークで受賞者のグラニュー糖浩一をおおいに困らせるのだった(斉藤さんは2020年9月に亡くなっているのでもしやコレが遺作なのでは…!?)。

そして新企画もう1本。「ブレイク芸人総選挙2020」から復活させたいブレイク芸人を視聴者の投票で決める敗者復活戦「ブレイク芸人総選挙」。
復活させたいキャラ名に「ブレイク芸人総選挙」のハッシュタグをつけて視聴者がツイートするという何ともアナログな投票方式。作り手側の都合でどうにでも操作できそうなシステムだがまあそんなこたあどうでもいいじゃないか。なんとなく面白いからOKだ。
私は鬼ギャルゾンビが大好きなのでTwitterで投票したよ。いい墓掘ってんね〜♪

いや、だが、今回の一番ネタは何といってもとにかく明るい安村の「安村昇剛」だ。

YouTubeで公開しているフルバージョン。鬼気迫る表情で歌い踊っていた「壁」の時とは違いリラックスモード。

いつものピンクの海パン姿で「東京ってすご〜い〜」と謎のオリジナルソングをアカペラで歌い全力でクネクネと踊り始めた時は有吉も見学している芸人達も苦笑していたが、「控えめでおとなしかった俺が/東京に来て20年たったら/恥ずかしくもなく こんなことができる」という歌詞の部分で芸人達から一斉に拍手と笑いが起こった。
笑いを愛する人達の純度100%のリスペクト。この瞬間はトリハダ立ったよね。こんなシーンなかなか見られるものじゃない。

弾ける笑顔で拍手する芸人達。かまいたち山内はいの一番にスタンディングオベーションを送っていた。

有吉「笑えてジンとくるという」
安村「半分ドキュメンタリーです」
ジャンポケ斉藤「アームストロングというコンビを組んでいた時の解散ライブを思い出しましたね。素晴らしいですね」
パーパーほしの「ちょっともう、泣きそうですね」
有吉「今日がキャリアのピークじゃない?」
安村「そうですね、もう、後悔はないです」

半剃りのザンバラ頭でぷよぷよしたお腹を揺らしながらヘンテコなダンスを踊る安村は格好悪くて格好いい。さすがミスター壁。【み】

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