「有吉の壁13」(2020年1月5日/日本テレビ)。
年末年始に佃煮にするほどお笑い番組を見てあれも書いておきたいこれも書かねばと焦る心を抑え、まずは「有吉の壁」のセトリを記録しておきたい。
一般人の壁を超えろ! おもしろ東京ドームシティの人選手権
一般人やエキストラに混じり有吉を笑わせたら1ポイント獲得。
ハナコ | スカイフラワーに乗ったダチョウ倶楽部。「押すな」といったのに押されて落下して地面に倒れる上島竜兵(岡部)。 判定 |
---|---|
空気階段 | 「朝は東京ドームシティだよな」半裸になり施設内の水でシャンプーしているおじさん(鈴木)。 判定 |
友近 | 「水が出るなら言うといてくれんと! ビショビショになるやん!」噴水の真ん中に仁王立ちして不条理な文句を言っている女性。 判定 |
パンサー(菅、向井) | ピクシーカップでろくろを回す陶芸家(菅)。 判定 |
とにかく明るい安村 | 「ブルーハワイ無料」の看板で登場し「お待たせしました、ブルーハワイアンキルトです」とハワイアンキルトを差し出すキャシー中島。 判定 |
ジャングルポケット | 調整中の遊具に乗った客が係員(斉藤)の制止を無視して調整している技師(太田)を水鉄砲で攻撃する。その傍らで変な格好の的(おたけ)が笑顔で踊っている。 判定 |
シソンヌ | エアホッケーで巨大な打撃道具を使って対戦相手を困らせている眉毛の濃い男、豪さん(長谷川)。 判定 |
タイムマシーン3号 | 両替機に千円札を入れたら全部1円玉でジャラジャラ出てきて他の客に持っていかれる人(関)。 判定 |
かが屋 | 調整中ばかりのゲームコーナーで唯一調整中の札が貼られていないクレーンゲームにお金を入れたがこれも動かずがっくりと肩を落とす可哀想な人(賀屋)。 判定 |
四千頭身 | 1回450円のホッピンどらっぴーに乗りたいとねだる子(後藤)にお金がないから駄目だと言う父(都築)。父が四つん這いになって自動販売機の釣り銭や下に落ちている小銭を探すと1万円札が見つかる。その様子を遠くから笑顔で見守る紳士(石橋)。 判定 |
パンサー(向井、尾形) | たまには向井が体を張るべきだと叱咤する尾形、それを受けて噴水の真ん中で気合の入る上半身裸の向井。しかし尾形が噴水のスイッチを押すとわらわらと人が集まってきて尾形にバケツで水をかける。 判定 |
ダイアン | 太秦で役者をやっている岸大介と名乗るチョンマゲのヅラをかぶった人物(ユースケ)が、パックに詰めた白ごはん(750円)など路上に物を並べて売っている。それを咎める係員(津田)を殴りつけて倒すと白ごはんだけ持って逃げる。 判定 |
ゾフィー | 裁判の判決を待つリポーター(上田)。スーパーバイキング ソラブネに乗った男(サイトウ)が「勝訴」の紙を掲げる。 判定 |
アルコ&ピース | 映画「ジョーカー」のジョーカー(酒井)とロバート・デ・ニーロに扮した平子が階段から降りてくる。 判定 |
三四郎&大原がおり※お助けガチャ | 「これじゃ領収書落ちない!」と店員(小宮)を叱り飛ばすミニスカポリス(大原)。「大原かおり」ではなく改名して今は「大原がおり」で活動している。「高橋がなりの『が』、骸骨の『が』、ガサ入れの『が』」などの例を挙げる大原に小宮が「例えが特殊だな」。マネージャー(相田)が「かおりさん」と声をかけたので、「かおりじゃない、がおり。外反母趾の『が』だからね」。 判定 |
パンサー&ワタリ119(キラキラ関係) | 菅と向井で相談して尾形をクビにして新しいメンバーを入れたいという話になり呼び込まれて登場したのはワタリ119。「ほぼ一緒だろ!」と憤る尾形。「大きい声出してるだけ」「あんたには言われたくない」「サンキュー!」「レスキュー!」と罵り合う尾形とワタリ。すると菅が「二人とも要らない」。 判定 |
黒沢かずこ(森三中)&トム・ブラウン | 通路で電話をしているアシスタントプロデューサー(黒沢)。そこへADがやってきてトム・ブラウンにタクシーチケットをと言うが黒沢は「全員渡してるわけじゃないから」と断る。 判定 |
友近 | 「おしゃべりクッキング」の上沼恵美子のモノマネで子供たちに絵本を読み聞かせ。 判定 |
空気階段 | 10歳くらいの二人の子どもとチンチロリンをして負け続け、賭け金代わりの菓子をどんどん取られているおじさん(鈴木)。子ども達の父親(水川)が「ほんといいんですか、こんなに貰っちゃって」と話しかけると「あげてるわけじゃねえんだよ!」。 判定 |
三四郎 | 子ども用のクッション製の巨大トランポリン、エアキャッスルにヘルメットや肘当て、膝当てなどフル装備で登場した小宮、軽くジャンプしただけなのに転んで怪我をする。 判定 |
きつね | リアリティ番組「バチェラー・ジャパン」のパロディ。大津が女児に最後の1本のローズを捧げて告白するが「要らない」と断られる。その理由は「収入が少ないから」。 判定 |
チョコプラネット&ダニエル・カール※お助けガチャ | 海に見立てたボールプールに浮かぶ海賊船に乗っているチョコプラ、船から重油が漏れているので船長(ダニエル・カール)を呼ぶとガムテープをくわえていきなり海に飛び込んでしまう。 判定 |
黒沢かずこ(森三中)&向井慧(パンサー) | エレベーター前でご機嫌で向井と談笑するアシスタントプロデューサー(黒沢)、景気よくタクシー券を渡す。 判定 |
ゾフィー | 「このはしわたるべからず」という札が置いてある通路で悩んでいる一休さん(上田)。長い間考えているが「あ、わかった! あのー、橋はブリッジ…ああ、違うかー」「あ、わかった、えーと、脇…」全然トンチがひらめかない。 判定 |
さらば青春の光 | ヘルメットをかぶった作業員風の男(東ブクロ)をサラリーマン風の男(森田)が追いかけて捕まえる。「お前、千葉マリンスタジアムの職員やな? 東京ドームの屋根ひっぺがしてるやないか!」「ドームでぬくぬく野球やりやがって! お前らもな、雨で苦しめ!」。 判定 |
タイムマシーン3号 | 東京ドームシティの黄色いビルを黄色いペンキで塗っている「スプラトゥーン」のイカ達。 判定 |
シソンヌ&大原がおり※お助けガチャ | 正月特番「志村&鶴瓶のあぶない交遊録」風に「英語禁止ボウリング」をしている志村けん(じろう)。ピンクピンを倒せばハイレグ水着美女が登場するルールだが倒せなかったのに登場した美女(大原)は志村の頬にキス。相好を崩して司会者(長谷川)に金を渡そうとする志村。「来週『志村でナイト』呼ぶから」と大原に声をかける志村、すかさず司会者に「ナイトは英語です」と指摘され罰金を取られる。 判定 |
中岡創一(ロッチ)&かが屋 | プリクラのカーテンを開けるとズボンをおろしてパンツ丸出しの中岡が狼狽している(2015年「キングオブコント」決勝のロッチの試着室コントのパロディ)。再びカーテンを開くと中岡と同じ格好をした賀屋が同じように狼狽している。もう一度カーテンを開くと中岡と賀屋が抱き合って狼狽している。 判定 |
トム・ブラウン | ローラースケート場に登場した荒川静香(布川)と安藤美姫(みちお)。みちおはスケートが割と巧い。 判定 |
パンサー(菅、向井) | インスタ映えスポットの背景の天使の羽根の絵は実は職人(菅)が墨汁だけで手描きしていた。 判定 |
とにかく明るい安村 | ローラースケート場のDJブースでDJの女性に頭をスクラッチされてその部分だけハゲてしまった男。 判定 |
中岡創一(ロッチ) | ランダムに光る番号ボタンにタッチする動体視力測定ゲームにチャレンジする中岡、なぜか1箇所だけ乳房の形になっているボタンに触るのをどうしても我慢できない。 判定 |
ティモンディ | ストラックアウトに物凄い剛速球を投げ込む戦場カメラマンの渡部陽一(高岸)。ウィキペディアによると高岸は済美高校の野球部に所属していた時代に147kmを記録したことがあるらしい。 判定 |
きつね&亀山努※お助けガチャ | 新庄剛志(淡路)がバッティングセンターでYouTubeの撮影をしていると阪神時代同僚だった亀山努がゲストで登場。 判定 |
チョコレートプラネット | ボルダリングのクライミングホールドにマカロンが混ざっている。見つけると壁から取り外して食べる。 判定 |
三四郎 | 手術を受けたくないと泣く男児の前に現れた野球選手(小宮)が「僕がホームランを打ったら手術を受けるんだよ」と告げバッティングにチャレンジするが打てなかったので男児に「鬼畜生が!」と罵倒される。 判定 |
施設内に幾つか設置されているカプセルの中に助っ人ゲストが入っている。カプセルを見つけた芸人はそのゲストを加えたネタを披露するという「有吉の壁」オリジナルのシステム。
伝説のネタを超えろ! 令和バージョン選手権
若手芸人が勝手にアレンジ 令和ver.として披露。
ハナコ×小島よしお | 「そんなの関係ねぇ!」 判定 |
---|---|
チョコレートプラネット×クールポコ | 「餅つき」 判定 |
シソンヌ(こうへいくんとゴンちゃん×ジョイマン | 「ラップ」 判定 |
きつね×パペットマペット | 「パーリーピーポー」 判定 |
四千頭身×テツandトモ | 「なんでだろう」 判定 |
ジャングルポケット×とにかく明るい安村 | 「全裸に見えるポーズ+全裸監督」 判定 |
結果発表
第13回「有吉の壁」優勝:小野まじめ(クールポコ)
優勝の決め手は「一番おめでたい格好」「お正月っぽい」(有吉)。
名前を呼ばれて困ったような顔でおどおどと登場した小野まじめに、有吉が優勝コメントを求めたところ、声高らかに笑顔で一言。
新年、あけちまったなあ!
番組の感想
今回の優勝はチョコレートプラネットとコラボしたクールポコの小野まじめだったが、ワタクシ的に推したいのは以下の3組。
①トム・ブラウンの荒川静香と安藤美姫
有吉は「あいつらいつもマネするんだよな、全然似てないのに」などとボヤいていたが、布川の黒木瞳もみちおのあ〜ちゃん&布川のかしゆかも割といい線いってるのだ。
②試着室コントのダブル中岡
有吉の「中岡、すぐ自分に似た後輩探すんだよ」というコメントにも笑った。
③ハナコのダチョウ倶楽部
スカイフラワーの上でお約束の「押すなよ、押すなよ」でメンバーに本当に押されて落下した上島竜兵が地べたに倒れて泣いている。豆絞りに祭り装束で上島竜兵を表すという新技法に唸る。
こうやって並べてみると全部モノマネのネタ。どれだけモノマネ好きなの私。
次回は「なりきりの壁を超えろ!」コーナーの復活を心の底から祈る。
今回は1時間枠、実質40数分という短い尺だったのが残念。やっぱり1時間半は欲しいよね。
19時台で週1レギュラー化されるらしいという恐ろしすぎる噂も漏れ聞こえてくる今日このごろだが、万が一そうなった場合、年に一度でいいので深夜に2時間特番をお願いしたい。いや、若手選抜込みで3時間でもいい。
現在「有吉の壁」がどういう状況なのかはわからないけれど、この愉快な番組が愉快なまま末永く続きますように。【み】
出演者
MC:有吉弘行 アシスタント:佐藤栞里
出演:アルコ&ピース(酒井健太、平子祐希)、きつね(大津広次、淡路幸誠)、空気階段(鈴木もぐら、水川かたまり)、三四郎(小宮浩信、相田周二)、さらば青春の光(東ブクロ、森田哲矢)、シソンヌ(じろう、長谷川忍)、ジャングルポケット(斉藤慎二、おたけ、太田博久)、ダイアン(ユースケ、津田篤宏)、タイムマシーン3号(山本浩司、関太)、チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)、とにかく明るい安村、トム・ブラウン(布川ひろき、みちお)、ハナコ(菊田竜大、秋山寛貴、岡部大)、パンサー(尾形貴弘、菅良太郎、向井慧)、四千頭身(後藤拓実、都築拓紀、石橋遼大)、ワタリ119(キラキラ関係)、かが屋(加賀翔、賀屋壮也)、ゾフィー(上田航平、サイトウナオキ)、ティモンディ(高岸宏行、前田裕太)
先輩の壁:中岡創一(ロッチ)、黒沢かずこ(森三中)、友近
お助けガチャ:大原がおり、ダニエル・カール、亀山努