「ミステリーゾーン シーズン1」第7話「星に流された男」

はじめに

2021年1月から「スーパー!ドラマTV」で高解像度バージョンが放送されているのを知り、シーズン1の途中から見始めました。不思議な味わいのストーリー良し30分という尺良し60年代のレトロな雰囲気良し…ということで視聴継続決定。
シーズン2以降は最初から見ることができたので、せっかくなので番組データや感想をまとめることにしました(2022年1月に「スーパー!ドラマTV」でシーズン1の再放送がありました。 これで「ミステリーゾーン」1〜5コンプリートできます。スパドラさんありがとう!)。

※ネタバレおおいにありですので、これから見る予定がある方はご注意ください。

目次

放送データ

「ミステリーゾーン HD版 シーズン1」
第7話「星に流された男」
The Lonely

2046年。地球から遥か離れた無人の星で刑期を務める男。孤独な生活に苦しむ男に、女性型ロボットが送られてくるのだが……。

脚本:ロッド・サーリング
監督:ジャック・スマイト

放送日:2022/01/07(スーパー!ドラマTV)

オリジナル放送日:1959/11/13(米CBS)

出演者

ジェームス・A・コリー:ジャック・ウォーデン/キャプテンアレンビー:ジョン・デナー/アリシア:ジャン・マーシュ/アダムス:テッド・ナイト(クレジットなし)/カーステア:ジェームズ・ターリー(クレジットなし)
ナレーター:ロッド・サーリング

声の出演

堀井真吾/広瀬正志 永田博丈/定岡小百合 遠藤純一/翻訳 栗原とみ子/演出 中野洋志

コメント(ネタバレ有)

llustrated by Shinobu Yoshino

地球から1,500万km離れた小惑星に流刑されている囚人、ジェームズ・コーリーは死ぬほどの暑さと孤独の中、年に4回くる補給船を待っていた。
補給船が着き、狂喜してチェス盤を準備するコーリーだが、船長のアレンビーは今回は15分しか滞在できないという。厳しすぎる刑に同情的なアレンビーは彼のために一つの大きな箱を置いていく。補給船が去って箱を開けてみると、中に入っていたのは完全に女性を模したロボット、アリーシャだった。当初は機械に対し拒否感をあらわにしていたコーリーだったが、いつしか従順なアリーシャに親しみ、次第に彼女を愛し始めるようになる。ある日二人が夜空を見ていると、アリーシャが動く星をみつける。それはアレンビーの補給船だった。アレンビーは到着するやいなやコーリーに彼の恩赦が認められたこと、20分後に出発するので荷物を7kg以内にまとめるよう伝える。アリーシャを載せる余裕がないことに気づいたコーリーだが頑として彼女を連れて帰ると主張する。彼女は機械ではない、一人の女性だとまで主張するコーリーを見て、アレンビーはやむなくアリーシャを銃で撃つ。皮膚の下の機械の顔があらわになり機能停止するアリーシャ。コーリーはようやく彼女を諦め地球への帰途につくのだった。

主演のジャック・ウォーデンは「十二人の怒れる男」(1957)でヤンキースの試合のことばかり気にする陪審員7番をはじめ数多くの映画で脇役として活躍している。【吉】

出典

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