映画の感想文 「クラウド アトラス」

ラナ・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー、トム・ティクバ監督、2013年公開のアメリカ映画。

同じ俳優が幾つもの役を演じ6つのストーリーが絡み合って繋いでいく美しい愛の物語。
微妙に繋がる6つの時代にわたる話を、役者が数役を演じながら、ということで見ている途中での混乱が危惧されたが思いのほか解りやすかった。これだけ入り組んだストーリーをつくりだす原作者の力と映像化する監督の力に驚嘆。
家族や親戚を失ったけれど可愛い姪と美しい妻と共に空気のきれいな星に移住して、大勢の孫達に囲まれて幸福な老後を過ごすザックリー爺さんが一番の勝ち組か。

人種も性別も超えた特殊メイクも見物だったが、ネオソウル編の“イエローフェイス”メイクはどうなのよ。東洋人の目はそこまではつりあがってないよ。ペ・ドゥナちゃんの目元を見ればわかるじゃんね。クローンの女の子達も我々東洋人が見ると割と個々の区別がついてしまうしね。【福】

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