映画の感想文 「キャリー」(2013)

キンバリー・ピアース監督、2013年公開のアメリカ映画。

1976年のデ・パルマ版「キャリー」が大好きなので、このリメイクには全く期待はしていなかったがやはりガッカリ。
丸々と健康的で可愛くて図太いキャリーと頼りない美人母。余計なシーンが多くて必要な描写が足りない感じ。随分設定を変えているのにデ・パルマ版の演出が多用されているのにも驚いた。最後のアレはオマージュのつもりだろうけど。

モンスターペアレントなクリスのパパ、スーの妊娠、店員を雇う規模の洋裁店を営んで普通に社会生活を営む母等々、謎の要素が多かったクロエ版「キャリー」。
クロエ・モレッツのキャリーはクラスいち美人で発育もよく母親にも口答えする。プロムのシーンでは明らかに殺すつもりで殺してる。これじゃキャリーじゃないじゃん。けどモレッツの少し上を向いた鼻に免じて許す。 

スー妊娠の件は、お腹の子がキャリーの生まれ変わり的な感じでパート2に繋げるための伏線か?【福】

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