「5時に夢中!」の爆弾娘

昨年の秋頃からマツコ・デラックス目当てに見始めた「5時に夢中!」(TOKYO MX)。
これは月曜から金曜まで夕方5時に放送している帯番組なのだが、私はマツコ・デラックスが見たいだけなので、彼女がレギュラー出演している水曜日だけチェックする。

マツコの他に出演しているのは、穏やかそうな顔をして実はなかなか手厳しい事を言うMCの男。
MXの局アナ? と思ったら、伊東四朗の息子だという。言われて見れば似ている気もするが、それほど似てないような気もする。頬に傷跡のようなモノがあるのがパパ譲り? いや、伊東四朗のアレは本当に傷跡だったはず。傷跡は遺伝しないだろう。今、画像検索で見比べてみたのだけれど、四朗は左頬、息子は右頬。どういうことだ。ただの偶然か。まあ、別にどうでもいいけど。

そして、マツコの隣にちょこんと座るネズミ系の可愛らしげなオンナノコ、若林史江。
マツコの隣で無邪気な顔してニコニコ笑ってるけど、口を開くと暴言放言のオンパレードである。何者だ。

「5時に夢中!」のサイトによると「『兜町の株姫』と言われるほど人気のトレーダー。株とお金に強く『柔軟な発想力と大胆かつ堅実な相場観を持った兜町の新人類』として、活躍中」という人物らしい。さらに「当番組では天然爆弾娘として恐れられている」のだそうだ。
一見、隣のクラスの美少女、といった雰囲気がある。
隣のクラスの男子達にとっては憧れの的なのだが、同じクラスの男子達は普段の彼女の乱暴な言動をよく知っているので誰も憧れたりしない…みたいな光景が浮かんでくる。若く見えるのでついオンナノコとか美少女とか書いてしまったが、実際は1977年生まれの30歳。

昨日、1月9日は、今年最初のマツコの水曜日だったわけだが、伊東四朗の息子がいなくなっていた。思えば短いつきあいだったよ息子。
そして、去っていった四朗の息子に代わってMCを務めるのは柴田光太郎。父親は俳優の故田宮二郎だ。また二世である。
初代のMCは德光和夫の息子の徳光正行だったというから、二世タレントによほど信頼を置いている番組なのであろう。プロデューサーは二世マニアか。どんなマニアだ。しかも割と渋目の二世が好みと見た。

さて、昨日は「もっと勝手に!喜怒哀楽」というコーナーで、マツコが1月4日に放送された「志村けんのバカ殿」について取り上げていた。
志村けんと柄本明が演じたおなじみの芸者コントの素晴らしさについて語りたかったようなのだが、マツコが若林に「あんた、芸者コント知ってる?」と話を振ったところ、「知らない」とにべもない返事。

マツコ

芸者コントを知らないと…これ、話が出来ないのよねえ。

若林

それ、どこでやってるの?

マツコ

だから、「バカ殿」って言ってるじゃない。

若林

へー。

若林はどうもMCやマツコの話を全部聞いていないようなのだ。話を適当に端折って聞いているのではないかと思われる。
番組関係者でもない私が思わずハラハラしてしまうような差別的な発言や、脳を通さず口からポロポロこぼれているような思慮に欠けた発言、まるでお茶の間で寛いでいる人のような緊張感のない発言に加え、高田純次顔負けの「へー、そうなんだ」「なにが?」「あー、そういう意味かー」等々の必死に喋っている相手の腰を砕く脱力コメントが多いのが若林の特徴である。

さらに、マツコが「バカ殿」における笑いのクオリティの高さについて熱く語っていると、「でも、視聴率的には今ひとつだったそうで、こういう笑いは今あまり求められていないのかもしれません」と口をはさむMC柴田光太郎。
そして、「視聴率が芳しくないということは今後バカ殿がオンエアされなくなるのではないか」という話になった時、突然、若林が一言。

若林

ダメだよぉ、続けてくれなきゃ。あたし、バカ殿好きだもん。

その瞬間、「お前、バカ殿見てなかったじゃん! 志村と柄本の芸者コントも志村と研ナオコのコントも知らなかっただろうが!」という視聴者達からのツッコミの声が東京中で炸裂するのが聞こえたような気がした。
人の話はきちんと聞けよな、若林。喋る時はいったん脳味噌通すんだぞ。いや、面白いから通さなくてもいいや。今年もそのままどんといけ。【み】

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