「有吉の壁SP」マリスタに轟きわたるお笑い魂!

2022年4月6日放送の「有吉の壁」は2時間スペシャル。
有吉の壁 3年目の壁を越えろ!2時間SP 一般人の壁を越えろ!おもしろZOZOマリンスタジアムの人選手権/スピーチの壁を越えろ!第4回日本カベデミー賞」だって。長いにも程があるよタイトル!

4回目となる「日本カベデミー賞」。
これは「日本アカデミー賞」のパロディであり、そのため有名俳優や監督のモノマネのコーナーでもあり、MC役の有吉の酷い無茶振りに応えなければならない大喜利コーナーでもあるという、演者にとっては過酷かつセットはアカデミー賞会場ひとつだけで演者の扮装もひとつだけで良いという制作的にはリーズナブルそうな企画。
「有吉の壁」のヘアメイクのスタッフはとんでもなく優秀なので、40代のおじさま芸人達を美しい女優に仕立て上げるのが見どころ。

「有吉の壁」は、基本的に「芸人がネタを披露→有吉を笑わせる」という番組なのだが、この「カベデミー賞」に限っては「有吉が芸人に無茶ぶりしてできるだけ大きく滑らせる」という異色の企画。
しかも設定としては式典中でありそれぞれ特定の俳優や監督に扮しているので、滑っている芸人に対してガヤやツッコミ的な手法で助太刀に入ることもできない地獄のパーティ。

驚いたのが、最後に発表された「有吉の壁 カベデミー賞 THE MOVIE」。
有吉の無茶ぶりに応え、芸人達が無理やり絞り出した映画の設定やストーリーを元に映画を作って公開するのだという。さすが日テレやることが太いねどうも。
バラエティ番組発の映画はもうさほど珍しくもなくなったが、いやどうなのこの展開。「壁」視聴者が求めているのはコレじゃないと思う。


おもしろZOZOマリンスタジアムの人選手権」は清宮幸太郎に扮したヨネダ2000愛に大笑い。新庄を持ちネタにしているきつね淡路も「最高の相方を見つけました」だって。新庄&清宮の日ハムコンビで荒稼ぎしてほしい。
ヨネダ2000でもうひとつ。スタジアムの上手かみて下手しもてから走ってきて、中央で「キャイ~ン」ポーズをキメると背後のオーロラビジョンに「キャイ~ン」と表示されるというただそれだけのバカバカしいネタがなにか良かった。オーロラビジョンの最高の無駄遣い!

キャイ~ン
左が清水亜真音(ウド鈴木)、右が愛(天野ひろゆき)

そのZOZOマリンスタジアムでオンエアから4日後、とんでもない偉業が達成された。
ロッテ佐々木投手のプロ野球史上16人目の完全試合!
4日前に「キャイ~ン」と表示されたあのオーロラビジョンに「佐々木朗希投手 完全試合」の文字が鮮やかに表示されたのだった。

なお、グラウンドで繰り広げられたいくつもの野球の試合ネタで、しっかりした腰つきでずっとキャッチャー役を演じ続けていたジャンポケおたけに私から大きな「○」を差し上げたい。【み】

目次