テレビをこじらせた東京福袋が書いたノンキなテレビコラム集。

「エンタの神様」の極悪なテロップ

インターネット上で何度も批判を見かけた「エンタの神様」(日本テレビ)のテロップについて。
出演者が「これぞ!」という台詞を吐いた時に、その台詞(あるいは短くまとめた見出し的なモノ)や、その台詞に対するツッコミの言葉をタイミング良く表示するアレ。
「電波少年」や「探偵!ナイトスクープ」などでおなじみの手法である。
センスの良い番組は、実に巧くテロップを入れる。どうでもいいコメントをもテロップで面白く見せることすらある。
おそらく最初は、聞き取りにくいシロウトのインタビューの声を、テロップにしてわかりやすく伝えようとしたものではなかろうか。
「エンタの神様」は今までほとんど見ていなかったのだが、先日、初めてじっくり見た。
こりゃスゴイや。
コントや漫才の台詞を画面下部にテロップとして流したり、あろうことか心の声をマンガの吹き出しのように台詞を表示したりしている。
コントにしても漫才にしても漫談にしても、フリがあってオチがあるとかボケがあってツッコミがありさらにオチ、といったスタイルが一般的な構成だ。
それなのに、先にオチを見せられちゃたまらない。
コレは新手の芸人潰しか?
フリートークならまだしも、プロのタレントが公の場で披露しているネタにテロップを出すなんて演者と視聴者を愚弄しているとしか思えない。
「エンタの神様」も含め、全てのネタ系番組の制作者にお願いする。
コントや漫才を中継する時は、カメラは演者の表情が見える程度の距離の正面据え置きを基本に。出来ればステージ全体が見渡せるスケールがいい。誰かが台詞を言うたびにいちいちアップにする必要はない。
そして、ネタの間は余計なテロップは表示しないでほしい。どうしても自らの“テロップセンス”を誇示したいのなら、ネタの前後にトークコーナーとかゲームコーナーでも設けて、そこで好きなだけテロップを流しとけ。【み】