映画の感想文「クレイジー・イン・アラバマ」

クレイジー・イン・アラバマ」1999。アントニオ・バンデラスの初監督作品。
両親をなくした兄弟はおじの家にひきとられ、公民権運動をまのあたりにし黒人差別への疑問をもつ。一方おば(メラニー・グリフィス)は暴力的な夫を殺しその首を持って逃走を続ける一方、カジノで大儲けし女優としてデビューする。
人種差別からの解放と夫の支配からの解放を並行して60年代アメリカを舞台に描くコメディー仕立ての作品。

キュートなメラニー・グリフィスの暴れん坊奥様っぷりと平行して描かれる1965年アラバマでの公民権運動。南部の風景、ピカピカに派手なラスベガス&ハリウッド。ファッションと車。60年代の“古き良きアメリカ”の記憶をぎっしり詰め込んだウルトラチャーミングな映画。

偶然おととい亡くなったミート・ローフが敵役で出演していた。RIP。【福】

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