素人出演者たちがビンボーを競い合う「銭形金太郎」(テレビ朝日)。
さて、9月2日放送の回に登場した宮崎の大学生、「いつも自宅で故郷の民謡のCDを聴いて故郷を懐かしんでいる」という。放送ではその民謡の冒頭部分が流されたのだが、その歌詞はあまりにも意表をつくものであった。
曰く「ちんぐりまんぐりたーほーほー」。なんだそりゃ。
番組では、学生の故郷である「椎葉村」の役場に電話をかけ由来を問い合わせたのだが、「モグラ打ちという行事の時に唄う歌」であり、「“ちんぐりまんぐり”の意味はわからない」とのことだった。
のどかなメロディとインパクトありすぎの歌詞。油断するとつい「ちんぐりまんぐりたーほーほー」と口ずさんでしまうではないか。ああ、気になる。意味が知りたい。
というわけで、Googleで「ちんぐり まんぐり」をサーチ。
すると、山口県のジャズ割烹 大津屋というライブハウスのサイトの「山口県方言番付」に「ちんぐりまんぐり」に関する記述発見。
これによると、「ちんぐりまんぐり」とは「ぐずぐずする」という意味らしい。
宮崎と山口では方言が異なるのかもしれないが、モグラ打ちの時に唄う歌なので「ちんぐりまんぐりたーほーほー」は「ぐずぐずしないで出てこい」といった意味の囃し言葉とも考えられる。
その他、阿波弁で「不揃いな、でこぼこな、ちぐはぐな」という記述のあるページもヒット。
念のため、「チングリ マングリ」でサーチしたところ、ヒットしたのは下半身関係のサイトばっかり。
「銭形金太郎」の公式ページの番組予告にも「CDラジカセから『♪ちんぐりまんぐり〜』の謎の歌詞が!え?これは、放送できるのでしょうか?」との記述が。ま、普通はそっち方面を想像するわなあ。
ちなみに旅人の森というサイトによると、この歌は「鳥追いの歌」という題名らしい。……えっ、ええっ、モグラ打ちの歌じゃなかったの?【み】