テレビをこじらせた東京福袋が書いたノンキなテレビコラム集。

仮面ライダーの本分とは?

先日テレビでぼんやりバイクレースを見ながら、「仮面ライダー」について考えた。
旧来より多くの仮面型ヒーローが登場した。「月光仮面」「七色仮面」「シルバー仮面」(古いねどうも)そして「仮面ライダー」。
あれ? 「仮面ライダー」だけ仮面が先にきてるぞ?
さてここで日本語について考えよう。
二つの言葉が合体してできた熟語は、大抵後の言葉が主の属性、前の言葉が従たる属性をさすことが多い。「視聴率操作」は視聴率の「操作」であり、操作された「視聴率」ではない。「コイヘルペス」は鯉がかかる「ヘルペス」であり、ヘルペスにかかった「鯉」ではない。「おれおれ詐欺」はおれおれと名乗る「詐欺」であり、詐欺にかかった「おれおれ」(なんだそれ)ではないのだ。
本題に戻る。月光仮面、七色仮面らの主の属性は「仮面」である。彼らは仮面のヒーローを本業としているわけだ。ところが仮面ライダーは仮面をかぶった「ライダー」である。ライダーが本来の属性、仮面はサブの属性だ。レースと怪人退治がぶつかった場合、彼は本業のレースを迷わず選ぶだろう。
仮面ライダーというヒーロー、あまりあてにできないのかもしれない。【吉】