テレビをこじらせた東京福袋が書いた
ノンキなコラム集

「テレビ50年・もう一度見たい!あのドラマ」泉麻人の不思議な発声と噛みまくる黒崎アナ

テレビ開局50年の記念番組を連日放送しているNHK。
今日は衛星第2で「テレビ50年・もう一度見たい!あのドラマ」と銘打ったNHKのドラマ特集を10時間半にわたってオンエア。
司会はNHK局アナの宮本隆治&黒崎めぐみと、松村邦洋、泉麻人。ドラママニアの松村、「TVガイド」の元編集者で(NHK担当だった時期があるそうだ)“懐かし”系ネタに強い泉という人選はまあ妥当だろう。
ただ、「ご意見番としてお二人をお迎えしました」と紹介した割には、宮本アナはなめた態度で二人に接している感じ。馴れ馴れしく泉の肩に手を置いたり、松村に対して「(テレビ好きが高じて)今はドラマがメシのタネになってますね」。「メシのタネ」っていう言い回しはNHKのアナウンサーとしてどうよ。

それはそうと、司会(と番組表には出ているが、実際には解説者的な役割)として出演している泉麻人。
元々口を余り開かずに喋る人だったが、今日はまた特に口の開きが小さい感じだ。声を張らずに妙な発声で喋っている。かつて、ナンシー関が中森明菜の喋り方を「抑圧された」という言葉で表現していたが、今日の泉もそれに近い。
喉に何か詰まっているような、子どもが爺さんの喋り方を無理矢理に真似をしているような不自然な発声。
本人に何か思うところあってこのような喋り方を意識的にしているのか(大人の語り口を目指す…とか)、なんらかの自意識が過剰に働いて(自分の喋り方がイヤだとか)無意識にこうなっているのか、あるいは口の中に怪我があるとか歯の治療中なのかわからないが、少々聞き取りにくい。
泉よ、腹から声を出せ。

宮本隆治アナのやけにフランクな態度や泉麻人の少々違和感のある喋り方にばかり気を取られていたが、黒崎めぐみアナ、ちょっと噛みすぎではないか?
朗らかな声で余裕綽々といった感じで進行させる宮本に比べ、黒崎は低い声でつっかえつっかえ原稿を読む。
流れと関係なく喋り出したら止まらないドラマオタクの松村邦洋やテレビに関する思い出話なら50年分以上蓄えている中村メイコを擁して生放送。気も焦ることだろうし、緊張もあるだろう。新人アナだったら多少のとちりも仕方あるまい。……と思ったら、黒崎、昭和43年生まれで平成3年入局のそれなりにベテランのアナウンサーなのだった。
民放の女子アナには「ちゃらちゃらしてマトモな日本語も喋れない」「アナウンサーだかタレントだかわからない」といったイメージがあるが、NHKの女子アナは「落ち着いた声でしっかりとした日本語を喋る」というイメージがある。加賀美幸子がその代表例だ。
だが、久保純子のようなNHKのアナウンサーのイメージから逸脱したアナウンサーをアイドルめいた扱いで珍重しているわけだから、今どきNHKの女子アナに正統的なアナウンサーの技量を求めるのは無駄なのかも。【み】