今日は相方の吉野と一緒に銀座松屋で開催されている「ムーミン展」を見てきた。
実は4月29日に見るつもりで出かけたのだが、大混雑の為断念。
TwitterやFacebookで「とても混んでいる」という情報と「とても良かった」という情報がものすごい勢いで流れてきており、行くべきか行かざるべきか散々迷った挙げ句、どうにも我慢できずに再チャレンジ。
開店時間の10時をちょっと過ぎた頃に会場に着いたのだが、たいした列でもなくすんなり入場……と思ったら、最初の原画にたどりつくまでに30分近く足踏み状態に。人の波が動かないこと山のごとし。
現在、右足を痛めていて、じっと立っているのも後ろからぐいぐい押されるのも非常にツライのだけれど、ムーミン谷の皆さんに会えるまで我慢我慢。
最近めっきり目が弱っているので至近距離で見たい。2月の人間ドックの視力検査では右0.3左0.0という結果を叩き出しているにも関わらず裸眼で過ごしている雑なワタクシだからできるだけ近くで見たい。ていうか、0.0って全然見えないということじゃないの? 大丈夫なのか。
さて、いよいよ原画とご対面。
とにかく小さい! そして緻密!
15センチ四方程度の紙にインクで描かれた線の細かいこと、美しいこと。
トロールの皆さんのシッポの先の愛らしさ。インクでみっしり描かれた細かいストライプの背景に驚愕。ムーミンママのまあるいお尻がキュートすぎる!
いや、これは動きませんよ、列。じっくり見たくなるよね。
インクのイラストももちろん素晴らしいんだけど、ボールペンでラフに描いたイラストも素敵。
最初の部屋はじっくり鑑賞したものの足が痛くなってきたのでその後の展示は人混みの後ろの方からサラリと流し見。出口でステキすぎる図録を購入してムーミン展鑑賞終了。
その後、吉野がペンを買いたいというので、仮店舗で営業中の伊東屋へ。
仮店舗とはいえさすがは老舗伊東屋。ピカピカの店内、トイレもキレイで嬉しい。
それから歌舞伎座の屋上庭園とギャラリーを見学。
ギャラリーに展示されていた故七代目芝翫丈が着たという「娘道成寺」の衣装が素晴らしい。
また、「市川宗家しか着る資格がない」という市川家所蔵の「勧進帳」の衣装も展示されていたのだが、ギャラリーのお姉さんの説明によると「丈が足りなくて海老蔵丈はこの衣装が着られないので今月歌舞伎座で上演中の『勧進帳』では新調した衣装を着ている」とのこと。海老蔵さん、背が高いものねえ。
さらにギャラリーのお姉さん曰く「勧玄君が大きくなったら着るかもしれませんね」だって。
海老蔵丈の長男の勧玄君、将来はお爺ちゃんの衣装を着るか、背がぐんぐん伸びてパパの衣装を着るか。はてさて、その頃、私はまだ生きていられるかしらん。
それにしても歌舞伎座ギャラリー、展示が寂しすぎる。
豪華な衣装や小道具が山ほどあるだろうに、もう少し展示品を充実させてもいいと思うの。管理が大変なんだろうけど、入場料600円はちょいと高くないかい?
お腹がすいたので歌舞伎座の地下で天丼食べて、本日の全行程無事終了。
ポカポカ陽気の中、銀座を堪能いたしましたよ。
あ、そうそう、ムーミン展会場前でムーミングッズをはじめとする北欧にちなんだ品々をいろいろ売っていたので、ヘルシンキの小さなスノードームとムーミンチョコを購入。
ちなみに吉野はムーミン谷の中ではスニフが好きらしい。テレビアニメの初代「ムーミン」を見ていた小学生の頃からスニフ贔屓なのだという。
えっ、スニフって渋くない? スナフキンとかスノークとかじゃなくて? 渋いの好きなの? だったらヘムレンさんも好き?
だってスニフが一番動物っぽくて可愛いじゃない
なるほど。なお、ヘムレンさんは別に好きじゃないそうです。みやしたはニョロニョロが好き。 【み】