福ゲー制作記[その2] 「芸人ポーカー」で遊んでみた

前回の「その1」はこちら。

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いよいよ「芸人ポーカー」プレイ開始

完成した自作ゲーム「芸人ポーカー」でいよいよ遊んでみる。

この記事を書いているワタクシ東京福袋みやしたは、コミュニケーション方面の能力に著しく恵まれておらず、さらにおうち大好きの出不精なもので、こんな時に気楽に声をかけられるオトモダチがいないのである。
そして人を招くのに向いていない住環境。平たく言うならいつも激しく散らかっている。

そのような事情があるので、今回、プレイしてくれるのは当サイトの相方である吉野と昔から懇意にしている二十代の会社員男子、そして私みやしたである。
ゲームバランスとかプレイ人数とかプレイ時間みたいなことは何も考えず闇雲に作ってしまったので、実際に遊ぶとどんな感じになるのか見当がつかない。

いくらなんでもカードが多すぎる!

「芸人ポーカー」は、基本的にポーカーと同様のルールで遊ぶわけだが、カードの枚数がとてつもなく多い。
なにせ189枚である。
普通のトランプはジョーカー2枚を入れても54枚。
つまりトランプの3.5倍のカードを使って遊ぶわけだ。

189枚もあるとカードをシャッフルするのが大変。
切っても切っても混ざらない。同じカードばかり出てきてしまう。

そこで「手動カードシャッフラー 2デック用」なる商品をAmazonで3940円で購入。
トランプを2組セットしてハンドルを回すとすべてのカードがシャッフルされるというマシンなのだが、標準的なトランプより小さい名刺サイズでプリントした「芸人カード」には今ひとつしっくりこなかった。

得点表を作る

芸人達のプロフィールから思いつく「役」と点数を設定し、プレイ時に点数を数えやすくするため一覧にした。
5枚全員がM-1とかキングオブコントなどの優勝歴がある「チャンピオンフラッシュ」とか、全員NSC出身の「NSCフラッシュ」とか、全員がひらがなの「かな芸名フラッシュ」とか。

得点表
字が汚くて読みづらいけど右側に追加したのは5枚すべてを大卒芸人で揃えた「大卒フラッシュ」10点

全員NHKの大河ドラマの出演歴がある「大河ドラマフラッシュ」は、揃えるのが難しそうなので点数を高めに設定。

たとえば、「篤姫」「龍馬伝」などの原田泰造、「麒麟がくる」の岡村隆史、「平清盛」「西郷どん」の塚地武雅、「真田丸」「青天を衝け」の博多華丸。
そしてビートたけしはオールマイティのレジェンドカードだが、「武蔵」「いだてん」に出演しているのでそのまま使って「大河ドラマフラッシュ」完成。

大河ドラマフラッシュ
「大河ドラマフラッシュ」の例。「西郷どん」のスピードワゴン井戸田、ドランク鈴木などを入れてもOK。

これは「かな芸名フラッシュ」の役。60点。

かな芸名フラッシュ
芸名がひらがなだけの芸人を集めた「かな芸名フラッシュ」。

こんな「役」も作れる

オリジナルの「役」は無限に作れる。
ゲームをしていた時は思いつかなかったけれど、こんなのもアリだ。

カタカナだけの芸名の芸人を集めた「カタカナ芸名フラッシュ」の役。

カタカナ芸名フラッシュ
面白いバラエティ番組が作れそうなナイスなカタカナ芸人を揃えた。

芸名に生き物が入った芸人を集めた「いきものフラッシュ」の役。

いきものフラッシュ
「竜のスリーカード」も揃えてみた。

いやあ、独自の「役」を考えるのは楽しいなあ。どんどん思いついちゃう。
このように自分でルールを制定できるのが自作ゲームの愉快なところだ。
また、プレイしながらも「これ役にならない?」「これとこれでペアじゃない?」などと話し合う楽しみもあった。

そこそこ遊びました

今回プレイしてくれた東京福袋吉野と二十代の会社員男子は、「面白い」「カードのデザインが良い」などと褒めてはくれたのだが、1ゲームプレイするのに結構な時間がかかることと多すぎるカードの扱いが面倒なのがネックになったとみえて、その後「芸人ポーカーやろう」という声は一切上がらなかったのだった。2人ともなんだかんだ多忙な日々を過ごしているので、滅多に遊んでもらえないのだ。
1ゲーム10回セットのスコア表をパソコンで作成して10枚ほどプリントしておいたのだが、結局2枚しか使わなかった。

スコア
上から東京福袋吉野、二十代の会社員男子、東京福袋みやしたの得点。

ともあれ、私は念願の芸人のカードゲームで遊ぶことができて、大満足。
これは2017年度版だが、毎年芸歴や賞歴などをリニューアルして遊びたい。新しく出てきた芸人のカードも追加したい。

……と、当時は思っていたのだけれど、うかうかしていたら4年の月日が流れていた。
「芸人ポーカー」を作った時は平成だったのに今や時代は令和。
「芸人ポーカー」をリニューアルするのもいいけれど、せっかくだから違う感じの芸人カードゲームを作ってみよう。

というわけで、令和時代の自作芸人カードゲームを作るべく、福ゲープロジェクトが再び動き出したのだった。【み】

その3につづく

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