テレビをこじらせた東京福袋が書いたノンキなテレビコラム集。

復活版「ヤッターマン」オープニング曲の歌手について考える。

サックス

昨日に引き続き、今日も復活版「ヤッターマン」主題歌のお話。
実は作曲者の山本正之も今回の件を残念に思っているらしい。というのも、打ち合わせとは随分違う形のオープニングになったからだという。

山本さんは、「『ヤッターマン』についてファンのみなさまに報告」と題する文章を、ベラ・ボーエンタテインメントのホームページに掲載した。そこには、読売テレビから過去のオリジナル「ヤッターマンの歌」を、歌手を変えて、新たに録音したい、という申し入れがあった、というところから説明されている。制作側は「ヤッターマン」を知らない子供たちをファンにするため、歌手は、若い人、たとえばアイドルなどを起用したいとし、山本さんは快諾したのだという。
「ヤッターマン」主題歌作者 リメイク版の曲に「恨み節」|J-CASTニュースより)

なるほど、たとえばアイドルを起用していたならば、旧作を知らない若い層にアピールすることができたわけだな。
一方、今回の「音屋吉右衛門」(世良公則、野村義男)というユニットは、旧作を見ていた世代には馴染みのある名前ではあるけれど、どうにも渋すぎる選択な気がしてならない。
いや、曲だけを聞けば、それほど悪い出来ではないのだ。
これが、たとえば「有名アーティストによる山本正之の曲のカバーアルバムの中の1曲」だったらしっくりくる。宇多田ヒカルが「このまちだいすき」、米良美一が「シビビーン・ラプソディー」、平井堅が「燃えよドラゴンズ」、音屋吉右衛門が「ヤッターマンのうた」…みたいな感じ。

とにかく、月曜夜7時に放送するギャグありアクションありメカありというアニメの主題歌としてはあまりにも元気がなさすぎるし、なによりオープニングのアニメに全く合っていないのが致命的なのだ。
というわけで、山本正之以外のアーティストにオープニングの主題歌を唄わせるのなら誰が良いか、勝手に考えてみた。条件としては、「旧作に負けないブラスセクションの入った景気の良いアレンジ」「幅広い層にアピールする知名度」「明るくお賑やかでコミカルなイメージ」の3つ。

①米米CLUB

ボーカルのカールスモーキー石井は歌がただ単に巧いだけでなく、コミカルな表現も抜群だ。シリアスに唄うのもふざけた調子で唄うのも自由自在という歌手である。「ヤッターマン」はどうだか知らないが、いかにもアニメが好きそうだ。そういえば、以前、ステージで「ガッチャマン」の主題歌を高らかに唄っているのを聞いたことがある。
当然、BIG HORNS BEEの景気の良いブラスも入るし、大人数なので「ワン!」とか「ウー!」といった合いの手もバッチリ。
たとえば、ジェームス小野田がドクロベエ(あるいはヤッターワン)、バックダンサーのミナコがドロンジョ、マリがアイちゃん、フラッシュ金子がガンちゃん、ジョプリン得能がトンズラー、カールスモーキー石井がボヤッキー…という扮装でステージで演奏するという派手な展開も期待できるではないか。
華やかさ、賑やかさ、景気の良さ、知名度、どれをとっても文句なし。

②関ジャニ∞

次点はこのグループ。J-CASTニュースにあった「歌手は、若い人、たとえばアイドルなどを起用したい」という意見を尊重しつつ、明るくコミカルなイメージを表現できるとなれば、この人達がベストに近いのではなかろうか。旧作を知らない若い女性層へのアピールもOK。

③ 郷ひろみ

53歳という年齢を全く感じさせない若々しさ。若い頃からドラマやバラエティ番組でコミカルな演技を披露しているので、山本正之のお気楽なメロディも難なく唄いこなすはず。
なにより、幅広い世代への知名度なら1位、2位よりもこちらがさらに上だろう。「あの郷ひろみがあのアニメの主題歌を!?」という意外性、話題性も充分だ。

さて、果たして、私の予想が当たる日、というか希望がかなう日はくるのか。というか、これが無理なら元の山本正之バージョンにとっとと戻してほしいのだが。【み】