テレビをこじらせた東京福袋が書いたノンキなテレビコラム集。

つか芝居のテレビ放映

ライト

1月11日にNHK衛星2で「北区つかこうへい劇団『ストリッパー物語』」、12日にWOWOWで「つかこうへいダブルス2003『幕末純情伝』」がオンエアされるらしい。
つかこうへいファンにとっては、2日連続でテレビでつか芝居が楽しめるというわけだ。

20年ほど前、私はつかこうへいが主宰する「つかこうへい事務所」の芝居のファンであった。風間杜夫、加藤健一、平田満といった個性的な俳優たちが汗や唾を飛ばす舞台に通いつめていた。
「世界の車窓より」でナレーターを務めている石丸謙二郎もつかこうへい事務所で活躍していた俳優である。鍛え上げられた肉体と素晴らしいダンスが印象的な役者だった。

確かNHKで一度だけつかこうへい事務所の舞台中継が放送された気もするのだが、残念ながらその番組は見ていない。
当時、エッセイだったかインタビューだったかで、「舞台はその時だけのものだからビデオに残すことはしない」と、つかが述べていた記憶がある。
つかの言葉に「なるほど、潔いな」と思ったと同時に、「ハッタリとテレの人であるつかこうへいのこと、きっとどの舞台もビデオに残してあるんだろうな」とも思ったことを覚えている。

「熱海殺人事件」「いつも心に太陽を」「ひもの話」「蒲田行進曲」等々、なけなしの小遣いをはたいて何度も観にいった芝居たち。20数年たった今でも、汗みずくになってスポットライトの中に立つ役者たちの顔をまざまざと思い出すことができる。
つかさん、もしあの当時のビデオが今残っているのなら、どうかDVD化してリリースしてほしい。画質は問わないから。
あの頃の劇場の雰囲気をもう一度味わえるだけでも満足なのです。【み】