テレビをこじらせた東京福袋が書いたノンキなテレビコラム集。

「ルル」CMに見る竹内結子の挑発

風邪の季節である。ルルのCMである。今年は遠藤久美子にかわり、18代目ルル娘(と呼ぶらしい)竹内結子が出演している。
アップになった竹内結子が画面の向こうから語りかけてくる。風邪をひいた相手に優しく語りかける設定である。こんな娘さんに一度でも自分の風邪を心配してもらいたいと願う方々も多いのだろう。
だが一方、大写しになる彼女の顔の一部が気になって、台詞が一つも耳に入ってこない視聴者も多いに違いない。彼女の顔の一部、そうそれは鼻の穴である。
私は竹内が画面に映るたび、指をVの字にして両の穴にスポッと差し込みたい欲求にかられる。だがそうしたが最後指が抜けなくなり、CM終了と同時に画面の向こうにある「TVの国」に吸い込まれるに違いないのだ。そう、松本伊代が楽しげに歌っていた「TVの国」、それは実はそうやって犠牲になった者達の墓場なのだ。
これまでそう思って何とかV字攻撃を思いとどまってきた。ただ今年のルルのCMはこれまでにないほどの竹内のアップで、かつ顔を上げ鼻の穴を誇示するという戦法にでてきた。これまで通りV字を耐えられるのか、無事に来年の春を迎えられるのか甚だ心許ない。
あまり他人の顔の特徴ばかりネタにするのもどうかと思い、一度書くことを思いとどまっていたのだが、竹内がこれ見よがしに鼻の穴を向けるため、これを私への挑発と解釈し、たまらず筆をとった次第である。【吉】