2023年5月のNHKホール公演「おかあさんといっしょファミリーコンサート2024春 お弁当ラプソディー」(2024年6月30日/NHK Eテレ)のあらすじをまとめました。なお、私は今回が初見。この後どう展開するのか知らずに番組を見ながら好き勝手なことを書き連ねております。
タイトルの「お弁当」の3文字に否が応でも高まる期待。もしやあの可愛い双子のソーセージが主役なのでは!?
景気よく「ヨイ!ヨイ!ヨイ!!!!」でスタート
幕が上がるとステージには6人のダンサー。バク転をキメるダンサーもいる。華やかなオープニング。
そして、登場したのは我らが歌兄&歌姉!
ゆういちろうお兄さんはカーキ色に緑色や黄緑色の模様がはいったシャツに青緑のジャケット、白のパンツ。まやお姉さんは白のブラウスと赤紫色のパンツの上に、黄緑色のレースだか網だかとにかくスケスケのノースリーブの何かを装着。まやお姉さんはウエスト位置が高くて脚が長い!
二人の衣装はグリーン系統で色合わせ。ちょっと地味。というかこの兄姉はコンサートでも番組でもしばしばこういういわく言い難い衣装で登場するよね。
あれ? いないぞいないぞ? 体操の兄姉がオープニングにいないぞ!
ということは今アレをかぶって出番待機中なのか?
ここで1曲目、4月の月の歌「ヨイ!ヨイ!ヨイ!!!!」。
なるほど、ダンサーズ投入の理由はコレか! この曲、歌兄&歌姉の二人だけでは寂しいものね。
……と思ったら、2階席にあづきお姉さん、1階席にかずむお兄さんが体操の衣装で登場!
え〜、ソーセージかぶって裏で体育座りで待機してたんじゃないの〜?
とはいえ、体操兄姉は客席にいてステージは歌兄姉だけだから、やっぱりバックで一緒に踊ってくれるダンサーズは必要なのだった。
前面に縦3本線がはいったふくらんだ袖のベージュのつなぎにカンカン帽という、兄姉同様、いわく言い難いスタイルのダンサーズ。「お弁当ラプソディー」パートでも絡んでくるのかな?
ゆういちろうお兄さんとまやお姉さんは1曲目から絶好調。
激しい振付にもかかわらず、息も切らさず音もはずさず見事に歌い踊っていた(“かぶせ”かもしれないけれど、だとしても素晴らしい仕上がり!)。
ここでダンサーズが4人去り、残った2人のダンサーズと一緒に2曲目は「パンダうさぎコアラ」。
歌の途中からあづきお姉さん&かずむお兄さんが合流。
「パンダうさぎコアラ」を歌い終わると2人のダンサーズは退場し、兄姉4人によるごあいさつ。
花田ゆういちろうです。今日はいっぱい遊んでみんなで盛り上がろうね〜!
ながたまやです。みんなに会えるのを楽しみに来ました。一緒に歌おうね〜!
佐久本和夢です。今日も元気いっぱい! みんなでコンサートを楽しもう〜!
秋元杏月です。後でみんなで体操、元気にやりましょう〜!
「あれ? ファンターネのみんなが来てないね」というまやお姉さんのフリから、会場の皆さんと一緒に「みもも!」「やころ!」「ルチータ!」とファンターネの皆さんを呼び込む恒例の儀式。
意外な場所から双子登場
全員揃って「よろしくね〜!」と挨拶をしたところで、本題に突入。
「ねえねえ、わたし達、これからピクニックに行くんだよね!」とまやお姉さん。
かずむお兄さんが「みんな、忘れ物はない?」と聞くと、全員で「はーい!」。
「それじゃあ張り切って〜、しゅっぱ〜つ!」とゆういちろうお兄さんが掛け声をかけたところで、
「ちょっと待ってくださ〜い」
と、どこからか声が!
すると、ステージの後方上部に設置されていた巨大モニターが冷蔵庫の扉に大変身。
冷蔵庫の扉が開くと「おべんとウインナー」の歌のクリップでおなじみの画面に! ちゃんと双子のウィンナーもいる!
と思ったら、モニターの中の双子のウィンナーに扮したあづきお姉さんとかずむお兄さんが「ぼくらウィンナー/あしたはえんそく/おべんとうのなかに/はいれるかしんぱい/です」と悲しげに歌うのだった。文字がオレンジ色の部分はあずきお姉さん、緑色の部分はかずむお兄さんのソロね。
「ファミリーコンサートってステージにモニターなんかあったっけ?」と不審に思っていたのだが、こんな使い方をするとは。ナイスアイデア! ナイスウィンナー!
突然出てきた二人組に驚く兄姉。
「私達、双子のウィンナーです」と何故か悲壮な表情で答える二人。
ぼくら、え〜っと……え〜っと……
弟! がんばれ!
ねえちゃん、お願い!
もう〜!
意を決したように話し始めた弟ウィンナーだったが、結局姉ウィンナーにバトンタッチ。姉を頼る弟ウィンナーが可愛い。
わたし達! お弁当にはいりたいんです!
ウィンナー姉弟の意外な訴えに驚く兄姉。
わたし達にとって、お弁当は憧れの場所、夢の舞台なんです!
「いつまでたっても出番が来なくて……」と嘆く姉ウィンナー。
「それで僕達に声をかけたんだね」とゆういちろうお兄さん。「それは悩むよね〜」とあづきお姉さん。
このやりとりをしている時、舞台上にはあづきお姉さんとかずむお兄さんもいる。ステージを見るとあづきお姉さんが2人、かずむお兄さんが2人。体操ファンにはたまらない光景。
ここでピーピーピーとアラーム音が鳴り出す。
なんだなんだと慌てる一同。
ねえちゃん、鳴っちゃった!
一度、閉めます!
ピーピー音は、冷蔵庫の扉の閉め忘れを防ぐためのドアアラームなのだった。生活密着型ファミリーコンサート! あっという間に冷蔵庫のドアはバタンと閉まってしまった。
と、思ったら、再び冷蔵庫のドアがバタンと開いて、一同またビックリ。
ここ、冷蔵庫なんで、ドアを開けっ放しにすると音が鳴るんです。
何故か先程とは打って変わってにこやかに説明する姉ウィンナー。それを聞いて「ズッコロロ〜」と言いながらずっこける一行。
あ〜あ、みんな、ぼくらのこと、好きじゃないのかな……。
ためいきをつく弟ウィンナー。
いや、みんなお肉大好きよ! 特にそこにいる姉ウィンナーに似た体操のお姉さんなんか、いつもニッコニコしながら「 に〜くにくにくにく やきにいく〜」って踊ってるから!
冷蔵庫の仲間たち
すると冷蔵庫の中から「ウィンナーさーん!」という声がする。
「この声は!」「冷蔵庫のみんな!」と双子のウィンナー。
そうか、かまぼこ板のいた子さんとかプリンパックのプッチとか納豆パックのパク次郎とか、役目を終えたり終えてなかったりのあの仲間達が出てくるのだね? 星野ディスコ、いよいよファミリーコンサートデビューか!?
「ぼくたちが応援してるよ」
「だから、夢をあきらめないで」
冷蔵庫の仲間達の温かいエールが聞こえる。いやいやいや、これ、ゆういちろうお兄さんとまやお姉さんの声じゃん!
そして、ステージ上の巨大モニターに映し出されたのは、納豆パックの納豆パク次郎&おくらシスターズ!
6月8日の「やくめをおえてこのたび自由になりました団♪うたスペシャル! 」でオンエアされ、その後、7月の月の歌に昇格した「ネバネバサンバ」の歌のクリップだ! 予想ちょっとだけ的中! ディスコ残念!
ももも~🍑みももだよ!
— すくコム (@sukusuku_com) June 30, 2024
「#おかあさんといっしょ」7月のうたは「ネバネバサンバ♪」
みんなきいた?
たのしいからいっぱい歌ってね~
ネバネバ~♪ ネバネバ~♪https://t.co/WIdQjgYHyt#ネバネバサンバ #納豆パク次郎 #おくらシスターズ #やくめをおえてこのたび自由になりました団 pic.twitter.com/2ufEr4KJ7p
コンサート冒頭で踊っていたダンサーズもマラカスを振りながら登場してステージ上は大にぎわい。というか、兄姉4人+ファンターネ3人+ダンサーズ6人+モニターの納豆1人+モニターのおくら2人の総勢16人で、ステージ上は大混雑。
そうか、「ネバネバサンバ」は5月のファミリーコンサートで既に公開されていたのね。これはなかなか珍しいパターン。ステージ上の巨大モニターに映し出されたアニメーションの歌のクリップに合わせて、ゆういちろうお兄さんとまやお姉さんがマイクを使って歌い踊っているのも割とレアな光景ではなかろうか。
ねえちゃん、ぼく、ちょっぴり元気出た!
うん、うん!
弟ウィンナーが言う「ねえちゃん」は実に可愛い。日本一の弟キャラ、かずむお兄さんの魅力炸裂。体操のお兄さんというより体操の弟さん。
双子のウィンナーを励ましたい
「じゃあ、わたし達はこの歌を歌って、二人にもっと元気になってもらおうよ!」とまやお姉さん。
歌は「おべんとうばこ」。大丈夫かなあ、この歌。お弁当のおかずにウィンナーが出てこないんだけど。
「おべんとうばこ」の歌が終わると、「ねえ、どうだった? どうだった?」とまやお姉さん。
しかし、ステージ上の巨大モニターに映し出された双子のウィンナーは浮かぬ顔。
その歌、ウィンナー出てこなかったですね……。
ほらー! ほらやっぱりー!
お弁当箱にはいりたい双子のウィンナーにしてみたら、「おべんとうばこ」の歌は嫌がらせに近いだろう。 刻みショウガって何! 筋の通ったフキって何なのよ! ウィンナーを入れろウィンナーを!
兄姉一行は励ますつもりで「おべんとうばこ」を歌ったのに、かえって双子のウィンナーをどんよりさせてしまったのだった。
すると「ぼくはキミ達のこと、だいだいだーいすきだよ!」とルチータさん。
みももさんによると、ルチータさんのお弁当にはいつもウィンナーが入っているらしい。
「だから、もっと自信を持って!」と励ますルチータさん。
「ぼく嬉しい」「私も!」と元気になる双子のウィンナー。力強い味方がいて良かった良かった。
じゃあ! 皆さんのお弁当にもウィンナー入ってるんですね!?
ルチータさんの激励でせっかく場の雰囲気が良くなったのに、「ギクッ!」とか言っちゃう兄姉達。
いや、なんでよゆういちろうお兄さん! どうしたのよまやお姉さん!
「おべんとウインナー」の歌のクリップで二人揃ってウィンナーをお弁当に詰めてたじゃないの。ウィンウィンとか言ってにっこりしてたじゃないの!
「いつもは入ってるんですけどね、まやお姉さん」と挙動不審なゆういちろうお兄さん。
「えっ、あ、今日はたまたま……ね〜」と、やころさんに話を振るまやお姉さん。
しかし、やころさんは「いつもお野菜しか入れていません」ときっぱり。
そもそもやころさん自体が食材みたいな感じだしねえ。何だったっけこの人。れんこん?(検索したらひょうたんでした)。
やころさんの完全野菜弁当宣言にまたもやショックを受けてしまう双子のウィンナー。
冷蔵庫の扉も閉まってしまうのだった。
ええと、このお話、どこに向かって進んでいるの?
ヴィーガンなやころさんがいる限り「やったー! みんなのお弁当にウィンナーがはいった! めでたしめでたし!」とはならないのでは……?
お弁当を作ろう
「よし、わかった。僕たちでお弁当を作ろう!」とゆういちろうお兄さん。
「お弁当にはいれなくて困っているのならウィンナーがはいれるお弁当を作ってしまえばいい」という前向きなアイデア(でもそのお弁当、やころさんは食べられるのだろうか。心配)。
再び開く冷蔵庫の扉。
ちなみに、僕たちの賞味期限は今日です。
満面の笑顔で怖いことを言い出す弟ウィンナー。
またしても生活密着型ファミリーコンサート。小さいお友達は保護者の方に「賞味期限」の意味を聞いてね。
いやいや、ファミリーコンサートの登場人物に賞味期限があるとかそんなのイヤだよ〜。
そして、ファミリーコンサート恒例の「○○集め編」に突入。
今回のお題はもちろん「お弁当のお料理を集めよう」。調子に乗って集めすぎてウィンナーをはいれる隙間がなくならないようみんな気をつけてね!
「ウィンナーさん達には冷蔵庫にいてもらいましょう」と言う賢いやころさん。確かに兄姉と一緒に探しにいくと傷んじゃうかもしれないからね。
やころさんは「おいしいお米がとれる田んぼを知っています」らしい。
ゆういちろうお兄さんと一緒にそのお米でおにぎりを作ることに。
ルチータさんは「僕たちはおかずを探しにいこう!」とあづきお姉さんとコンビを組む。
すると、側転しながら「ヘイヘイヘイヘイヘーイ!」とヘンテコな掛け声をかけるかずむお兄さん。
「おかずだったら僕を連れていきなよ!」。かずむお兄さん、テンションがおかしなことになっている。
「だって僕は、お・かずむお兄さんだからね」と言うなりイケメン顔をキメるのだった。
というわけで、おかずの担当はルチータさん&体操コンビに決定。
そして、残ったまやお姉さんとみももさんはデザート担当。
みんな、くれぐれも探し過ぎないでね。まずウィンナーのスペースを確保することをしっかり頭に叩き込んだ上でその他のアイテムを探してきてほしい。
ウィーン、全部おまかせしちゃっていいのかなぁ……。
ステージ上のモニターに映し出された姉ウィンナーは思案顔。
双子のウィンナーは悩む時に「うーん」じゃなくて「ウィーン」と言うのね。
ウィーン……。ねえちゃん、僕たちもついていこうよ!
弟〜!
頼りない弟ウィンナーの勇気ある発言に涙する姉ウィンナー。
…って、ダメでしょ! 賞味期限本日限りのナマモノはおとなしく冷蔵庫に入っていてほしい。無茶しないで〜!
まぼろしのお米
「
や〜ころ、やころ、や〜ころ、待って〜!」とまるで求人情報サイトの宣伝カーから流れてくるメロディで話しかけながら早足で歩くやころさんを追いかけるゆういちろうお兄さん。何故バニラ。おいしいお米は高収入なのか。ゆういちろうお兄さんは疲労困憊。「やっころしょ」と言って座り込んでしまう。
「幻の棚田と呼ばれる階段みたいな形の田んぼがこのあたりに……あ〜る〜、は〜ず〜〜 」と何故か後半は朗々と歌い上げるやころさん。
いや、またまた難しい言葉が出てきたぞ。小さいお友達は保護者の方に聞いてね。「タナダ」を耳で聞いてピンとこなかった保護者の皆さんはスマホで検索してみてください。
ここで「どこだ!まぼろしの棚田」というシュールなタイトルの歌。
この歌を聴けば「タナダ」が何なのか、小さいお友達にもわかる仕組みになっているのかな?
……と思ったら、「幻の棚田はどこにあるのか?」と一言で済むセリフを重厚なメロディにのせて朗々と歌い上げるだけだった。気分は帝国劇場ミュージカル。
結局何もわからなかったので、保護者の皆さんはやっぱり「タナダ」をスマホで検索してください。
すると、やころさんが川を発見。
客席の中の通路に水色の布を配置して川に見立てるシャレた演出。
よく見ると水色の布の中にところどころ白い糸状の何かがついている。
「あの川、もしかして!」
「そうめんの川です!」
「おいしそうめんもお弁当に入れちゃいますか!」
「そのアイデア、よさそうめんです!」
もちろん、歌は「そらそらそうめん」。
いやいやいや、だから、ダメだってば。ゆういちろうお兄さんとやころさんの担当はおにぎりでしょ! そうめんなんか追加して肝心のウィンナーがはみだしちゃったらどうするの!
だいすけ&あつこ時代の月の歌「そらそらそうめん」をゆういちろうお兄さんは楽しそうにのびのびと歌い上げる。実に良い表情。高いところも低いところも素晴らしく声が出ている。ゆうまやコンビになって以来お初オンエアの曲だが、ぜひ番組でも披露してほしい!
そのアイデア!
よさそうめんじゃないです!
ここでピーッとホイッスルを鳴らしたのは、2階のバルコニーから登場した双子のウィンナー。
今度は映像ではなく、あづきお姉さんとかずむお兄さんが扮した生身のウィンナーだ!
冷蔵庫にいるはずのウィンナーから声をかけられ、とまどうゆういちろうお兄さん。
わたし達もお手伝いがしたくて……
ついてきちゃいました。
冷蔵庫から出たことを心配するやころさんに、「この保冷剤でひんやりバッチリです!」と笑顔を見せる双子のウィンナー。よく見れば保冷剤を貼り合わせて作ったベストを着用している。
なるほど、そうきたか! その手があったか!
「そうめんはおつゆがいるし、伸びちゃうので他のお料理をお願いします」と双子のウィンナー(「※ウィンナーこじんのいけんです」というテロップが出る)。
やっぱりそうめんはやめておいたほうがよさそうだよ、ゆういちろうお兄さん。歌のクリップのお弁当通りに、やころさんおすすめのおいしいお米でおにぎりを作ろうよ。
「僕、案外、伸びたそうめんも好きだけどな」とか言っているノンキなゆういちろうお兄さん。
すると、ウィンナー達の話を聞いていたのか聞いていなかったのか、やころさんが「クンクン、スパイシーな香りが……」と言い出した。
「ああ、これは! カレーの泉だ!」
二人の背後に何か黄色いっぽいパネルがある。よく見ると黄色い中に野菜がいろいろ浮かんでいる上にカレーをすくうおたまのようなものも描かれている。
「おかあさんといっしょ」にはカレーの歌がいくつかあるけれど、今回歌われたのは「カレーライスのうた」。
「カレーもお弁当に入れましょう!」「カレー大好き!」とやころさんとゆういちろうお兄さんは大はしゃぎ。いや、カレーなんか入れたら双子のウィンナーの場所がなくなっちゃうから! ていうか、カレーの泉ってなによ!
再びピーッとホイッスルが鳴り、バルコニーの双子のウィンナーが「グー、あげられませ〜ん!」と手をクロスさせバッテンを作りカレーを拒否。
「カレーは匂いが強いし」「漏れちゃうのでお弁当には入れられません」と双子のウィンナー(またしても「※ウィンナーこじんのいけんです」というテロップ)。
カレーを拒否されしょんぼりするゆういちろうお兄さんとやころさんの真後ろに、立て札のようなモノが見える。
それを見つけたウィンナー達が「あ、あそこ!」と指差すので、ゆういちろうお兄さんも気がついた。
立て札がアップになると、そこには「だなたのしろ ぼま」とひらがなの文字が並んでいる。
「だなたのしろ ぼま?」といぶかしがるゆういちろうお兄さん。「さかさまでは?」と知恵を働かせるやころさん。
ゆういちろうお兄さんが立て札をひっくり返すと、立て札の文字が「まぼろしのたなだ」に変わった!
ついに目的地に到着して喜ぶゆういちろうお兄さん&やころさんと双子のウィンナー。
あっ、ねえちゃん! 保冷剤溶けてる!
大変だ! 冷蔵庫に帰らなきゃ!
緊急事態発生! ウィンナーの命綱の保冷剤が溶けちゃった!
「お兄さん、やころさん、あとはお願いします!」ということで、双子のウィンナーは冷蔵庫に戻り、ゆういちろうお兄さんとやころさんは急いで幻の棚田のお米を持って帰ることに。
ところが、「お米がどこにも見当たりません」とやころさん。
何故か他人事のように「ないんだよね〜」とゆういちろうお兄さん。この飄々としたノンキなセリフ回しがゆういちろうお兄さんの魅力。
「もしかして! みんなのところにお米ない?」と、客席に向かってファミリーコンサート史上初と思われる斬新な呼びかけをするゆういちろうお兄さん。
会場の皆さんは入場時に貰ったファミリーコンサートのビニール手提げ袋をがさごそ。すると、袋の中から金色に実った稲穂の絵がプリントされたシートが出てきた!
会場の皆さんが稲穂の絵を掲げるのを見て、やころさんは「それです!」。
ゆういちろうお兄さんのリードで会場の皆さんが手に持った稲穂の絵を右に左に揺らすと、NHKホールは一面黄金色の幻の棚田に大変身。
「3000人分のお米、圧巻です〜!」と、またしてもファミリーコンサート史上初と思われる発言をするゆういちろうお兄さん。
そして、今度はゆういちろうお兄さんとやころさんの「せーまい!」の合図で稲穂の絵を一斉にひっくり返すと稲穂の裏には白い米粒の絵がプリントされているのでNHKホールは一気に大豊作!
「せーまい」っていう掛け声はたぶん「せーの!」と「精米」を引っ掛けたフレーズ。
会場の皆さんがお米の絵をパタパタ振ると、客席を巡回するダンサーズ扮する“米俵さん”がそのお米を回収できるというシステム。
ちょいちょい難しい単語が出てくるし、モニターと現実の双子のウィンナーが出たり引っ込んだりする複雑な構成だし、もしかしたら小さなおともだちはそろそろ集中力を欠いてきた頃だと思うのだけれど、このお米パタパタできっと元気を取り戻したと思う。
会場の皆さんのお米パタパタのおかげでいっぱいになった米俵を、2俵づつ担いだ米俵さんがステージに到着。ゆういちろうお兄さんとやころさんは大喜び。
というわけで、無事、おいしいお米をゲットしたゆういちろうお兄さんとやころさんは米俵さんと一緒に帰っていくのだった。
しかし、米俵1俵は60キロだから4俵で240キロ! 兄姉4人+ファンターネ3人の7人分のお弁当にはいくらなんでも多すぎるよね。ゆういちろうお兄さんは幻の棚田米専門のお米屋さんを始めるのかもしれない。
おかずをオーダー
続いてはルチータさんとあづきお姉さん&かずむお兄さんトリオのおかず探しのお話。
あづきお姉さんとかずむお兄さんは再び体操の衣装に着替えて登場。双子のウィンナーが歌のクリップのようなメイクじゃなかったのは二役演じるためだったか。眉毛キリリで頬紅くっきりだと体操の衣装の時に違和感があるものね。でもウィンナーはあのメイクがいいんだけどなあ。残念。
かずむお兄さんの作戦は「おいしいレストランに頼んでおかずを作ってもらう」というもの。
ファミリーコンサート的にはなかなか斬新なアイデア。必死に集めた食材を使って、卵パカッとかお肉ジュージューとかお野菜トントントンみたいなお料理ごっこ風の仕草でみんなで一生懸命作るのだとばかり思っていたよ。
ところで、現在ステージにはあづきお姉さんとかずむお兄さんがいるから、さっきみたいに双子のウィンナーが2階のバルコニーからホイッスルを吹き鳴らして「おかずは愛情を込めた手作りじゃなければダメなんですぅ〜」とか「自分の足で探した材料で作るからおいしいんですよぉ〜」などと文句を言われる心配もなし。
手のひらのスマホを見るお芝居をしながら、「ねえねえ、見てみて! このレストラン、星が3つもあるよ!」とあづきお姉さん。なんとまあ今どきな展開。食べログですか?
「何それ、すごいの?」と聞くルチータさんに、かずむお兄さんは「星の数が多ければ多いほどいおいしいお店らしいよ」と教えてあげる。
「へえ〜、じゃあ、このお店は?」とルチータさんが言うと同時に、「キッチン イカコ」という看板を掲げたお店が背景にぼんやり浮かび上がる。
あづきお姉さんのスマホ情報によれば、「キッチン イカコ」は「100星レストラン」なのだという。
「えええっ、100星ってすごくない?」「うん、初めて聞いた!」と、仰天するあづきお姉さんとかずむお兄さん。
「じゃあ、このお店で作ってもらおうよ!」とルチータさん。
「なんかちょっと怪しそうだけど……そうしよっか!」「行こう行こう!」と、おかずづくりは「キッチン イカコ」でオーダー決定。
一同が「ごめんくださ〜い!」と声をかけると紗幕が上がり、「キッチン イカコ」の全貌があらわになる。
店の真ん中に巨大なイカ(の人形)が陣取り、「忙しいすぎて足10本じゃ足りないわ」とか「墨吐きそう」とか「イカコ イカほど〜」とかわめきながらバタバタと作業中。
「私達、お弁当を作りたいんですけど、おかずを作ってもらえませんか?」とあづきお姉さんが言うと、「見ればわかるでしょ? 注文のお料理を作るのでイカコの足は手一杯なの! 足だけどね! お弁当のおかずなんか作る暇ないわ!」とイカコさんに乱暴に断られてしまう。さすが100星レストラン。
さらに「お仕事のお邪魔よ! とっととお帰り!」と叱られてしまうのだった。
イカコさんが山のように積み上げたお皿を片付けようとしたところ、うっかり手を滑らせてお皿の山が崩れそうになる。それに気づいたあづきお姉さんとかずむお兄さんが駆けつけ、アクロバチックな動きでお皿を支えて無事セーフ。
「あ〜、助かったわ〜! お高いのよ、このお皿。あなた達はイカコの恩人よ。イカコ感激〜!」
と、先ほどとは態度を一変してあづきお姉さんとかずむお兄さんに感謝するイカコさん。
そして「お弁当のおかず、作らせてもらうわ」と言ってきた。3人は大喜び!
「私達もお手伝いしま〜す!」というわけで、ここからは新体操風の振付でお料理するあづきお姉さん&かずむお兄さんのオンステージとなる。店に全部おまかせじゃなくてやっぱり兄姉もおかずづくりに協力するのね。
ボール、リング、リボン、スティック、クラブなど新体操の手具を鮮やかに操る体操コンビ。BGMは「イカイカイルカ」のインストバージョンだ!
そして、おかずが無事完成!
奥から出てきたのは、サングラスをかけた「エビフライだぜ、ベイベー」、王冠をかぶった「吾輩、ハンバーグ!」、関西弁の「わたいが玉子焼きや」と何故か普通に喋るきぐるみの3人のおかず達。玉子焼きは関西弁だから甘くないタイプかしら。
しかし、ここまで人間っぽいと食べにくいな〜。でも双子のウィンナーもこの感じだからうまくバランス取れているのかも。
というわけで、イカコさんにお礼を言うと、急いでみんなのもとへ帰っていくルチータさんとあづきお姉さん&かずむお兄さんなのだった。
……と思ったら、もう一展開。
かずむお兄さんがイカコさんの触手に捕まってしまった。イカコさんったら「イカないで」とか言ってるし。
かずむお兄さんが「あ、あの…イカコさん、手かな? これ、足? 離してください」と必死に頼むのだが、イカコさんは「この後も手伝ってほしい」と言ってくる。
どうしてもかずむお兄さんを離してくれないイカコさん。結局、「わかりました、お手伝いします!」ということになり、イカコさんは「嬉しくてゲソゲソゲッソリ〜!」と大喜び。
そこで、ルチータさんにおかずを託し、あづきお姉さんとかずむお兄さんは「キッチン イカコ」に残ることになった。ははーん、なるほど、と会場とテレビの前の大きなおともだちは何かを察知するわけだが、小さなおともだちは気づいたかな?
浜辺でのんびりリゾート気分
さきほどは舞台下手側2階のバルコニーから双子のウィンナーが出てきたが、今度は波の音とともに舞台上手側2階のバルコニーから緑色の腰みのをつけたバナナがウクレレを奏でながら登場。「バナナのおやこ」の子バナナのきぐるみだね。
「と…と…トロピカルジュース!」
「う〜ん、『す』かぁ〜。す…す……あ、砂浜!」
「『ま』?」
「う〜ん、マリンスポーツ」
「『つ』…つり」
ステージ中央にはヤシの木が繁る浜辺でビーチチェアに寝そべって、のんびりしりとりをしているまやお姉さんとやころさん。テーブルにはカラフルなトロピカルジュースやフルーツ盛り合わせ。まやお姉さんは「みももの貰うね〜」とか言いながらスプーンでペロリと食べて至福の表情。
「あ〜、ビーチでのんびりしりとりなんて最高だよ〜」と大きくのびをするまやお姉さん。「ね〜」なんて声を合わせてクスクス笑う二人。
「でも、な〜んか大事なことを忘れてるような……」
どうやらまやお姉さんとみももさんは、大切な任務をすっかり忘れてビーチでリゾート気分らしい。
しばらく考えていたが、「あっ、デザート!」と二人同時に思い出した!
「そうだよ、私達、お弁当のデザートを探しにきたんだった!」
「早く探そう!」
ビーチチェアから立ち上がり、あたふたするまやお姉さんとみももさん。
「ちなみにみももは何のデザートがいいと思う?」
「あたし、アレがいいな〜。甘くて丸くて、真ん中に穴のあいた……」
ここで、「みんな〜、なんだかわかる〜?」と会場の皆さんにクイズを出題するみももさん。もちろん会場からは「ドーナツ!」の声が轟く。
いやいや、ドーナツはお弁当に添えるにはヘビーすぎない? てっきりカットフルーツとか一口ゼリーみたいな小さなデザートを想像していたよ!
さて、ここで1曲、歌は「あげあげドーナツ」。
「あげあげドーナツ」を歌い終わると、「ドーナツもいいけど、アレはどうかな? 頭に『あ』のつく甘くて冷た〜い……」とまやお姉さん。
もちろんここでも「みんな、わかる?」と会場の皆さんにクイズが出され、会場からは「アイスクリーム!」の声。大正解。しかし、アイスクリームもお弁当向きではないと思うんだけどな〜。
ここで歌は「アイアイ・アイスクリーム」。
「はっ、ちょっと待って!」とまやお姉さん。
「よ〜く考えたら、ドーナツはお弁当には大きいし、アイスクリームは溶けちゃうよ〜!」
「他にいいデザートないかな〜」と考えこむ二人の後ろにそーっと現れたのは、「バナナのおやこ」のパパバナナ。会場の小さなおともだちはステージを指差し、「志村〜、うしろうしろ!」じゃなくて「バナナ!」「バナナ!」と大騒ぎ。
会場のバナナコールを聞いたまやお姉さんとみももさんは「えっ、バナナ? バナナいいねえ」「探しにいこう!」と立ち去ろうとするのだが、さらにママバナナもこっそり登場。もちろん、会場からは「うしろ〜!」の大合唱。
この後、会場の皆さんが指差す方を振り返るとバナナはヤシの木に隠れてしまい「え〜、いないよ〜」の繰り返し。これはまさに「志村、うしろうしろ〜!」の再現ではないの!
NHKホールに一気に満ち溢れる「全員集合」スピリット。そういえばお隣の渋谷公会堂で「8時だョ!全員集合」をよく生中継していたっけ。ウィキペディアを見たら、渋谷公会堂からの生中継は136回で一番多く使われた会場なんだって。
会場の皆さんと「うしろうしろ〜!」「いないよ〜」のやりとりをしているうちにバナナ一家は3人勢揃いし、そして、まやお姉さん&みももさんもバナナを発見できたのだった。ここで歌はもちろん「バナナのおやこ」。
双子のウィンナーついに降臨
場面変わって、客席の通路に双子のウィンナー登場。
これまでステージ上のモニター画面の中、2階バルコニーと非現実的なイメージの場所から登場していた双子のウィンナーがついに地上に降りてきた!
今度はあっちに行ってみようかな〜?
ねえちゃん。
あっ、でも、こっちの道もいいかも〜!
ねえちゃん。
あっ、でも、でも、やっぱりこっちの道も良さそう〜!
ねえちゃんってば!
もう、なに!? どうしたの?
道に迷っちゃったんだよね?
なんと、いつのまにか迷子になっていた双子のウィンナー。保冷剤は全部溶けてしまった。
今日で賞味期限が切れる双子のウィンナー。いや、賞味期限関係なく、ナマモノが保冷剤なしでフラフラしてたら傷んじゃうよね。これはとんでもない大ピンチだぞ!
このままじゃ僕達、お弁当にはいれないかもよ?
そんな悲しいこと言わないでよ。
絶望的な状況に「ウェ〜ンウェ〜ン」じゃなくて「ウィ〜ンウィ〜ン」と泣き出してしまう双子のウィンナー。
誰か助けて〜〜!
すると、「ウィンナーさん、見〜つけた!」と、ゆういちろうお兄さんの明るい声。
そして、「ごめんね、遅くなって。お米がなかなか炊けなくってさ〜」と巨大なおひつを運んできたゆういちろうお兄さんとやころさんの登場だ。
喜びのあまり、泣きながらステージに駆け上がる双子のウィンナー。
「やっころしょ」とかけ声をかけて巨大おひつの蓋を開けると、なんとホカホカと湯気がたっている。
しかし、この炊きたてアツアツのごはんではおにぎりが握れない。なんとかして冷まさなければ!
そこへ「僕に任せて〜!」とルチータさんが颯爽と登場。
「僕と一緒にこうやって風を起こして、炊きたてごはんを冷ましてほしいんだ!」と両手をかわるがわる上げ下げする振付を伝授し、会場の皆さんに助っ人を頼むルチータさん。
もちろんここで歌は「ヒューララ ブンブン!」。
会場の皆さんと一緒に風を起こした結果、いい感じにごはんが冷めた。いよいよおにぎりを握る一同。
おにぎりソングは数あれど、今回の歌はしゅうさえこお姉さん作詞作曲の「あ・い・う・え・おにぎり」。
鮭のおにぎりが完成したところで、まやお姉さん&みももさんが合流。
みももさんは「デザートのバナナさんだよ!」とパパバナナをみんなに紹介する。
あれ? ママバナナと子バナナは留守番? お弁当のデザートにされてしまったパパバナナは再び妻子のもとに帰れるのだろうか?
そして、ルチータさんも「キッチン イカコ」で作ってきたエビフライ、ハンバーグ、玉子焼きのおかずの皆さんを紹介する。みんな大喜び。
さあ、これでお弁当のメンバーが全員集合。そして、背後には巨大なお弁当箱がでーんと鎮座している。
「私達のためにありがとうございました!」と双子のウィンナーは深々とおじぎをする。
さあ、あとはこのお弁当メンバーをお弁当箱に詰めるだけだよ!
それでは皆さん、順番にお弁当箱に……
と、姉ウィンナーが号令をかけようとしたところで、おかずの皆さんが暴走して我先にお弁当箱に突撃を始め、おにぎりもパパバナナもウロウロし、先を争って喧嘩を始める奴らもいたりして、もうステージはめちゃくちゃ! お弁当箱大混乱。
このカオス状態をおさめようとした姉ウィンナーが、喧嘩のあおりを食らって突き飛ばされてしまった! ばったりと倒れる姉ウィンナー。
こんなの……私達が入りたかったお弁当箱じゃない!
涙ながらに訴える姉ウィンナー。
「そうだよね」「とにかく喧嘩を止めなくちゃ!」とまやお姉さんとゆういちろうお兄さん。でも、どうやって?
ぼ……ぼく、やってみます!
ゆういちろうおにいさん&まやお姉さんとファンターネの皆さんに応援され、喧嘩の仲裁に果敢にチャレンジする健気な弟ウィンナー。
皆さん、聞いてください! お弁当は誰のためにあると思いますか?
その声を聞いて、喧嘩を中断するお弁当メンバー達。
ゆういちろうお兄さんは優雅にくるりとターンし、ちょっと気取った感じで「そんなの決まってんだろ? もちろん」。そして、歌は「お弁当ラプソディー」。「ぼくのため〜」「わたしのため〜」と再び帝国劇場ミュージカルテイストで朗々と歌い上げる一同。
もう自分ばっかりはやめて、食べる人のために一緒においしいお弁当をめざしましょうよ!
そして、我々はひとつのチームだと宣言する双子のウィンナー。
双子のウィンナーの必死の訴えとみんなの歌が、喧嘩をしていたおにぎりやおかず達の心を動かし、「チームお弁当」としてメンバーの気持ちがひとつになった!
おにぎりもおかずも双子のウィンナーも順序よくお弁当箱におさまり、無事、おいしいお弁当が完成。そのお弁当箱をパパバナナがするすると押して静かに退場していくのだった。
「ウィンナーさん達、夢がかなって良かった〜!」とルチータさん。
「とっても嬉しそうだったよね」とゆういちろうお兄さん。
「やっぱり食べる人に喜んでもらえるのがお弁当だよね!」とまやお姉さん。
よかったよかった。めでたしめでたし。
いやいや、お弁当どこ行っちゃったの? そもそも兄姉達のピクニックのお弁当を作っていたのでは? そしてデザートはお弁当箱に入れてもらえないのね。ちっちゃいプラケース別添方式? バナナだから皮ごと丸ごとかしら。
私の謎は解けぬまま、「遅くなっちゃったけど僕達もピクニックに出発しようか!」というゆういちろうお兄さんのセリフをきっかけに、歌は「ピクニックマーチ」。
なかなかの長尺だった「お弁当ラプソディー」はこれにて大団円。
名曲、そして体操とエンディング
ゆういちろうお兄さんとまやお姉さんで坂田おさむおにいさん作詞作曲の「シアワセ」を歌唱。
続いて、ゆういちろうお兄さん、まやお姉さん、あづきお姉さん、かずむお兄さん、そしてファンターネの皆さんも勢揃いして「ぼよよん行進曲」。平成の「おかあさんといっしょ」を代表する名曲の2本立て。
体操「からだ☆ダンダン」は「お弁当ラプソディー」で大活躍だったダンサーズの皆さんと一緒。体操途中からの歌兄歌姉の合流はなし。
そして、ダンサーズと入れ替わりにゆういちろうお兄さん、まやお姉さん、ファンターネの皆さんが舞台に登場し、エンディングの「きんらきら ぽん」。
「おかあさんといっしょファミリーコンサート2024春 ~お弁当ラプソディー~」はこれでおしまい。なお、8月7日にはこのファミリーコンサートのDVDとBlu-rayがリリースされる予定。
まとめ
今回のファミリーコンサートは、昭和、平成、令和と新旧取り混ぜたおいしい歌の大行進。ナイスセトリ!
ただし、残念だったのは、歌兄と歌姉が別グループで行動するので、自動的に兄とファンターネ、あるいは姉とファンターネが歌うといういただけないシステムになってしまったこと。実に残念。
とにかく、兄姉と人形劇は別行動にしてほしいのよ。それぞれがそれぞれの曲を歌ってほしい。
せっかくの歌いっぱいのファミリーコンサート、歌兄&歌姉の歌唱で聴きたい曲ばっかりだったよ。
「ヒューララ ブンブン!」をまやお姉さん抜きで歌っちゃうんだもの。いくらなんでもそりゃあんまりだよ。現役の月の歌なのに!
とはいえ、あのキュートな双子のウィンナーが主人公のお話が見られたのは嬉しかった。ミュージカル「お弁当ラプソディー」はテンポよく、舞台セットには色々愉快な仕掛けが施されていたし、全員集合&帝劇ミュージカル風の演出も楽しかったよ!【み】
出演:
歌のお兄さん:花田ゆういちろう
歌のお姉さん:ながたまや
体操のお姉さん:秋元杏月
体操のお兄さん:佐久本和夢
人形操演:
木村ひとみ、菊池信二、山川優海
ダンサー:
佐藤康道、上原史温、山下陣祐、間下友貴、堀江葵月、中桐衣麻
声の出演:
平田真菜、折笠富美子、入江玲於奈、川田妙子
「ファンターネ!」
原案:松居大悟、目次立樹
キャラクターデザイン:大畠雅人
脚本:目次立樹
音楽:ベアグラウンド
美術デザイン:池田ともあき
舞台演出:振付屋かぶきもん
ディレクター:大村比呂子
制作統括:古屋光昭、小宮忠幸
制作:NHKエデュケーショナル