続・佐藤弘道の運動神経

以前、「佐藤弘道の運動神経」で、「おかあさんといっしょ」のエンディングの際、体操のおにいさん・佐藤弘道が、見事にタイトルロゴをよけて顔を出しながら手をふっていると書いたが、あれはどうも偶然ではなかったようだ。

先週1週間、エンディングを注意して見ていたのだが、しゃがんだり、頭をかしげたりと、毎日巧妙にロゴをよけていた。

何かを修得すると、より難易度の高いものに挑戦したくなるのが人の性。なんといってもこの弘道は日体大体操部出身のバリバリの体育会野郎である。おそらく幼い頃から、より高度な技を求めて修練を積んできたに違いない。
「タイトルロゴをよけて顔を出す」という技をすでに身につけたからには、もっと難しい技にチャレンジしたくなっているのではないだろうか。たとえば「いっしょ」の「ょ」の文字の穴から顔を出すとか、高くジャンプしてロゴの上から手をふるとか、みどとふぁどに組体操のように身体を持ち上げてもらい、高い所からにこやかに手をふるとか。これは楽しみである。

さて、今週は鳥取からの放送である。
今日のエンディングはというと、「おかあさんといっしょ」の文字がいつもより左上に寄っていた。そして、弘道はしゃがむことも頭をかしげることもなく、自信たっぷりに直立不動で手をふっていたのであった。
この自信たっぷりの表情に、「今日はロゴが顔にかからないから姿勢は変えなくてもいいんだぜ」「どんな場所にロゴが出たって俺は必ず顔を出してやるぜ」という彼の心の声を聞いたような気がした。【み】

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