続々・佐藤弘道の運動神経

しつこいと思われるかもしれないが、今回も佐藤弘道おにいさんの話である。
前にも書いたように、今週は鳥取のスタジオからの放送。エンディングの「おかあさんといっしょ」という文字のタイトルロゴは、東京のスタジオの時よりも、若干左上に寄って出るようで、月曜、火曜の放送では、佐藤は、しゃがむこともなく頭をかしげることもなく、直立不動で堂々と手をふっていたのだった。

この佐藤の行動について書いたコラムに、当サイトの掲示板で、「あれは佐藤がモニタを見ながらタイトルロゴが表示された瞬間によけていると思われる。だから、注目すべきはモニタをチェックする佐藤の“流し目”であろう」というご意見(by 寂星さん)をいただいた。

なるほど、それはおおいに考えられることである。しかし、クッキリとした茂森あゆみや速水けんたろうの目と違い、佐藤の目はこじんまりとしたカワイイ目なので、横目でモニタを見ているかどうか、画面で確認するのは至難の技だ。今日も注意深く見ていたのだが、彼の黒目がどっちを向いているかなんて、全然わからないではないか。

というわけで、“流し目”に注意しながらエンディングを迎えたわけだが、今日の佐藤は、「ドレミファ列車」の歌が終わる直前に、一歩足を踏みかえて立ち位置をずらした。結果、佐藤の顔は、3行に分けて表示される「おかあさんといっしょ」の「ん」と「ょ」の中間地点ギリギリのところに出たのであった。このわずかな空間に顔を出しつつ、手をふっていたのである。

寂星さんの言うとおりに、モニタチェックのたまものなのかもしれないが、それにしたって、なにもあんなにギリギリのところに顔を出さなくてもいいだろう。もう少し足を踏み出せば、余裕をもって顔を出せるはずだ。やはり、より難しい技をクリアしたいという体育会魂が、彼をこのような行動に駆り立てるのではないかなどと、ついうがった考えをしてしまう私である。

と、思ったら、その直後、佐藤は身体を上手かみて側にかしげて手をふっていた。最後のシーンは、佐藤を中心としたポジションになるので、さすがに目の小さな佐藤も“流し目”でモニタチェックできないのではないだろうか。視聴者に向かって手をふる佐藤のにこやかな表情から、「もしかして、今日はタイトルロゴに顔隠れちゃってるかな?念のため、ちょっと身体をかしげておこう」という心の声が聞こえたような気がした。って、ホントにしつこいね、私も。【み】

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