無口な体操のおにいさん

今日(3/7)、横目でちらちら「おかあさんといっしょ」を見ていたところ、番組最後の体操「あ・い・うー」がいつもと違ったスタイルになっていたので、思わず画面に見入ってしまった。

普段は、体操のおにいさん(佐藤弘道)と子供たちがおり、佐藤のリードで体操が進んでゆき、体操後半の「いいないいな、なれたらいいな」の歌詞のあたりから、歌のおにいさん(速水けんたろう)、歌のおねえさん(茂森あゆみ)、トライ・トライ・トライのおねえさん(松野ちか)が合流して、そのままエンディングの「ドレミファ列車」になだれこむ。

ところが、今日の放送では、体操の最初から全員集合しているではないか。しかも、「さあ、体操を始めるよ」というコールを、速水がしている。
いつも通り、カメラは佐藤の顔のアップを撮っているのだが、なぜか佐藤は一言も発しない。口をぱくぱくしているだけだ。そして、体操のポイントにあたる台詞(立ち上がるとか、「大きな声であ・い・う・え・おだよ」など)は、すべて速水が言っているのである。

体操のスタイルが変わったという予想もできるが、やはりこれは時期的に考えて、佐藤が風邪をひいて声が出なくなったとみるのが自然だろう。いつもと変わらぬ満面の笑顔で健気に口をぱくぱくさせている佐藤。早く回復して元気な声を聞かせて貰いたいものだ。

佐藤の病状は心配だが、きびきびとした佐藤とは違いやんわりとした声で体操をリードする速水と、茂森と松野が体操をする姿を見ることができたのが思わぬ収穫であった。【み】

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