テレビをこじらせた東京福袋が書いたノンキなテレビコラム集。

東京福袋のおすすめ

東京福袋のオススメ!

我々東京福袋(みやしたゆきこ、吉野 忍)が面白かった作品をご紹介するコーナーです。
「検索」で作品名や作家名等の検索ができ、「TITLE」と書かれた一番上の段右端の小さな黒い三角形をクリックすることで五十音順に並べ替えができます。

TITLE
ブンキュウ3ネンミクラジマエイゴタンゴチョウ
Books「文久三年御蔵島英語単語帳」(小林亥一/1998年)
幕末動乱期の一孤島に起こった“国際事件”の顛末と、島役人・栗本市郎左衛門が独力で作った英単語帳を掲載(市郎左衛門は東京福袋みやしたのご先祖様)。[Books - 東京・街]

シンパンダイトウキョウアンナイ ジョウ
Books「新版大東京案内 (上)」(今和次郎/2001年)
考現学の祖、今和次郎が昭和4年に著した東京案内。70年前の東京が現在形で語られる面白さ。[Books - 東京・街]

チョウゲイジュツトマソン
Books「超芸術トマソン」(赤瀬川原平/1987年)
白夜書房から刊行された「超芸術トマソン」の文庫版。トマソンの原点ともいうべき本。東京福袋吉野の報告も複数掲載されている。[Books - 東京・街]

エイガノミカタガワカルホン 2001ネンウチュウノタビカラミチトノソウグウマデ
Books「〈映画の見方〉がわかる本 『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで 」(町山智浩/2002年)
映画を読み解く本。取り上げられている映画をきっと再見したくなる。[Books - 映画]

マイクイッポンイッセンマン
Books「マイク一本、一千万 ノンフィクション「M-1グランプリ2003」」(唐澤和也/2004年)
「M1グランプリ2003」の裏側に迫る密着ドキュメント。審査員を務めた中川カウスの言葉の含蓄に唸る。[Books - お笑い]

フルサトハヒンミンクツナリキ
Books「ふるさとは貧民窟なりき」(小板橋二郎/2004年)
板橋のスラム「岩の坂」で育った著者の自伝。戦時中から戦後にかけてのスラムで暮らす様々な事情を持った様々な登場人物、スラムの空間を描く。[Books - 東京・街]

オシドリウタガッセン
Movies「鴛鴦歌合戦」(マキノ正博/1939年)
理屈抜きで愉快な心持ちになれる1939年公開のミュージカル時代劇。お春役の市川春代の時代を超えたキュートさに萌えよ。[Movies - 邦画]

ソラトブモンティパイソン コンプリートブルーレイボックス
TV Shows「空飛ぶモンティ・パイソン コンプリート Blu-ray BOX」(ジョン・ハワード・デイビス, イアン・マクノートン/2020年)
全て失われたと言われていた東京12チャンネル吹替版奇跡の復活。権利上の都合により収録されている吹替音声の一部が英語に切り替わる箇所があるとのことだが、そんなの全然許しちゃったりなんかしたりして、もうこのぉ、ちょんちょん~。[TV Shows - バラエティ]

サワダケンジ イン ヨルノヒットスタジオ
TV Shows「沢田研二 in 夜のヒットスタジオ」(沢田研二/2011年)
ファン待望の「夜のヒットスタジオ」沢田研二出演シーン集。美し過ぎるジュリーにうっとりせよ![TV Shows - 音楽]

カッパノサンペイ
Books「河童の三平」(水木しげる/1988年)
水木漫画の最高峰。のんびり、ゆったりした世界。そしてしみじみしたエンディング。脇役のたぬきと死神の活躍が光る。[Books - 漫画]

チョロコワ
Books「チョロ恐」(唐沢なをき/2011年)
小泉八雲の「茶碗の中」的なじんわりと怖い不思議な話。何があってもオホホホと笑っているアシスタント嬢達が素敵。[Books - 漫画]

クマノプータロウ ハンブン
Books「クマのプー太郎 半分 」(中川いさみ/2011年)
4コマから妙なメロディがこぼれてくる。イカす台詞だらけ。これぞ声に出したい日本語。[Books - 漫画]

ネコオク 1
Books「猫奥 (1)」(山村東/2020年)
猫+大奥で「猫奥」。本当はネコが大好きなのに周囲にネコ嫌いだと勘違いされてしまった滝山様の愛と苦悩の日々を描く愉快な漫画。[Books - 漫画]

オンナノソノノホシ
Books「女の園の星 (1)」(和山やま/2020年)
とある女子高の愛すべき人々の日常を淡々と描く体温低めのキュートなコメディ。3年2組の副担の可愛さたるや![Books - 漫画]

クレイジーインアラバマ
Movies「クレイジー・イン・アラバマ」(アントニオ・バンデラス/1999年)
メラニー・グリフィスの暴れん坊奥様っぷりと平行して描かれる1965年アラバマでの公民権運動。南部の風景、派手なラスベガス&ハリウッド。ファッションと車。60年代の“古き良きアメリカ”の記憶をぎっしり詰め込んだチャーミングな映画。[Movies - 洋画]

 
ソニーピクチャーズエンタテインメント
キンダンノワクセイ
Movies「禁断の惑星」(フレッド・マクラウド・ウィルコックス/1956年)
素朴で力強く美しいSFXに心躍る、デザインに手抜きのない真っ向勝負の1956年製作の傑作SF映画。博士の家はミッドセンチュリーの極み![Movies - 洋画]

チカシツノメロディ
Movies「地下室のメロディ」(アンリ・ヴェルヌイユ/1963年)
刑務所から出所してきた老年の男が体力とセックスアピールのある若い男を使ってカジノの強奪を図る。目出し帽をかぶってもスーパーハンサムなアラン・ドロンが笑っちゃうくらい美しい。オープニングの60年代の建築とクールなフォントとの組み合わせがカッコよすぎる。[Movies - 洋画]

ラン
Movies「RUN/ラン」(アニーシュ・チャガンティ/2020年)
車椅子で難病と闘いながら大学合格を目指す娘と過保護の母親。ある日母親が買ってきた薬の容器を目にしたことから娘の中に母親への疑念が高まる。
思うように動けない娘と母親の息もつかせぬ戦い。代理ミュンヒハウゼン症候群版ミザリー。見るべし。[Movies - 洋画]

パーフェクトプラン カンゼンナルハンザイケイカク
Movies「パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画」(ジル・シュプレッヒャー/2011年)
保険の営業マンが顧客の老人が持っている高価なバイオリンを盗もうとしたところ思わぬ大事件に発展し…。最後の種明かしのテンポが早くてよく理解できなかったのでそこだけもう一度見た。よくできた話。[Movies - 洋画]

エックスセンノメヲモツオトコ
Movies「X線の眼を持つ男」(ロジャー・コーマン/1963年)
医学のためX線が見えるようになる目薬を開発した医師。初めのうちは想定どおりの機能を発揮するがやがて目薬の効果がどんどん進行していき…。特殊効果「スペクトラマ」を多用した画面や症状が進行するにつれ変わっていく眼球の描写などは大人になった今見てもそこそこインパクトがある。[Movies - 洋画]

ギンザゲショウ
Movies「銀座化粧」(成瀬巳喜男/1951年)
成瀬巳喜男がまだ生活があった頃の銀座の東側、木挽町のあたりを描く。田中絹代が堀雄二を連れて東京案内をする場面で建設中の東京温泉、埋立中の三原橋が見られる貴重な映像資料。[Movies - 邦画]

 
コロムビアミュージックエンタテインメント
ニョケイカゾク
Movies「女系家族」(三隅研次/1963年)
遺産をめぐり骨肉相食む三姉妹。それぞれの助言者や大番頭、愛人まで登場しての相続バトルロイヤル。
浪花千栄子の演技をちゃんと見たのは初めてだが、これは怖い。[Movies - 邦画]

ミッション 8ミニッツ
Movies「ミッション:8ミニッツ」(ダンカン・ジョーンズ/2011年)
爆破事故の被害者の脳に残された8分間の記憶に入り込み犯人を特定するプロジェクトに起用された元軍人(ジェイク・ジレンホール)。
犯人が予告した次の爆破までに時間がない中彼は満足な説明もなく拷問のように繰り返し被害者の記憶の中に送り込まれる。[Movies - 洋画]

ヤネウラノサツジンキ フリッツホンカ
Movies「屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ」(ファティ・アキン/2019年)
殺人自体は特に際どい描き方をされておらず、それよりは素晴らしくリアルに描かれた70年代ドイツの底辺生活を楽しむ映画。舞台となる24時間営業の酒場の常連客のキャラクターが強烈。[Movies - 洋画]

セルラー
Movies「セルラー」(デヴィッド・エリス/2004年)
暴漢に監禁された高校教師(キム・ベイシンガー)が壊された電話を使って何とかつながった先はお気楽な若者(キャプテン・アメリカになる前のクリス・エヴァンス)の携帯。[Movies - 洋画]

ビバリウム
Movies「ビバリウム」(ローキャン・フィネガン/2019年)
ニュータウンの建売住宅を内見中に案内していた不動産屋が消え、そっくりな家が無数に建ち並ぶ町から抜け出せなくなる二人。最後まで不気味な映画。[Movies - 洋画]

セカイザンコクモノガタリ
Movies「世界残酷物語」(グァルティエロ・ヤコペッティ、 フランコ・プロスペリ、 パオロ・カヴァラ/1962年)
今見ると映像に裏付けのあいまいなナレーションをかぶせたものにも思えるが、当時世界中からこれだけの習俗の情報を集め取材をする行動力はすごい。
日本からはビールを飲まされる松阪牛と東京温泉の女性によるマッサージが紹介されている。[Movies - 洋画]

ファナティック ハリウッドノクルイアイシャ
Movies「ファナティック ハリウッドの狂愛者」(フレッド・ダースト/2019年)
ハリウッドの人気俳優の熱狂的なファンを演じるジョン・トラボルタの硬直した歩き方、上体を前後に揺らす仕草、耳の後ろをこすってにおいを嗅ぐなどの特殊な演技がすばらしい。ゴールデンラズベリー賞受賞作らしいが我々は評価する。[Movies - 洋画]

ルースエドガー
Movies「ルース・エドガー」(ジュリアス・オナ/2019年)
ルースは高校の優等生。彼のレポートをきっかけに、歴史の教師は彼に裏の顔があるのではないかと考え始める。
教師、ルースともに完全に信頼できない描き方で最後まで真実がわからず緊張感が続く。[Movies - 洋画]

 
コロムビアミュージックエンタテインメント
1917 イノチヲカケタデンレイ
Movies「1917 命をかけた伝令 」(サム・メンデス/2019年)
西部戦線の連合国軍に作戦中止を伝えに向かう若い兵士の物語。泥水と半分白骨化した死体が混然としている戦場の様子は実にリアル。
「マローボーン家の掟」の長男、ジョージ・マッケイ主演。[Movies - 洋画]

リチャードジュエル
Movies「リチャード・ジュエル」(クリント・イーストウッド/2019年)
アトランタオリンピックで起きた爆破事件の爆発物の第一発見者で、一時はヒーローとしてまつりあげられたが、FBIが割り出した犯人のプロファイル、白人貧困層、男性、オタクに一致したため一転容疑者となった警備員の実話。[Movies - 洋画]

マローボーンケノオキテ
Movies「マローボーン家の掟」(セルヒオ・G・サンチェス/2017年)
父親の元から逃げるためイギリスからアメリカに移住し、「マローボーン」と名を変え片田舎の村はずれでひっそり暮らす一家。やがて母親が亡くなり未成年の子供4人は周囲からそれを悟られないよう暮らし始める。[Movies - 洋画]

 
コロムビアミュージックエンタテインメント
サバクノシモン
Movies「砂漠のシモン」(ルイス・ブニュエル/1965年)
砂漠の塔の上で苦行を続ける聖シメオン。悪魔が色々な姿になり彼を挑発する。
唐突に舞台は60年代のブラジルに移る。踊り狂う若者とそれをみやるシメオン。突然FINの文字がズームアップして映画は終わる。[Movies - 洋画]

サッドヒルヲホリカエセ
Movies「サッドヒルを掘り返せ」(ギレルモ・デ・オリベイラ/2017年)
「続 夕陽のガンマン」のクライマックスの舞台、墓地「サッドヒル」のロケ地を探し出し復元したマニアの記録。「続 夕陽のガンマン」公開50周年を記念し現地で上映会が行われるまでを描くドキュメンタリー。[Movies - 洋画]

レクイエムフォードリーム
Movies「レクイエム・フォー・ドリーム」(ダーレン・アロノフスキー/2000年)
「π」「ブラック・スワン」「マザー!」のダーレン・アロノフスキー監督。
母と息子、その友人と彼女が薬物への依存からひたすら破滅の道へ向かう。クスリで身を持ち崩すのは無軌道な若者だけじゃないという描写が斬新だしリアル。ジャレッド・レト可愛いしジェニファー・コネリー綺麗だしエレン・バースティン巧いしマーロン・ウェイアンズいい奴だったけどとにかく容赦ない映画。[Movies - 洋画]

サーチ
Movies「search/サーチ」(アニーシュ・チャガンティ/2018年)
行方不明の娘を捜すため、彼女のSNSアカウントを流れるような手さばきで片っ端からたどっていく父。全編SNSやニュースなどメディアの画面で構成されており、それが却って現実の事件をリアルタイムに追っているような効果を上げている。
主演は「スター・トレック」の二代目ヒカル・スールーのジョン・チョー。[Movies - 洋画]

オトナノケンカ
Movies「おとなのけんか」(ロマン・ポランスキー/2011年)
子どものけんかについて話し合うために集まった2組の夫婦が結局「四つ巴」の喧嘩を繰り広げるという他愛ない話を、監督ロマン・ポランスキー、出演ジョディ・フォスター、クリストフ・ヴァルツ他というやたらと豪華な布陣で贈る。[Movies - 洋画]

フロリダプロジェクト マナツノマホウ
Movies「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」(ショーン・ベイカー/2017年)
ディズニーランドに近いファンシーな安モーテル群で繰り広げられるどん底の生活。貧困はまた貧困を生むというハードなお話だが、フロリダのどこまでも明るい青い空、輝くばかりの緑の芝生、顔は怖いが心優しいデフォーなどに囲まれ、いきいきと演技する天才子役達の演技力とショーン・ベイカー監督の演出力に舌を巻く。[Movies - 洋画]

アルケハシルナ
Movies「歩け走るな!」(チャールズ・ウォルタース/1966年)
1964年に開催されたオリンピックの最中の東京を舞台にした恋愛コメディ。60年代の東京の風景にうっとり。風景だけでもう大満足だし、サマンサ・エッガーと高美以子のファッションも素敵。サマンサのアパート周辺の新橋の街のセットもいい。ケーリー・グラントが「シャレード」のテーマを口笛で吹く演出がにくい。[Movies - 洋画]

ゴニンノグンタイ
Movies「五人の軍隊」(イタロ・ジンガレッリ/1969年)
メキシコが舞台のマカロニウエスタン。丹波哲郎演じる「サムライ」というキャラクタは菊千代と久蔵と三十郎をまぜこぜにしたような格好いい男。台詞ゼロだが見せ場多し。無理矢理感はあるが無駄のない展開。モリコーネのジャンゴ味あふれる音楽もいい。脚本ダリオ・アルジェント。[Movies - 洋画]

ドクタースリープ
Movies「ドクター・スリープ」(マイク・フラナガン/2019年)
スティーブン・キングの「シャイニング」の続編小説をユアン・マクレガー主演で映画化。1980年のキューブリック監督「シャイニング」のシーンや音楽の使用、ダニー少年を演じた俳優のカメオ出演、ハロランにそっくりな俳優の起用、ラストシーンの舞台など前作への強いリスペクトが感じられる。[Movies - 洋画]

トランスワールド
Movies「トランス・ワールド」(ジャック・ヘラー/2011年)
森の中で道に迷い偶然同じ小屋に行き着いた男女3人。どんなに歩いても同じ小屋に戻ってきてしまう奇妙な世界。お互いの身の上を話すうちに奇妙な話の食い違いがあり、そこを突き詰めていくとある重要な事実が浮かび上がる……。[Movies - 洋画]

ホテルエルロワイヤル
Movies「ホテル・エルロワイヤル」(ドリュー・ゴダード/2018年)
カリフォルニア州とネバダ州の州境をまたいで立地するホテル・エルロワイヤル。このホテルにやってきた掃除機のセールスマン、黒人歌手、神父、若い女。これにフロントマンを加えた5人はそれぞれに大きな秘密を抱えており、そのため彼らの関係が交錯しはじめ運命の糸にからめとられていく。各人の背景を章立てして見せるのもうまい。[Movies - 洋画]

 
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
ハッピーデスデイ 2ユー
Movies「ハッピー・デス・デイ 2U 」(クリストファー・ランドン/2019年)
前作「ハッピー・デス・デイ」では端役でいい味をだしていたアジア系の学生(織田信成似)が準主役に抜擢! 今回はホラー風味は減りSFコメディに。前作のキャラクターを忘れないうちに続けて見るのがオススメ。[Movies - 洋画]

ハッピーデスデイ
Movies「ハッピー・デス・デイ」(クリストファー・ランドン/2017年)
利己的で嫌われ者の主人公ツリー。誕生日の夜、謎の人物に殺されるとその日の朝にループしている。1日を何度もループしながら真犯人をつきとめていくツリー。その中で彼女は他人を尊重することを学んでいくが、果たしてそれは彼女の命を救うことなるのか……。[Movies - 洋画]

イエメグリ
Books「いえめぐり」(ネルノダイスキ/2021年)
一軒目でもうハートわしづかみ。次々に現れる謎の家の奇景に胸躍る。不動産屋さんとお客さんの淡々とした会話もいい。愉快な内見体験。[Books - 漫画]

トミノノジゴク
Books「トミノの地獄」(丸尾末広/2014年)
丸尾ワールド全開。美麗かつ妖しきイメージの大氾濫。凄まじい眼福、そして脳に大御馳走。全4巻。[Books - 漫画]

イイワケ カントウゲイニンハナゼエムワンデカテナイノカ
Books「言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか」(塙宣之/2019年)
平成のM-1関連書の頂点が「マイク一本、一千万」なら令和はたぶんこれが決定版。ナイツ塙の高度な分析力に唸る。第六章の最後で涙腺決壊。M-1マニアが泣ける一冊。[Books - お笑い]

ギガタウン マンプズフ
Books「ギガタウン 漫符図譜」(こうの史代/2018年)
鳥獣戯画のキャラ達の愉快な日常4コマ+漫符事典。ものすごく可愛いけれど甘ったるくはない塩味キュート。もしもすずさんが戦争で右腕を失っていなければこの漫画を描いてくれんさったと思うのよ。[Books - 漫画]

エイガヒョウロンニュウモン
Books「映画評論・入門! (映画秘宝セレクション)」(モルモット吉田/2017年)
公開当時の批評を並べた「リアルタイム映画評論 REMIX」の項が特に面白かった。取り上げられている作品は「七人の侍」「ゴジラ」「世界残酷物語」「2001年宇宙の旅」「仁義なき戦い」「犬神家の一族」「太陽を盗んだ男」の7本。[Books - 映画]

ショウワノコヤク モウヒトツノニホンエイガシ
Books「「昭和」の子役 もうひとつの日本映画史」(樋口尚文/2017年)
かつて一世を風靡した有名な子役だった人々への興味深いインタビュー&昭和の子役列伝。分厚い本だがまだ読み足りない。続編希望。[Books - 映画]

サイタマサイキョウデンセツ
Books「埼玉最強伝説」(犬木加奈子/2015年)
東京都出身(でも足立)神奈川県育ち(でも相模原)十代半ばから二十代前半にかけて横浜市在住(でも港北)、そして家人は生粋の埼玉っ子というワタシにはツボにハマりまくり。声に出して読みたいナイスな台詞続出。[Books - 漫画]

ウィッチ
Movies「ウィッチ」(ロバート・エガース/2015年)
アメリカへの入植まもないニューイングランド。敬虔な清教徒の一家が厳格な宗教と迷信が混在する暮らしの中、“魔女”に翻弄されて崩壊するお話。イエスに語りかけるシーンとかヤギ小屋で怯えるシーンとか子役達の演技がとにかく巧い。[Movies - 洋画]

カスパーハウザーノナゾ
Movies「カスパー・ハウザーの謎」(ヴェルナー・ヘルツォーク/1974年)
19世紀ニュルンベルクの街角に忽然と現れた正体不明の男カスパー・ハウザーの生涯。ヴェルナー・ヘルツォーク監督。[Movies - 洋画]

26セイキセイネン
Movies「26世紀青年」(マイク・ジャッジ/2006年)
ごく平均的な米軍の司書が冷凍睡眠実験中の事故で目覚めたのは26世紀。国民の頭が著しく悪くなってしまった社会で彼は史上最高の天才として受け入れられるというコメディ。広告入りの服、巨大コストコ、スポーツドリンクの水道など、頭の悪い社会の描写が見事。
邦題がもったいない。原題は「Idiocracy」。[Movies - 洋画]

ソウゲンノジッケン
Movies「草原の実験」(アレクサンドル・コット/2014年)
見渡す限り地平線が広がる草原の一軒家に父と住む少女。父との生活、父の死、少女に恋を寄せる二人の少年など少女を中心とした人々の生活と美しい自然が一言の台詞もなく描かれていく。しかし最後まで見ないとこの映画の本当の意味はわからない。[Movies - 洋画]

 
Tc エンタテインメント
アイアンスカイ
Movies「アイアン・スカイ」(ティモ・ヴオレンソラ/2012年)
月の裏側に潜伏していたナチスが地球に侵攻! 陰謀論を実写化したダメ映画かと侮っていたが、実はナイスなコメディだった。もっと早く見ればよかった![Movies - 洋画]

ヒテイトコウテイ
Movies「否定と肯定」(ミック・ジャクソン/2016年)
ホロコースト否定派から名誉毀損の訴えを起こされた研究家が裁判を受けて立つ、実話に基づいた映画。ホロコーストを事実と証明するため自分や生存者の証言を主張する彼女と戦略上それを否定する弁護士。自分しか信じない彼女は弁護団と当初衝突するが……。[Movies - 洋画]

スリービルボード
Movies「スリー・ビルボード」(マーティン・マクドナー/2017年)
娘を殺された事件で地元警察を告発する看板を立てることで孤立していく主人公。孤立しながら奮闘努力し真犯人を暴く母親、というストーリーかと思えばさにあらず、実は事件が解決するかどうかは主題ではない。
この作品でフランシス・マクドーマンドは1996年の「ファーゴ」に続き2度目のアカデミー主演女優賞受賞(さらに2020年の「ノマドランド」で3度目の受賞!)。[Movies - 洋画]

 
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
アイトニクシミノデンセツ
Movies「愛と憎しみの伝説」(フランク・ペリー/1981年)
ハリウッドの伝説的スター、ジョーン・クロフォードの養女による暴露本を映画化。針金のハンガーでビシビシ! 斧でガシガシ! コワイヨー。[Movies - 洋画]

ナニガジェーンニタッタカ?
Movies「何がジェーンに起ったか?」(ロバート・アルドリッチ/1962年)
1930年代の大女優、ジョーン・クロフォードとベティ・デイヴィスの共演。ストーリーも恐ろしいが当時54歳なのに80超えの老婆にしか見えないベティ・デイヴィスが恐ろしい。[Movies - 洋画]

マザー
Movies「マザー!」(ダーレン・アロノフスキー/2017年)
クライマックスに達した詩人の家の混沌の描写が素晴らしい。ダーレン・アロノフスキー監督の想像力とイメージに圧倒される。[Movies - 洋画]

キョウフ
Movies「恐怖」(セス・ホルト/1961年)
面識のない女性と再婚した父のもとに向かう車椅子の女性。しかし家についてみると父は不在にしており、その夜から女性の身に恐ろしいできごとが次々におこる。
ラストで観客の解釈が根こそぎひっくり返される優れたプロット。[Movies - 洋画]

シケイダイノエレベーター
Movies「死刑台のエレベーター」(ルイ・マル/1958年)
登場する様々なアイテムが魅力的。円筒形のフリップ式時計、開き戸式のエレベーター、自動で屋根が開閉するコンバーチブル、ガルウィングのベンツ、フィルムを入れるとプリントしてくれるモーテルのポスト。[Movies - 洋画]

ゲットアウト
Movies「ゲット・アウト」(ジョーダン・ピール/2017年)
黒人男性が白人の彼女の実家を訪れる。彼女の家族は彼を歓迎してくれるが、そのうち彼女の家の黒人の使用人たちに違和感をおぼえ始め…くらいの前知識しかなく見たら思いがけない展開が。ジョーダン・ピール監督。[Movies - 洋画]

マザーハウス キョウフノシシャ
Movies「マザーハウス 恐怖の使者」(アレハンドロ・イダルゴ/2013年)
血まみれで失神していたら身に覚えがない殺人の犯人にされ逮捕されてしまった女性が主人公の不思議なホラー映画。子役達が可愛い。時間軸をいったりきたりの緻密な脚本に唸る。ダメダメな邦題を気にせずネタバレレビューを読まずに見るべし。[Movies - 洋画]

デッドゾーン
Movies「デッドゾーン」(デヴィッド・クローネンバーグ/1987年)
ホラーのスタイルだが描かれているのはひたすら悲しい話。常に曇天の空も、神経質そうなクリストファー・ウォーケンの表情も、テーマ曲も全てが悲しい。
スティーヴン・キング原作、デイヴィッド・クロネンバーグ監督。[Movies - 洋画]

エスケイプフロムトゥモロー
Movies「エスケイプ・フロム・トゥモロー」(ランディ・ムーア/2013年)
ディズニーランドに家族旅行中の父親が巻き込まれるダークでデタラメな幻想。エロいフランス少女の後をつけまわしたり、アトラクションの中に怖い顔が見えたり、エロい中年女性と関係をもったり、インターミッションがはさまったり。[Movies - 洋画]

ユージュアルネイバー
Movies「ユージュアル・ネイバー」(ジョン・マクノートン/2013年)
病弱で車椅子で過ごす少年、少年を周囲から隔離して異常なほど過保護に育てる母親、母親の育て方に戸惑いを感じつつ医師である母親に従わざるを得えない看護師の父親。隣に両親を失った少女が引越してきて……。[Movies - 洋画]

テガミハオボエテイル
Movies「手紙は憶えている」(アトム・エゴヤン/2015年)
クリストファー・プラマーとマーティン・ランドーが出演。体が不自由になった老人と認知症になりかかった老人が力を合わせアウシュビッツで殺された家族の仇をとりに行くが…。見終わって思わず唸った作品。[Movies - 洋画]

エンドオブトンネル
Movies「エンド・オブ・トンネル」(ロドリゴ・グランデ/2016年)
下半身が不自由、妻も娘も亡くし、老犬と失意の日々を送る男のもとに言葉を話さない娘を連れた借家人が押しかけてくる……。[Movies - 洋画]

グースバンプス モンスタートヒミツノショ
Movies「グースバンプス モンスターと秘密の書」(ロブ・レターマン/2016年)
海外の児童向けホラー小説シリーズ「グースバンプス」を映画化。田舎町に引っ越してきた高校生の主人公。偏屈な男性と娘が住む隣家に忍び込んだ彼は、棚に鍵をかけて収められている原稿を見て彼が「グースバンプス」の作者だと知る。うっかり原稿の鍵を開けたところ小説に登場する怪物が実体化し、町は「グースバンプス」の怪物だらけに…。
同シリーズを読んで育った若い層向けの映画だろうが、きちんとしたストーリー、はっきりしたキャラクター、心得た笑わせどころで楽しめた。男女二人組の“まぬけな警察官”が登場するが、今までになかった新しいまぬけ像を提示している。[Movies - 洋画]

グッドネイバー
Movies「グッド・ネイバー」(カスラ・ファラハニ/2016年)
悪ガキ二人組が隣に住む変わり者の老人に実験を仕掛ける。家中にカメラを仕込み、リモコンで窓が割れたりドアが開閉する超常現象的なドッキリで爺さんの反応をネットで発表するつもり。若者どもが大騒ぎするお下品なホラーコメディかと思いきや、意外や伏線回収も見事なちゃんとしたサスペンススリラー。[Movies - 洋画]

ラジュテ
Movies「ラ・ジュテ」(クリス・マルケル/1962年)
第三次世界大戦後。戦争前の少年時代空港で男が殺されるところを見た記憶にとらわれた男。この時代に、ロケットも宇宙人も、銀色の服を着た未来人も出てこない。また明るい未来でなく廃墟の中の未来像を描いた先見性。
1962年公開のフランス映画。[Movies - 洋画]

シトウノデンセツ
Movies「死闘の伝説」(木下恵介/1963年)
北海道の小さな村に東京から疎開してきた一家の長女岩下志麻が集落の会長の息子文太との縁談を断った事をきっかけに巻き起こる村の狂気。北海道を舞台に描かれる“田舎コワい映画”。荒ぶる浜村純。当時53歳男盛りの加藤嘉が鉄砲を撃ちまくる。娘の加賀まりこも負けじとぶっ放す。レア度高し。
1963年製作、木下恵介監督。[Movies - 邦画]

アナ
Movies「穴」(市川崑/1957年)
1957年製作。女性ルポライターが1か月間姿を隠す企画を雑誌社に持ち込む。話を聞いた銀行家が彼女を横領に利用しようとし…市川崑のモダンな味が存分に発揮されたコミカルかつスピード感のあるサスペンスコメディ。グラマーでキュートな主演の京マチ子の七変化が楽しい。“第億銀行”渋谷支店が物語の舞台なので当時の渋谷の風景も楽しめて二度お得。[Movies - 邦画]

サイレントランニング
Movies「サイレント・ランニング」(ダグラス・トランブル/1972年)
地球上から植物が絶滅した未来、地球外のドームで動植物を保存する計画に取り組む植物学者。
「2001年宇宙の旅」「未知との遭遇」の特撮担当ダグラス・トランブルの監督作品。[Movies - 洋画]

 
Nbcユニバーサル エンターテイメント
カエッテキタヒトラー
Movies「帰ってきたヒトラー」(デヴィッド・ヴェンド/2015年)
自殺したはずのヒトラーが目をさますとそこは2015年のドイツ。周囲は彼をコメディ芸人としか思わず、その「ものまね」の才能に着目したテレビ局が彼を大々的に登用、一躍人気者になる。[Movies - 洋画]

シリアルママ
Movies「シリアル・ママ」(ジョン・ウォーターズ/1994年)
一見上品な奥様実は下品な言葉を連発する連続殺人鬼をキャスリーン・ターナーが演じる。「主婦ならではの」きめ細かな視点で人を殺す殺す。トレイシー・ローズ やパトリシア・ハーストなどゲストも見どころ。[Movies - 洋画]

ザギフト
Movies「ザ・ギフト」(ジョエル・エドガートン/2015年)
夫の故郷近くに帰ってきた夫婦。街で会った夫の旧友を夕食に招くが、それから毎日贈り物が届くようになる。夫が快く思っていない様子から二人の間に高校時代何かがあったのではないかと感じた妻は独自に調査を始める……。[Movies - 洋画]

ハッピーボイスキラー
Movies「ハッピーボイス・キラー」(マルジャン・サトラピ/2014年)
幻聴で飼っている犬と猫の声が聴こえる男。主人公を取り巻く3人の同僚女性が三人三様にキュート。3人が共演する冷蔵庫のシーンの楽しさよ。服薬しないと妄想や幻聴が止むので孤独になるから寂しいという発想に唸る。陰惨でポップなブラック・コメディ。[Movies - 洋画]

ルーム
Movies「ルーム」(レニー・アブラハムソン/2015年)
17歳で誘拐されて納屋に閉じ込められ、納屋の中で出産した5歳の息子と暮らす女性。納屋が全世界だと信じる息子に真実を語り脱出を図るが……。[Movies - 洋画]

 
コロムビアミュージックエンタテインメント
カリウドノヨル
Movies「狩人の夜」(チャールズ・ロートン/1955年)
美しい風景の中で可愛い子どもと熱心すぎるキリスト教徒達が巻き起こすあれこれを描く“アメリカの田舎怖い映画”の一作。強奪した現金のありかを子供に託し死刑になった父。刑務所で彼と同房になったニセ牧師が残された彼の妻に取り入るが妻が現金のありかを知らないとみるや殺害、幼い兄妹の逃避行が始まる。女を憎むラブ&ヘイトのイケメンニセ牧師がとにかく恐ろしい。ちょっとおバカちゃんなルビーのキャラがリアル。[Movies - 洋画]

ゾンビスクール!
Movies「ゾンビスクール!」(ジョナサン・マイロット、キャリー・マーニオン/204年)
イライジャ・ウッド演じる作家ワナビーの教師が臨時教師として雇われたのはクソガキだらけの小学校。同僚たちも変わり者。そんな中汚染されたチキンナゲットを食った子供が突然ゾンビと化して教師を襲い始める![Movies - 洋画]

キョウフノホウシュウ
Movies「恐怖の報酬」(アンリ=ジョルジュ・クルーゾー/1953年)
ベネズエラの油田で発生した火災を消すために、大量のニトロ・グリセリンをトラックで運ぶ食い詰めた4人の男。我々の世代に「ニトロは怖い」という基礎知識を植え付けるもとになったのはおそらくこの作品ではないか。
シャンソン歌手として知られるイヴ・モンタン主演の1953年版。[Movies - 洋画]

ピクニックアットハンギングロック
Movies「ピクニック at ハンギング・ロック」(ピーター・ウィアー/1975年)
女学校のピクニックで生徒3人、教師1人が行方不明となり…ヴィクトリア朝の女子寄宿舎とオーストラリアの奇景の中で描かれる不思議な事件。伏線のようで伏線ではないエピソードが積み重ねられ、そして謎は謎のままに。[Movies - 洋画]

ボウケンシャタチ
Movies「冒険者たち」(ロベール・アンリコ/1967年)
それぞれが夢破れて失意の3人が一攫千金を夢見て海に沈んでいるという財宝を探しに船出するが……。
日本人のキョウバシ氏と日本料理店が出てくる。物語最後の舞台になる要塞島フォール・ボワヤールがステキ。アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ主演。[Movies - 洋画]

2000ニンノキョウジン
Movies「2000人の狂人」(ハーシェル・ゴードン・ルイス/1964年)
南部の人口2000人の町に迷い込んだ北部の男女6人。町は「記念祭」の真っ最中で6人は主賓として迎えられる。ところがこの記念祭、南北戦争中に町が北軍に皆殺しにされてから100年目を記念するもので……。[Movies - 洋画]

アクマノイケニエ
Movies「悪魔のいけにえ」(トビー・フーパー/1974年)
恐怖を感じる間すらなく殺されていくスピード感。レザーフェイス一家の際立ったキャラクター。他のホラーのような無軌道で奔放な若者でなく普通の若者が理由もなく殺されていくのがクール。画面から伝わってくる蒸し暑さと不快なBGMが最高な“怖い南部”映画の決定版。[Movies - 洋画]

キャビン
Movies「キャビン」(ドリュー・ゴダード/2011年)
5人の若者が夏休みに山小屋にキャンプに行くとそこに化物が襲いかかり…というホラー定番の進行。だがその背後にはもう一つの大きな設定があることがこの映画を全く普通のホラーでない唯一無二のものにしている。
アレやアレも出てくる妖怪大戦争の如きクライマックスに血がたぎる。そして最後に出てきたあの大女優に驚愕。またお前か![Movies - 洋画]

ファイナルガールズ サンゲキノシナリオ
Movies「ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ」(トッド・ストラウス=シュルソン/2015年)
主人公が亡き母が出演するホラー映画を見に行くが、映画館が火事になりスクリーンの裏側へ逃げ込むとそこは映画の中、彼女は若き母と出会う……。ホラーの形をとっているが主題は母娘の愛の物語。[Movies - 洋画]

マネカレザルキャク
Movies「招かれざる客」(スタンリー・クレイマー/1967年)
ご存知異人種間恋愛が巻き起こす騒動を描いた映画だが、日本が憧れていた時代の60年代アメリカ全開の音楽と空港が描かれるオープニングシーンにすっかりやられた。[Movies - 洋画]

 
ソニーピクチャーズエンタテインメント
マシニスト
Movies「マシニスト」(ブラッド・アンダーソン/2004年)
延々と悪い夢のようなシーンが続く。ラストに至って様々な謎が氷解するように緻密に作りこまれている。[Movies - 洋画]

ゼロノミライ
Movies「ゼロの未来」(テリー・ギリアム/2013年)
とにかく未来の風景と仮想現実の浜辺が美しい。ギリアムグリーンの効いた映像美に痺れる。ポップで暗鬱な世界観が最高。わからないけどわかる。腑に落ちないけど痛快。[Movies - 洋画]

マンハッタンムシュク
Movies「マンハッタン無宿」(ドン・シーゲル/1968年)
北部から南部へ走っていった「イージー・ライダー」の二人は南部で酷い目にあい、南部から北部へ飛んできた「マンハッタン無宿」の保安官補は北部で酷い目にあう。巨乳の奥さんとイチャイチャしたり可愛い女の子をハメようとしてハメられたりツンデレ心理学者に惚れられたり。
イーストウッド演じるアリゾナの保安官がニューヨークで大暴れ。女性心理学者も奔放なヒッピー娘も男臭い主人公の魅力にやられ…という設定は今見るとちょっと滑稽。[Movies - 洋画]

 
Nbcユニバーサル エンターテイメント
ゾンビーバー
Movies「ゾンビーバー」(ジョーダン・ルービン/2014年)
タイトルからお察しのとおり汚染物質に犯されたビーバーが奔放なバカンスを楽しむ若者を襲う! そして襲われた人間は次々に……。戦慄のラストとステキなエンディングテーマ。正統派お笑いホラー。[Movies - 洋画]

ゾンビマックス イカリノデスゾンビ
Movies「ゾンビマックス! 怒りのデス・ゾンビ」(キア・ローチ=ターナー/2021年)
パロディ満載のスプラッターコメディ的なモノだと思って見たらこれがなかなかちゃんとしたゾンビ映画。友情あり兄妹愛ありマッドサイエンティストあり新エネルギーあり血みどろ描写もガッツリ。伏線の張り方も回収も見事。[Movies - 洋画]

スティーラーズ
Movies「スティーラーズ」(ウェイン・クラマー/2013年)
2013年。南部の小さな町を舞台に、頭の悪い強盗一味、無一文のプレスリーのものまね芸人、誘拐し女性牧場をつくる牧場主、町を二分する二件の床屋の対立などを描く。[Movies - 洋画]

ヘイタイヤクザ
Movies「兵隊やくざ」(増村保造/1965年)
勝新は幼児性すら残したコロコロ太った初年兵という愛すべきキャラクター、田村高廣演じる厭世的な軍人と妙に馬が合い……。田村高廣が勝新を溺愛しているのが可笑しい。甘やかすにも程がある。一人の娼婦を仲良く共有した挙句「黙って俺についてこい」「よし俺もお前と別れたくないんだ」ときたもんだ。
脂の乗り切った勝新の若々しくキレの良い演技が痛快。増村保造監督らしい軽快なテンポとカット割りの妙を楽しもう。[Movies - 邦画]

シロイハダノイジョウナヨル
Movies「白い肌の異常な夜」(ドン・シーゲル/1971年)
南北戦争で逃亡中の北軍兵士が女の園に匿われて女達を手玉にとり操ろうとしたら大失敗の巻。エロいタイトル、エロい筋書き、エロいイーストウッド(にもかかわらずエロ成分はごくわずか)。見る者の集中力を途切らせない105分、過不足ない脚本とドン・シーゲル監督の演出に唸る。[Movies - 洋画]

ワールズエンド ヨッパライガセカイヲスクウ
Movies「ワールズ・エンド/酔っぱらいが世界を救う!」(エドガー・ライト/2013年)
学生時代途中で挫折した12軒のパブのはしごに再挑戦するため20年後に故郷に集まった5人の男、目指すは12件目のパブ、ワールズエンド。男子の友情を描くズッコケ青春モノかと思ったら過ぎ去った青春を懐かしむ男たちの再会を描く映画で、このまま何も起こらないのかと思ったらあんなことやらこんなことやらになって終了。とてもヘンテコなイギリスコメディ。アクションの撮り方が凄い。[Movies - 洋画]

レッドステイト
Movies「レッド・ステイト」(ケヴィン・スミス/2011年)
我々東京福袋大好物の“アメリカ南部怖い”映画。
田舎のスケベな男子高校生3人組が狂信的な宗教の信者達に捕まってアラ大変!というコメディホラー的なお話だと思って見たら予想外にシリアスな展開。捕らえられた男を前に牧師の説教に耳を傾ける善男善女が不気味だし、のどかなC&Wの調べがまた怖い。[Movies - 洋画]

ゾンビランド
Movies「ゾンビランド」(ルーベン・フライシャー/2009年)
全く期待せずに見たら予想外にちゃんとしたゾンビ映画でちゃんとしたロードムービーでちゃんとしたバディムービーだった。内臓を喰らうゾンビ描写があるのもよし。ゾンビが大丈夫な方にはオススメ。[Movies - 洋画]

ラバー
Movies「RUBBER ラバー」(カンタン・デュピュー/2010年)
念力で人を殺していくタイヤとそれを双眼鏡で見る観客たちを描くコメディ。「もしもタランティーノがモンティパイソンにオマージュを捧げたら」的な珍作。冒頭この映画の出来事には意味がないことが解説され、深読みやシュールという解釈を拒否しているので、次々と起こる奇妙な出来事をただ楽しんでいける。[Movies - 洋画]

ヒコウショウジョヨーコ
Movies「非行少女ヨーコ」(降旗康男/1966年)
フリージャズとハイミナールとヨーロッパへの憧れと。あれだけ暴れて最後はハッピーエンドって……。変な映画だけど当時の不良少年少女の風俗が描かれていて興味深い。石橋蓮司演ずるゲイのメイクアップアーティストが斬新。1960年代にもうこういう役柄が映画に登場していたとは。主人公ヨーコは緑魔子。
ジャズ喫茶で「スリク」をきめていた彼らは今どうしているのか。高齢者には戦争体験ばかりでなく当時の不良体験を聞きたい。[Movies - 邦画]

ユメデアイマショ
Movies「夢で逢いましょ」(佐伯幸三/1962年)
ナベプロと渡辺美佐をモデルとした芸道物。
60年代ファッションが可愛い。クレイジーキャッツがお揃いの横縞Tシャツ姿で登場。ハナ肇までジーンズを履いていて驚いた。主人公の中尾ミエの故郷の友人役の大原麗子がキュート。踊るスマイリー小原を見て大満足。ザ・ピーナッツ、梓みちよ、田辺靖雄、木ノ実ナナ、鹿内タカシ、水原弘…と当時のナベプロ所属のタレントがズラリ。若き日の宮川泰センセイも出てくるよ![Movies - 邦画]

トータルリコール
Movies「トータル・リコール」(レン・ワイズマン/2012年)
フィリップ・K・ディックの短編小説を映画化したシュワルツェネッガー主演の同名作品のリメイク版。とにかく「フォール」の発想とその表現にハートわしづかみ。最高。シュワ版で印象的だったあのおばさんも出てきて嬉しい。
軽作業の工場と自宅とパブにしか行かない生活で「いやなんでオレこんなにムキムキなの?」とか気づけよ主人公。それにしても今度の鬼嫁もつええ![Movies - 洋画]

 
ソニーピクチャーズエンタテインメント
ロンドンゾンビキコウ
Movies「ロンドンゾンビ紀行」(マティアス・ハーネー/2012年)
原題「Cockneys vs Zombies」。思った通りお下品でステキな軽い映画。ゾンビいっぱい出てくる。佃煮にするくらい出てくる。ゾンビ歩くの遅い。足の不自由なじいちゃんでも逃げられる。回想シーンの入れ方がオシャレ。「ゴールドフィンガー」のプッシー・ガロアが出てるよ![Movies - 洋画]

コウヤノガンマン
Movies「荒野のガンマン」(サム・ペキンパー/1961年)
ペキンパーのデビュー作だが暴力描写もなくスリルやサスペンスもなく淡々とした映画。銀行強盗をする目的が「先住民を奴隷として金で買ってマイ軍隊を結成し国を作りたい」という軍隊狂の爺のキャラ設定が斬新だった。主人公は手が不自由で一度も弾を命中させられないというのも斬新。運んでいる遺体の腐敗状況が気になって気になって。[Movies - 洋画]

ヒボタンバクト
Movies「緋牡丹博徒」(山下耕作/1968年)
藤純子の美しさをただひたすらに堪能する映画。不死身の富士松役の待田京介が男前過ぎる。特別出演の健さんよりずっと素敵。憎々しい悪役が多い山本麟一がまさかの胸を打たれる忠実な子分っぷり。そして回想シーンのお竜さんが可愛らしくて涙々。[Movies - 邦画]

プリシラ
Movies「プリシラ」(ステファン・エリオット/1994年)
Graceとしか言いようのないテレンス・スタンプが素晴らしい。さすがアカデミー賞衣装デザイン受賞作、どの衣装も素敵すぎる。ご機嫌な70年代ディスコサウンドを口パクで華麗に唄い踊る3人の女王様に永遠に栄光あれ![Movies - 洋画]

ブラジルカラキタショウネン
Movies「ブラジルから来た少年」(フランクリン・J・シャフナー/1978年)
あの! いつも清潔な二枚目グレゴリー・ペックがマッドサイエンティストをまさかの怪演。名優サー・ローレンス・オリビエの堂々たる演技も光る。いつも思うことだけど情報量の多い映像は面白いとまた実感。どうでもいいけどブラジルから来た少年役の坊やがダンディ坂野に似ているのが気になった。[Movies - 洋画]

 
コロムビアミュージックエンタテインメント
オズ ハジマリノタタカイ
Movies「オズ はじまりの戦い」(サム・ライミ/2013年)
たいして期待しないで見てみたらこれが予想以上の傑作。ジュディ・ガーランドの「オズの魔法使」の世界観を見事に踏襲した上でサム・ライミの味もしっかり出ていてとても面白かった。堅くて柔らかくて脆くて強靭な陶器の少女のキャラクタ作りの素晴らしさに感動。そして西の魔女セオドラを演じたミラ・キュニス最高![Movies - 洋画]

 
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
カレブラン
Movies「カレ・ブラン」(ジャン=バティスト・レオネッティ /2011年)
台詞で一切説明をせずストーリーが進んでいく。精肉工場。市民の妊娠・出産を管理する世界。運命を分ける実験。詳しい事情はわからねどおおよその見当はつく。階級社会を描く時登場しがちな「邪悪な支配階級のトップ」が出てこない。登場人物は皆お互いの関係性の中で制度の中に縛られている
説明を極力排しているところに好感。映画は画面で語らなきゃ。フランス、ルクセンブルグ、スイス、ベルギー、ロシア合作映画。[Movies - 洋画]

ドウカシテルゼ
Movies「道化死てるぜ!」(コナー・マクマホン /2012年)
あら珍しや、アイルランドの青春スプラッタバカコメディ。子どもたちにバカにされたあげく不運な事故で死んだピエロが6年後、彼らが高校生になったときに蘇って復讐を……。復讐のギミックがいちいち出来が良い。ただし復讐する者にも阻止する者にも誰にも正義はなく、復讐された者は運が悪いとしか言いようがない。
それにしても「道化死どうかしてるぜ!」という邦題こそがどうかしてると思う。そのツッコミ待ちでつけたタイトルなんだろうけど、この邦題で見るのをやめてしまう人もいるんじゃなかろうか。なかなかの血みどろバカコメディなのにもったいない。[Movies - 洋画]

パシフィックリム
Movies「パシフィック・リム」(ギレルモ・デル・トロ/2013年)
“日本のSFアニメマニアが作った「キル・ビル」”といった趣。好きなモノを全部詰め込んだ感じ。コネクトシーンに興奮、戦闘シーンに興奮。さすがデルトロ、絵が分厚い。菊地凛子は純度100%のアニメ少女。あのキャラとかあのキャラに似ているよね。そうか、だから苗字が森なのか。ロン・パールマン予想通りのナイスな登場。[Movies - 洋画]

ホドロフスキーノサイコマジックストーリー
Movies「ホドロフスキーのサイコマジック・ストーリー」(ギウリア・ブラザール /2012年)
アレハンドロ・ホドロフスキー原作のサスペンス。監督はホドロフスキーじゃない人。
隙のない映像美。冷たく研ぎすまされたシックな都会のマンションと豊かな自然に囲まれたのどかな田舎の家。サディスティックで頼りないダメ男に惚れ抜く主人公の奇妙でゴージャスな美しさ。男がもたらした悲劇的な幕切れは、私はハッピーエンドだと思った。[Movies - 洋画]

ヒバリヒメハツユメドウチュウ
Movies「ひばり姫初夢道中」(大曾根辰夫/1952年)
美空ひばり演じるひばり姫は家老の悪巧みに気づき殿様に命がけで注進したが信じてもらえず、反家老派の家来達が謀反の罪で大勢殺される大惨事。あれやこれやあって結局はハッピーエンドだけど犬死にした家来達は帰らない。
小柄なひばりが七変化で大活躍の楽しいザ・ひばりショー。歌もたっぷり、独特のファルセットが冴える。[Movies - 邦画]

パットンダイセンシャグンダン
Movies「パットン大戦車軍団」(フランクリン・J・シャフナー /1970年)
冒頭の巨大な星条旗の前の演説シーンの映像が素晴らしい。戦争が大好きで暴言を吐きまくる横暴な将軍だがどこか憎めないオヤジをジョージ・C・スコットが好演。側近のイケメンの苦労がしのばれる。戦場のシーンは大迫力。ジェリー・ゴールドスミスの勇壮な音楽も良い。ブルテリアの愛犬ウィリーがとても可愛いよ。[Movies - 洋画]

 
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
トゥモローワールド
Movies「トゥモロー・ワールド」(アルフォンソ・キュアロン/2006年)
凄いものを見た。感情を全部持っていかれた。リアルなディストピア。隅々にまで神経の行き届いた傑作。
牛舎でキーが体を見せるシーン。「処女よ」と冗談を言うシーン。誰の助けも得ずにセオ一人で作業した収容所の一室のシーン。そして反政府組織の名が「FISH」。これは近未来のキリストの物語なのだと思った。キー達が出ていく時に二人の兵士が十字を切ったのも印象深い。[Movies - 洋画]

アイタクテアイタクテ
Movies「逢いたくて逢いたくて」(江崎実生/1966年)
エレキバンド、ボウリング、グラタン、シャワー、泡風呂等、60年代の少女達が憧れるアイテムをぎっしり盛り込み、園まりが二役を演じるバックステージもののアイドル映画。大学生役のまだ丸々としていた頃の梶芽衣子様が大変可愛い。
園まり、伊東ゆかり、中尾ミエのスパーク3人娘が顔を揃える。昔の映画で見るたび思うんだけど、若い頃の中尾ミエのカッコよさは尋常じゃないよね。[Movies - 邦画]

ホラフキタイコウキ
Movies「ホラ吹き太閤記」(古澤憲吾/1964年)
ハイーッと要領よく働いてブワーッと出世する木下藤吉郎を植木等がテンション高く演じる一作。何度見ても楽しい。
登場人物が皆気持ちの良い男ばかり。特に藤吉郎と友情を結ぶ前田利家(藤木悠)がいい。ハナ肇の信長、谷啓の家康もハマり役。
クレージーファンにも秀吉ファンにもオススメしたい一作。[Movies - 邦画]

セイサクノツマ
Movies「清作の妻」(増村保造/1965年)
少女の頃に殿山泰司に妾として売られた女。老人の玩具にされていた女を蔑み美しさを憎む村の女達の嫌な感じ、村の男達が女を殴ったり蹴ったりするだけでなく着物の裾を開いて強姦まがいの狼藉を働く壮絶なシーンがリアル。
画面から溢れ出る若尾文子の圧倒的な美。増村×若尾にハズレなし。[Movies - 邦画]

ビャクフジンノヨウレン
Movies「白夫人の妖恋」(豊田四郎/1956年)
宋時代の中国の風景、緑がかった色調や街並みや店のセットが美しい。
妖艶な山口淑子と可憐な八千草薫。いずれも眼福。世界中の人にこの映画を見せて白娘&小青に萌えさせたい。途中で消えた小青が気になるけど、彼女は賢い子なのできっと別の雇い主を探して元気に暮らしていることだろう。フニャフニャやさ男の池部良が最後の最後まで情けなくて泣ける。[Movies - 邦画]

タイヨウノハカバ
Movies「太陽の墓場」(大島渚/1960年)
黒澤組と大島組の名優怪優達に囲まれ、大島渚のタイトな演出の元でのびのびとシャープな演技を見せる津川雅彦が笑っちゃう程の美青年。まさに白皙の貴公子。
怪しい関西弁でふわふわと喋る幼な顔のイケメン佐々木功も良い味。色っぽい北林谷栄というレアキャラも見られてお得な一作。
汗、垢、血、泥、塵芥の悪臭。大阪の“リアル昭和30年代の凄み”を伝える映像。そして今では到底再現できない俳優陣のリアリティ。[Movies - 邦画]

トッカン
Movies「吶喊」(岡本喜八/1975年)
スピーディな展開、シャープな撮影、見事な編集、謎の坂本九。
泉谷しげると品川祐を足して二で割ったような顏の伊藤敏孝が大好演。戦に飛び込む動機が「オモシレー」なのが面白い。
女郎のテル役の千波恵美子がとても可愛い。冒頭にちょろっと出る土方歳三役の仲代達矢は仲代史上最高にイケメン。[Movies - 邦画]

イダイナルシュララボン
Movies「偉大なる、しゅららぼん」(水落豊/2014年)
万城目学原作映画というと、鹿男◯、ホルモー×、トヨトミ×ときて、今回は◎。
濱田岳と笹野高史の風貌よし演技力よし、全て台詞で説明してしまうありがちな安い演出ではなく映像で見せているのもよし、俳優達に無駄にコミカルな演技をさせていないのも気持ちが良い。[Movies - 邦画]

マダムインニューヨーク
Movies「マダム・イン・ニューヨーク」(ガウリ・シンデー/2012年)
華やかなサリーを身にまとった抜群に美しいインド美人が姪の結婚式を手伝う為に渡米、一念発起して通った英会話学校の外国人達との友情と口説きまくるフランス男のおかげで女性としての誇りや家庭内での尊厳を取り戻すという何とも気持ちの良い作品。着地点もいい塩梅。インド映画だからもちろん踊るよ!
えーっ、主演のシュリデヴィって1963年生まれなの? 「マダム・イン・ニューヨーク」は2年前の製作だから当時48歳って、妖怪か! インドの八千草薫か! なんだあの瑞々しい美貌は! インドおそるべし!
※シュリデヴィさんは2018年に逝去。心よりご冥福をお祈りします。[Movies - 洋画]

チトスナ
Movies「血と砂」(岡本喜八/1965年)
椿三四郎の如き三船敏郎が若侍ならぬ軍楽隊の新兵達とクセモノ古参兵を率いて最前線へ。
悲壮感漂う戦地で交わされる友情や人情、しかし湿気ゼロ笑いアリのカラリとした痛快作。ハリウッドでリメイク希望。
飄々とした伊藤雄之助と威勢の良い佐藤允が良い味。[Movies - 邦画]

チマミレギャングママ
Movies「血まみれギャングママ」(ロジャー・コーマン/1970年)
父と兄から性的虐待を受けて育った信心深い少女が「言いなりになる息子が欲しい」と願って結婚したら4人の息子を得て望み通りマザコンに育て上げ強盗殺人を繰り返した挙句警察との激しい銃撃戦になるという壮絶なクズストーリー。実在の女性、ケイト・バーカーがモデル。
ママを演じたシェリー・ウィンタースが巧い。「タクシー・ドライバー」出演前のデニーロが三男を演じている。[Movies - 洋画]

モーガンブラザーズ
Movies「モーガン・ブラザーズ」(コリン・ケアンズ、キャメロン・ケアンズ/2012年)
わかりやすくドジで気の弱いモーガン弟のおかげで割と早い段階で結末は見えてしまうのだが、巧みな伏線&血みどろ描写もたっぷりの下品さが楽しいオーストラリア産ホラーコメディ。
ロビン・ウィリアムズを干したような顔をした弟も無骨な兄貴のルックスもいい。犬のメグレが可愛いよ。[Movies - 洋画]

クルベキセカイ
Movies「来るべき世界」(ウィリアム・キャメロン・メンジース/1936年)
1940年から2036年までを描く大河SF映画。
1940年のクリスマスの開戦はほぼそのまま現実の第二次世界大戦を予言する形。だが戦争は1970年まで続く。次第に現実から乖離していく感覚が面白い。戦争が30年以上続く世界を描く前半は少々ダレるが、その後平和ガスなる武器で世界がひとつになり発展をとげて人類が初めて宇宙飛行を行う後半の建物やメカニックのデザインが見事。
昭和11年にこんな斬新な映画を作っていたとは大英帝国おそるべし。[Movies - 洋画]

ゲンバクノコ
Movies「原爆の子」(新藤兼人/1952年)
錚々たる名優達の緻密な演技が可憐な乙羽信子を盛り立てる。乙羽の優しい広島弁が耳に心地よい。子役達も皆巧いし可愛い。
重く悲しいテーマを描いた作品だが、新藤監督の子供達に対するあたたかい視線に心をつかまれた。衣服が破れ焼け爛れた乳房を晒す女性達の姿のインパクトは忘れがたい。[Movies - 邦画]

チャッピー
Movies「チャッピー」(ニール・ブロムカンプ/2015年)
ストーリーの面白さ、ロボットの愛らしさ、そしてブロムカンプ監督独特の映像美に唸る。廃墟も研究所もぬかるんだ地面も曇り空も美しい。観客が見たいモノにカチっとピントを合わせて見せる技術。ハヤりの白茶けた映像処理でごまかすオシャレムービー監督は正座して見るべき。
そしてクセの強い映画にクセの強い役で頻繁に登場するシガニー・ウィーバー。上司にしたくない女優ナンバーワン。[Movies - 洋画]

オーシャントジュウイチニンノナカマ
Movies「オーシャンと十一人の仲間」(ルイス・マイルストン/1960年)
ラスベガスを舞台に戦友達がチームを組んで繰り広げるコメディタッチのギャング映画(11人は軍隊時代の仲間なので行動を共にする理由が明確。「オーシャンズ11」にその点が欠けていた!)。
ソール・バスのオープニングアニメーションがカッコいい。サミー・デイヴィスJr.が唄う「E-O-イレブン」がカッコいい。オーシャン達のスーツ姿がカッコいい。元空挺隊の戦友が集まって一儲けを企む設定がカッコいい。とにかくカッコいいずくめの痛快作。[Movies - 洋画]

ナイトオブザリビングデッド
Movies「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」(ジョージ・A・ロメロ/1968年)
ロメロ監督のゾンビ映画第一作。
登場人物の人物設定がリアル。清廉潔白なヒーローや完璧な悪人は出てこない。正義感の強いベンは強引過ぎて結局彼のせいで篭城していた人達全員不幸になった感あり。バーバラがヒロインかと思ったら最後まで何の役にも立たないのも斬新。親子、兄妹のショックシーンがまた巧い。クールなラストに唸る。[Movies - 洋画]

エリジウム
Movies「エリジウム」(ニール・ブロムカンプ/2013年)
カンプ監督の前作「第9地区」同様貧しい地域の描き方が凄い。そしてメカやロボの造形美。桜らしき花びら舞い散る中、日本刀を振り回すシーンに監督の日本愛を見た。
ジョディ・フォスターの冷酷な政治家っぷりもいい。もしや彼女は「羊たちの沈黙」のクラリスの未来像?(でも主人公と絡むことなく呆気なく退場したのは残念!)[Movies - 洋画]

 
ソニーピクチャーズエンタテインメント
スコットピルグリムバーサスジャアクナモトカレグンダン
Movies「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」(エドガー・ライト/2010年)
タイトルからは想像しにくいけど、アニメやテレビゲームの要素満載。っていうかそればっかりの楽しい映画。イキのいい若手俳優達が大集合。
もしも押切蓮介の「ハイスコアガール」を実写化することになったら、是非この監督にお願いしたい。
ラスボスとの戦いの場はもしや「キル・ビル」の青葉屋のシーンへのオマージュ?[Movies - 洋画]

フシンノトキ
Movies「不信のとき」(今井正/1968年)
若尾文子&岡田茉莉子というゴージャスな美女二人に田宮二郎が翻弄される艶笑ミステリー。
「女は強くて怖い、男は狡くて情けない」という有吉作品によく登場するモチーフ。冨田勲の音楽も加賀まりこの不良娘もサラっとした終わり方もオシャレ。[Movies - 邦画]

コヅレオオカミ コヲカシウデガシツカマツル
Movies「子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる」(三隅研次/1972年)
小池一雄、小島剛夕のコンビによる「漫画アクション」連載中の人気劇画の映画化。脚本も小池一夫が担当している。
若山富三郎御大の殺陣目当てに鑑賞。動きが俊敏、刀さばきがとにかく速い。トミー御大がハラリと着物を脱いで悪役達に凝視されつつ濡れ場を行うサービスシーンあり。
大五郎の寝顔がとても可愛い。悪役が皆凄い顔で楽しい。そして伊藤雄之助はいつどこで見ても魅力的。[Movies - 邦画]

ブラックスワン
Movies「ブラック・スワン」(ダーレン・アロノフスキー/2010年)
関節を曲げる音、背中の引っ掻き傷、指のささくれ、深爪、鏡、鳥の羽、曲がる脚。次々と現れる神経に障るモチーフが見事。“宿題”中に部屋の隅で寝ている母を発見するのはまさに悪夢だ。回転するニナ(ナタリー・ポートマン)をとらえるカメラワークが素晴らしい。
ニナのライバル、リリー(ミラ・クニス)は好みの顔。大きな瞳がキュート![Movies - 洋画]

 
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
シセイ
Movies「刺青」(増村保造/1966年)
ドロリと濃くて甘いネクターみたいな作品。大店のお嬢さん役の若尾文子のスーパービッチ娘っぷりが最高。
刺青を彫られるシーンより、船宿に隠れているくだりや芸者になってからが素晴らしい。ノーヌード、露出は背中とお腹だけながらエロさ大爆発。太い声とぶっきら棒な語尾がまたエロい。文子に惚れる傲慢な旗本の佐藤慶もいい。
原作は谷崎潤一郎の同名の短編小説。[Movies - 邦画]

トクガワイレズミシ セメジゴク
Movies「徳川いれずみ師 責め地獄」(石井輝男/1969年)
あれよあれよで話が進む。そして、ズバッ、ガッパー!で終了。
おっぱいがいっぱい。いれずみもいっぱい。オカズを詰め込み過ぎて蓋がしまらないエロの幕の内弁当的な愉快な映画。由利徹と大泉滉が予想外な役で登場。R-18指定。[Movies - 邦画]

オニノウタ
Movies「鬼の詩」(村野鐵太郎/1975年)
明治末期の大阪の寄席で活躍した噺家桂馬喬を主人公に、芸人の芸に対する執念と壮絶な生涯を描く。馬喬のモデルは二代目桂米喬。原作は藤本義一の同名小説。
照明とか演者の視線の捉え方とか桂福団治のかすれた声とか露の五郎の笑顔とか楽屋での噺家の様子とかドキュメンタリータッチというのか「NNNドキュメント」風というのか、とにかくひたすら重苦しくて怖い。でも怖いけど面白い。
桂馬喬役の主演の桂福団治の鬼気迫る演技と、ライバルの桂露久を演じる露の五郎の余裕しゃくしゃくの笑顔のギャップの見事さ。馬喬の妻に扮した片桐夕子がとても可愛い。[Movies - 邦画]

ヒョウゲモノ 25
Books「へうげもの (25)」(山田芳裕/2018年)
戦国武将古田織部が主人公の漫画「へうげもの」ついに完結。
史実をなぞりながらも独自の解釈をザバザバ入れて盛り上げそして余韻あるエンディング。永遠に残る戦国ものの大傑作。[Books - 漫画]

ゴシキノフネ
Books「五色の舟」(近藤ようこ/2014年)
繊細だけど骨太、切なくて甘やか、美しく幻想的で上品なユーモアをまとった作品。まるであの舟に一緒に乗ったような心持ちですいすいと物語の世界の中に引き込まれる。[Books - 漫画]

オールド
Movies「オールド」(M・ナイト・シャマラン/2021年)
急速に肉体に変化を及ぼすビーチから出られなくなる数組の家族。理由もわからないまま次々と奇怪な出来事が続く不穏なシークエンスにしびれる。[Movies - 洋画]