テレビをこじらせた東京福袋が書いたノンキなテレビコラム集。

歌舞伎の感想文「女殺油地獄」(1984)

行燈

歌舞伎の短い感想文

「女殺油地獄」1984年(衛星劇場)。
四十歳になったばかりの孝夫が入魂の演技を見せる麗しき不良青年。対する芝翫の可愛い良妻賢母。油まみれの二人がもつれあうシーンの暗闇の美しさに鳥肌が立つ。古風で可憐な芝翫と正統派だが現代的な孝夫の相性抜群。
立役の橋之助が芸者小菊、女形の孝太郎が小姓頭という配役が新鮮。【み】